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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

都知事選が及ぼした保守系言論界への影響

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そろそろソチ五輪も終盤ですが、私はウインタースポーツにはさほど馴染みもありませ
んので、冬の五輪はあまり熱中して見る傾向にありません。
ですから敢えてここで取り上げる事もありません。

都知事選につきましては、もうあれから二週間近く経ちますが今頃になってチャンネル
水島社長を始めとして倉山氏やその他の人々から様々な声が上がっています。

討論・暴論・強硬論 「すべてを激白する!都知事選と保守論壇の行方 」
第3回 倉山満 上念司 かしわもち 「くたばれ××××××」

http://www.youtube.com/watch?v=5h5FHHhgBqM


【直言極言】都知事選の結果における絶望と希望[桜H26/2/21]
http://www.youtube.com/watch?v=VssHZqTw53s

【ニコニコ動画】【直言極言】都知事選の結果における絶望と希望[桜H26/2/21]

【草莽崛起】舛添都知事の発言に見る「戦後レジーム」の根深さ[桜H26/2/20]
http://www.youtube.com/watch?v=S5T3mY_Grss
【ニコニコ動画】【草莽崛起】舛添都知事の発言に見る「戦後レジーム」の根深さ[桜H26/2/20]

まあ外野から見ている分には、結構興味深く観察させてもらっていますw


私自身も、都知事選の前後の頃に以下のように記事を書き続けてきました。

来月の都知事選についての所感(2014/01/09)
田母神さんの都知事選は、水島社長との関係がキーポイントになる(2014/01/12)
都知事選、始まる前からオワタ(2014/01/14)
もう既に諦めの境地にある都民の独り言(2014/01/18)
「戦略が無い」と言うよりも「一体何がやりたかったのか?」が分からない(2014/02/11)
シンパでもないのに、なんでチャンネル桜の選挙を手伝わんとアカンの?(2014/02/14)


倉山氏の言っている事は(選挙や政治の細かなテクニカル面を除けば)概ね私が主張
していた部分と重なっている面も多い。
だからと言って、倉山氏の乱暴な言説を全面的に支持する訳でもないのですが。

要するにこの問題はチャンネル桜、と言うか、その代表である
水島社長の人間性の問題
これに尽きる訳です。私も上記の都知事選前後の記事で散々指摘してきました通り。


水島社長もかなり追い込まれていると思いますよ、私は。
まあ同情する気は毛頭ありませんし、社長も精神的には、この状況を苦にするような
人間でもないと思ってますが(と言うか「自分の負けを認める」とか、「自分の事を反省
する
」という性格には程遠い人間のはずですからw)。

社長としては、やはり
『私は間違っていない!
 大衆(都民、国民)まだまだ愚かなのだ!』

という結論に落ち着いたようだ。

この結論についても、私は前もって選挙戦の当初から指摘していた事である。
『やっぱりそういう結論に落ち着いたか』と、ただそれだけの感想しか湧いてこない。


水島社長にとっての不幸は、私が2月14日に書いた記事でも指摘した通り、選挙と
いう物の本質
社長の性格は「完全に二律背反的なもの」という事に、社長自身が
選挙戦を経験するまで「全く自覚していなかった」という事である。

まあ私はそんな事、過去にも散々指摘してきた事ですし、『何を今さら』という感想し
かありません。その事を指摘する人間が周りに誰もいないのか、いても社長が全く
無視してきたのか、詳しい事情はよく知りませんし別に知りたいとも思いませんけど。

社長が、自身のその先鋭化した思想を曲げる事は絶対にあり得ない」

「しかし選挙の本質は、広く大勢の人達に受け容れられる事にある」

「選挙戦ではその先鋭化した思想を覆い隠して戦うといった戦法(=今回
の都知事選で急場しのぎとして使われた戦法)もあるが、その戦法自体が
自己矛盾的な戦法であり、しかも隠して隠しきれるものでもない



要するに社長が選挙に関われば、社長が「先鋭化」「大衆化」の二択を迫られる
局面に晒されるのは必然の事であり、社長の性格では「先鋭化」を捨てて「大衆化」
を選択するなどという判断は「絶対にあり得ない」事は明々白々なのであるから、
選挙に関わる事自体が「最初からあり得ない話」なのである。

