処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

まあ、ゆるゆると参りますかな

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一ヶ月ぶりであります。

「安倍総理の靖国参拝見送り」のショックも多少は落ち着いてきたと言えるのだろうか。

しかし実際の所は日々の仕事が忙しく、またこれと言って取り上げるべき「時事・社会的な
ネタ」も見当たらず、筆を置いていた(キーボードを置いていた)といった方が正しいのかも
知れない。

民主党政権が打倒され、安倍「保守本流」政権が打ち立てられて早一年近くが経った。
第二次安倍政権樹立後、夏の参院選でも手堅く勝利を収めて、『これでもう全て事は成った』
と喜んだのもつかの間、「いまだに総理大臣が靖国神社すら参拝できない」という現実を直視
させられた。

今我々は、いや少なくとも私は、完全に目標を見失ってしまっている。

今の段階で3年後のダブル選挙の事を見据えても、それはあまりにも漠然とし過ぎている。

『いっそこのブログも一旦終了させてしまおうか』との考えも頭の中をよぎりましたが、まあ
これまでは「今年の参院選」という明確な目標があったからこそ意気込んでいた訳で、これ
からは今の安倍総理や安倍政権と同様に「ゆるゆると」事を見据えて参りますか。



実は私、3年前にも一度「ブログ停止」を宣言していたんですよ。
やはりまあ「仕事の忙しさ」という事が理由だったんですけれども。
(※しかし民主党政権の異常さ、震災、原発事故という社会事情によって数ヶ月後にはブログ
 再開となり、今に至ってます)

その3年前の丁度今ぐらいの頃に「尖閣での中国船衝突および映像流出事件」が発生しまして、
その当時私はブログを休止させていたのですが一度だけブログ記事を書きました。

現在NHK及びサヨクマスゴミどもが騒ぎ立てている「特定秘密保護法案」にも関係する話です
ので、ここにちょっとその時の記事を再掲させて頂きます。

お恥ずかしい限りですが、一回だけ復帰しました(2010/11/07)

(以下、一部抜粋掲載)
ここ最近、尖閣映像の流出の以前から、ずっと感じていた事、しかし
マスゴミは全く言及しないし、ネット上でも自分が見ている範囲ではあまり
言及されていない、今回の尖閣ビデオ問題の根本的な問題について、
自分が感じていた事を少し書いてみたいと思います。
しかしブログ停止を宣言したので、やはり書くのは止めておこうと思っていたのですが、
今回ビデオ流出という事件もあり、自分の仕事の都合についても今は少しだけ時間が
作れたので、恥ずかしながらちょっとだけ書いてみたいと思います。

以下に書く意見は、そんな突飛な意見ではないと思います。
おそらく誰しもが薄々そう感じている事だろうと思います。
なぜか公のTVや新聞では全く耳にしませんが。

①<憲法でも保障されている「国民の知る権利」が侵害されている事について>
サヨクにとって都合の良い「日米核密約問題」などについては、「NHK及びマスゴミ」共が
躍起になって「情報公開」「国民の知る権利」などと煽り立てて、前政権へのネガティブキャン
ペーンに利用していたくせに(というか、もちろん反米媚中キャンペーンの一環でもあるのだが)、
たかだか漁船の衝突ビデオの公開については、「日中関係を危うくするものだ」との考えから、
「NHK及びマスゴミ」共は(無論、こいつらによって作り上げられた民主党政権自体に
ついては言うまでもないが)ずっと公開に消極的な姿勢をとり続けている。

とりあえず誰か、又は集団訴訟の形でも構わないが、「国民の知る権利」を論拠にして
「尖閣ビデオを完全公開しろ!」という形で、国に(というか民主党政権に)対して訴訟を
起こしてみれば良いのではなかろうか?と思う。
逆に反日左翼プロ市民の連中だったら、絶対に訴訟までやっていると思う。

②<日本の全マスゴミは「ジャーナリスト」失格>
まあ元々日本の「NHK及びマスゴミ」連中は、ジャーナリストとして名乗るつもりは全然
無いんだろうし、こいつらが糞な事は元々分かってた事だから、それはそれでしょうがない事
なんだけれど、今回の尖閣ビデオ問題については完全に一線を越えてしまった感じですね。

「真実は何なのであるか?」
これを追究するのがジャーナリストの仕事なんじゃないんですか?
「公開すべきか、非公開にすべきか?」なんて騒いでいる奴らが「ジャーナリスト」?
事件の真相を追究する精神を完全に放棄して「ジャーナリスト精神」も糞も無いもんだ。

もうほとんど凋落しまくっているTVメディアだけど(既にほとんど死んでる新聞もだけど)、
これから先どこまで凋落していくのか知らないが、こいつらの異常なまでの論理矛盾について、
今回の件でかなり多くの日本国民が気がついた事と思う。
少なくとも今回の件で「情報公開」に対して前向きじゃなかったマスゴミ共は、これから先
二度と「情報公開」、「国民の知る権利」、または「表現の自由」などというお題目を
使う資格は無くなったと言えるだろう。(以下略)


田原総一朗を筆頭とした“サヨク商売・サヨク利権・サヨク既得権”にズブズブに漬っている連
中が「特定秘密保護法案」に反対するとしてキャンペーンを展開しているらしいが、お前らは
3年前の「尖閣衝突事件」の時に全く声を上げていなかったクセによくも恥ずか
しげもなく「情報公開」だの「国民の知る権利」といった単語を口に出来たもんだよなあ?

先日、国会で青山繁晴さんと一緒に参考人として呼ばれていた西村幸祐氏はこのことにつ
いて触れていた。
まあNHKがそんな事を国民に知らせるなんて事は絶対にありませんけどね。
【ニコニコ動画】11.19 衆議院国家安全特別委員会 参考人聴取
【ニコニコ動画】秘密保護法案 2回目の参考人質疑


私が極度の「反サヨク病」である事はこのブログ内で過去に繰り返し述べてきました。

政治論議やネットの思想論議などでよく見かけるセリフとして、
『もはや右やといった発想は古すぎる。冷戦もとっくに終わっているのに』
『日本の為を考えるのに、右ももない』
こんな感じのものをよく見かける。

確かに細かな定義(右や、または保守やリベラルといった定義)を解説していくのであれば
一概に右や、保守やリベラルといった枠でくくるのは難しいかも知れないが、私から言わせ
れば、他国はいざ知らず日本国内に限って言えば、恥ずかしいぐらいに
サヨク・左翼は分かりやすい存在
だと、昔からずっとそう思っています。

まあ強いてあげれば「西部グループ」の立ち位置が微妙なぐらいで、あとはほとんど明々白々
な立ち位置にしか見えません。

最近だけでも「反原発騒動、在日問題、一票の格差裁判、特定秘密保護法案」といろんな問
題がマスゴミによって報じられているが、これらの問題に対する識者や報道のスタンスを見て、
サヨクか?そうでないか?何か迷う事ってありますか?
と言わざるを得ないでしょう?
サヨクは皆同じスタンスじゃないですか?
もうこっちが恥ずかしくなるぐらいに。
『プロレスかよ!(お約束かよ!)