返す返す言うようで何ですが、
『実際に選挙をやってみないとその事に気がつかないとか、アホですか?』
としか言い様がありません。


特に私が失笑させられたのは、確か開票直後の討論だったか、どこか他の場面の
討論だったか忘れましたけど、水島社長が以下のように発言していた場面である。

選挙演説においては、保守の政治活動じゃないんだから保守的な色合い
 はなるべく抑える
ようにしなきゃならない。私もそういった演説をする人達を
 止めよう
と思ったんですけどね。これからはそういった人達にはもう選挙の
 演説には来るな
と言うつもりです』

お前が言うか、お前がw
(※昔の2chだったらオマエモナーとかオマエガナーとかの突っ込みが巻き起こる場面だw)

でもって、そんな自己矛盾的な選挙戦略が社長の身に付くはずも無く、最近の社
長の言説は結局、
『私(の先鋭化した思想)は間違っていない。
 靖国を軽んじるような大衆
(都民、国民)
 愚か
バカなのだ』

といった当初のスタンスに戻る羽目となった。

『これからは選挙戦だ!草莽崛起だ!
 日本を戦後保守から取り戻すんだ!』

と大袈裟に喚いて騒いだ結果、結局何一つ効果を上げられなかった。


私も繰り返し書いてきた事ですが、何よりも気の毒なのは
「志願してボランティアで戦ってくれた人達」
「チャンネル桜を信じて寄付、募金をしてくれた人達」

である。


桜のシンパの中にはまだ
『水島社長の戦略を批判している人達は、何か自分達で行動を起こして
 きたのか?成果を上げてきたのか?なぜ今回手助けしなかったのか?』

などと言っている人達も何人か見受けられる。

しかしそれらの意見は既に倉山氏がほとんど喝破しているし、桜にシンパシーを
感じている長尾たかし氏ですら『傷の舐め合いをして喜んでいる場合ではない』
と明言している。
【ニコニコ動画】【長尾たかし】東京都知事選挙の反省と今後の保守運動[桜H26/2/18]
http://www.youtube.com/watch?v=YhS4WeZv4Mg

「勝つ意志も無い、ただ活動を続けたいが為の自己満足的な保守活動

そんな無駄な事に労力を注ぎ込む程、我々大人は暇ではない。


我々はこれから先、具体的にどうすれば良いのか?

それは皆で考えていかなければならない事です。
その上で、皆が大きな拠り所としてきた「チャンネル桜の在り方」自体について、
そろそろ皆さん、真剣に考え始めるべき時期なのではないでしょうか?

もう何年も「保守勢力の大同団結」を謳ってきた私としては、そう言う以外には、
他に言い様がありません。


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シンパでもないのに、なんでチャンネル桜の選挙を手伝わんとアカンの?

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なんだか知らんけど、昨夜こんな動画が桜で流れていたらしい。
まだ都知事選の話をしてたのか、この男。
ブログではもう都知事選の話は終わりとか言ってたと思ったが。

【東京都知事選挙】三橋貴明より、デマと口撃に淫する人達へ[桜H26/2/12]
http://www.youtube.com/watch?v=2O3O-prw1OA
【ニコニコ動画】【東京都知事選挙】三橋貴明より、デマと口撃に淫する人達へ[桜H26/2/12]
20140213_001.jpg

私のこの泡沫ブログなどハナから眼中には入ってないのだろうが、なんだか私の事も
含めた形のニュアンスで喚いているようなので、一応言うべき事だけは述べておこう。


私は前回の記事でチャンネル桜や水島社長の選挙責任を問うた。


三橋は
『オレらは寒い中必死に選挙活動を頑張ったんだよ!お前達は暖かい所で
ヌクヌクと楽をしていながら、他人の事ばかり貶してんじゃないよ!』

と言いたいらしい。

私は前回の記事でも書いたように、あんた達(水島社長や三橋達)がどうしようと別に
どうでもいいんだよ。

そりゃあんた達は良いだろうよ。
チャンネル桜の宣伝になったし、三橋は本やテレビの宣伝にもなったんだから。
(というか今回の選挙の目的は、それ以外に無いだろう?と私は選挙前からずっと指
 摘していた。宣伝の為なんだから我が身を寒風に晒されるのは当たり前の事だろう)

『何の益にもならないボランティアの人達が気の毒だ』
と言っているだけの事だ。

そしてなぜ?桜のシンパでもない私が、自らボランティアを名乗り出て我が身を寒風
に晒させなければならないのか?

私は田母神さんは応援していたし、これからも応援したいと
思っている。

しかしそれは「保守陣営がしっかりとした基盤を作り上げて、選挙の準備もしっかり
とした上で、“勝つ見込みが立つ選挙”に出馬する場合」
に限られる。

なんの見込みも無く、保守系内でもコンセンサスも無く、いきなり勝手に自分達だけ
で選挙に躍り出るような“訳の分からない選挙
に、なぜ私達が巻き込まれなくては
ならないのか?

水島社長や三橋が「自分達の身銭だけで選挙を戦う」というのであれば、
どうぞ好きなようにやって下さいよ。何も文句は言いません。


『頼むから選挙活動を手伝ってくれよ。ボランティアで』と私達にお願いするので
あれば、
『目的は何なのか?戦略はどうするのか?ハッキリさせろ』
と説明を求めるのは当たり前の話ではないか。



前回の記事でも「私の選挙前の予告と指摘」のリンクを貼っておきました。

来月の都知事選についての所感(2014/01/09)
田母神さんの都知事選は、水島社長との関係がキーポイントになる(2014/01/12)
都知事選、始まる前からオワタ(2014/01/14)
もう既に諦めの境地にある都民の独り言(2014/01/18)

そもそもの話、水島社長には「選挙を戦う資格など無い」と、私は選挙前から断
言していた。

選挙で都民や国民に投票をお願いできるような性格じゃないでしょう?水島社長は。
これまでのチャンネル桜・全国行動委員会はずっと「精鋭主義」でやってきた組織で
あり、多くの人々に幅広く支持を拡げるような活動を全くやってこなかったのだから。

そんな自己満足的な政治活動をやってきたチャンネル桜・全国行動委員会や、これ
まで幅広く支持を取り付けるという努力や積み重ねを全くやってこなかった水島社長
が、今回いきなり都知事選に挑戦した所で「惨敗」するのは当たり前の話ではないか。



私は一つ大きな疑問がある。
都知事選後、「選挙の反省」などという言葉が何気なく使われているが、「選挙の反
省」
とは一体どんな反省を指して使っているのか?


繰り返し、言う。
そもそも「チャンネル桜水島社長の体質」と「選挙の体質」は、水と油のような物
完全に真逆の物と言って良い。

「選挙」というものは「清濁併せ呑まなければとてもやっていけない」ものである。
しかるにこれまで過去に水島社長が取ってきた路線というのは、完全に「唯我独尊」
一つでも気に入らない点があれば、(同じ保守系同士であっても)誰彼構わず噛み
ついて罵詈雑言を浴びせて決別してきた。

その事の良し悪しは、敢えて言おうとも思わない。

これまでの水島社長の路線をそのまま続けても、それはそれで社長の自由である。
しかし「選挙の反省」などというものを真面目にやるつもりなのであれば、これまで
「自己満足」路線は諦めざるを得なくなるだろう。


大体今回の選挙でも、
『これまでの保守活動ような過激な色は一切出さないように』
みたいな「おっかなビックリな」選挙活動しか出来なかったが、そもそも
自分達の素性を隠して都民(国民)に支持を訴える
などという事自体が、姑息以外の何物でもないだろう


第一、隠してもすぐにバレますしね。そんなものは。




最後に一言、これは余談ですが、今回の田母神さんの選挙で何よりも納得できな
かった戦略上のミス、と言うか無鉄砲さについて、これは第一声の時に倉山氏も指
摘していたし、私も指摘していた事ですが、
宇都宮(=サヨク)陣営の漁夫の利
という部分である。

宇都宮細川反原発サヨク勢力の票は98万票と96万票だった。
桝添は211万票で、田母神さんは61万票だった。

確かに宇都宮細川の両方の票を足しても桝添には20万票近く届かない。
しかしもし仮に宇都宮細川の一本化が上手くいって、相乗効果を発揮していたら
どれ程の上積みがあったか分からない。

また、もし田母神さんがもっと票を伸ばして「桝添の票を食って」いたら、反原発の
一本化候補
が桝添を破っていたかも知れない


これは結果論で言っているのではない。私は当初からその事を指摘していた。
『最悪の場合、そういった結果もありうる』と。
と言うか、反原発の一本化候補が都知事にならなかった事こそ、結果論なんだよ
なあ。


ホントにねえ…。
よりによってなんでこんなタイミングで出たんですか?
99%勝つ可能性は無かったというのに。
意味不明にも程があるでしょ。田母神陣営、と言うか水島社長は。


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「戦略が無い」と言うよりも「一体何がやりたかったのか?」が分からない

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あまりにも、ホントあまりにも、予想通り過ぎる結果でした。都知事選は。

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チャンネル桜のニコ生の速報番組でも、今夜の特番でも色々と選挙戦について語られて
いましたが、ほとんど事前に私が指摘、及び予測していた事ばかりで、
『あんたらはソレ、実際にやってみてからでないと
 分からなかったんかい?!!!』

としか言い様がありません。

来月の都知事選についての所感(2014/01/09)
田母神さんの都知事選は、水島社長との関係がキーポイントになる(2014/01/12)
都知事選、始まる前からオワタ(2014/01/14)
もう既に諦めの境地にある都民の独り言(2014/01/18)


選挙のノウハウが得られたから良かっただの、「60万票」の獲得は誇っても良いだの、
あなた達は今回の都知事選で一体何がやりたかったのか?

選挙で1位になるつもりだったのか?それとも2位か?3位か?100万人の得票数か?

それとも『次の選挙に繋げる為』?

確かに田母神さんは参院選の比例で出れば(三橋の言っている内容はいつも通りかな
り誇張されているが)通る可能性は十分あるだろう。

しかしそんな事は今回の都知事選に出ていようが出ていまいが全く関係は無い。
むしろ今回の都知事選の結果が、それに対して何かプラスの効果があったか?という
と甚だ疑問、というか中途半端な結果だったと言わざるを得ない。


昔からそうだったが、チャンネル桜の体質は本当に変わっていない。
ボランティアで戦ってくれた人達が本当に気の毒である。

いつもボランティアをあてにしすぎる。
(というか突然に事を起こして、支持者が動かざるを得ない状況に追い込んで半強制
的にボランティアをさせるというパターンも、昔とまるで変わっていない)
そして結果はいつも、ボランティア達が満足するには程遠い結果に終わる。
それ故にボランティアのモチベーションは次第に落ちていく事になる。


(先の大戦では)兵や下士官は優秀だったが、司令部や参謀が無能だった』などと
は、いわゆる保守系の言論の中でよく使われるセリフだが、今回の結果(=無意味な
負け戦)をもたらした指揮官達がよくぞそんな偉そうなセリフを使えたものだとしか言
い様がない。


ふう~~~。
まあ別に良いんですけどね。
私は田母神さんの選挙に何か手伝った訳でもないですし。

保守系(もしくは反サヨク系)の政治運動の流れを作るにあたって、プラスにならない
事ばかりやっている事に対して腹が立っているだけの事です。

今回の選挙も「チャンネル桜の宣伝」には多少なったのかも知れないが、それ以上の
事は何もなかった。

よく分からないのは、水島社長の発言を聞いていると『実はこの人、チャンネル桜の
宣伝
というよりも、本気でトップと善戦するつもりだったのか?』
と思ってしまうのだが、
それは演技でやっているのか?もしくは本当にそこまで無謀な人間だったのか?
ちらにしてもとんでもない人間である事は確かだろうw



私個人の感覚で言えば、私は事前に『細川宇都宮だけは絶対に嫌!』、『桝添が勝
つ分にはまあ仕方が無い』と書いていたように、これ以上の結果は最初から望むべく
もないのだから、今回の結果には一応ホッとしている。

心情的には田母神さんを応援してはいたけれども、大雪もあり、ソチ五輪もあり、メディ
アが都知事選の報道に熱心ではなかった事もあり、投票率も大幅に低下、結局田母神
さんは私が当初に予想していた下限の得票数に落ち着いた。

<私の事前予想>
田母神さん 60万~80万
宇都宮 70万~90万
細川 130万~160万
桝添 150万~180万


私も田母神さんはもう少し伸びるかと思っていたんですけどね。その後の予想では。
雪の影響がどれ程あったのか?よく分からない所ではあります。
細川は、これは細川の参戦が決まった時点での予想でしたので、その後の「細川陣営
の凋落」
には本当にホッとさせられました。その細川に入るはずだった票がそのまま
桝添の票に回る結果となりました。
宇都宮も思ったよりも「同じ反原発の細川」に票を取られなかったので、一番最初の予想
通り「サヨク・左翼の固定票100万票」という結果になった。



それにしてもチャンネル桜は今頃になって『真性保守と一般有権者との溝』などという
事を(私が事前にクドい程指摘した事を)言い始めているようだが、今回の結果を目の
当たりにして、今更ながらこれまでの路線を少しは反省する気になるんでしょうかねえ?

ハッキリ言って私はかなり懐疑的ですが。
なんせ今までだって、この人達が反省した場面など、私は一度たりとも目にした事は
無いんですから。


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先日の桜の経済討論を見ました。

1/3【経済討論25弾】今、日本が選ぶべき最良の経済政策[桜H24/10/6]
http://www.youtube.com/watch?v=coI0AtpFF0A&feature=channel&list=UL

※重くなるのであまり貼りたくはないのですが、youtubeの動画埋め込みリンクが上手く
貼れないため、仕方がないのでニコ動の方のサムネイルを貼っておきます。


高橋洋一が桜の視聴者に「ネトウヨ」のレッテルを貼って嫌う理由もよく分かるし、
桜の視聴者が高橋洋一を嫌う理由もよく分かるw

まあそんな話はともかくとして、今回の討論は高橋洋一グループの存在があったおかげで
それなりに議論も盛り上がったので、その点については良かったと思いますよ。

しかし、『円安にする事が一番重要だ!』という意見が主流を占める中で、私が以前から
考えている事ですがあまり指摘される状況を見かけない事、それは
原発の稼働停止が当分の間は見込まれている現在の日本の状況において、
 果たして円安がそんなに良い状況を産み出すのだろうか?』

という点が全く指摘されていない事を考えると、この桜討論の内容も
『なんだかなあ…』
という気がしないでもない。

あと高橋洋一が言っていた(上念氏も先日、桜の別の所で言っていた)
「韓国の国債を大量に買って、ウォン高にすれば良い」
という奇策については、まあ所詮は「言葉遊び」のレベルですなあw
そんな「言葉遊び」を真面目な顔で受け取っている水島社長の経済センスについても、
「たかがしれている」といった所ですが。

そんな露骨な「為替操作攻撃」なんかできる度胸意志もある訳がないし、そもそも
そんな奇策を使わずに堂々と、「我々はあなた達には深くタッチしない」というスタンスで
連中と距離を取った方が良いに決まっているではないか。
たかだか韓国経済ごとき

でもまあ高橋洋一や田中秀臣氏の意見の中で、他の部分では傾聴に値するような話も
いくつかあったので、その点は参考になりました。




昨日ブックオフに寄った際に105円で売っていたので、なんとなくこの本を買ってみました。
約四半世紀(25年)前の経済関係の本ですが、本質的な話は今も昔も変わりませんなあ。
当時はバブル直前の、今から想えば“夢のような時代”の話ですが。

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(1986年出版)

マンガ 日本経済入門マンガ 日本経済入門
(1986/11)
石ノ森 章太郎、石森プロ 他

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このマンガは日本の大手商社(架空の大手商社・三友商事)の商社マンを主人公として、
彼らの目を通してみた「日本経済」という形で物語は進められている。

(1ドル160円の頃)
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(貿易摩擦や為替問題を背景とした日本メーカーによる工場の海外移転の話)
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(日米の金融問題や財政事情についての話)
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(日米共通の新通貨“ドレン”。そういえば今回の桜討論でも、何年か前の桜討論で話題にのぼった
事のある“新ドル札”の話について、水島社長がその信憑性について識者達に伺っていたが
一笑にふされていたw 水島社長としては、万が一そんな事態でも起これば『これは自慢させて
もらいますが、私達は既に指摘していました!』
自慢したかったのだろうけどw)
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それにしても、経済識者の考える“奇策”というのは、いつの世も同じですなあw


あまり詳しくは知らないのですが、青山繁晴さんは“円高容認論者”であるらしい。
確かに青山さんがその手の話をしていたのを聞いた事はある。

私は経済の専門家ではないので、その手の判断をつけられるような知識はないが、
日本経済に関する私の拙い知見はこれまで何度か述べてきています。

(例)続・私の櫻井よしこさんに対する評価

円高とデフレの相関関係の問題もあるので、円高・円安のどちらが良いとは一概には
言えないが、政府が円安・インフレ方向に舵をきるのであれば、少なくとも
原発の再稼働問題
避けては通れない問題となる。

エネルギー、又は食料の多くの部分を海外に依存している日本の現状では、
『円安になれば良い事ばかり』
などというのは夢物語に過ぎない、とは言えると思う。


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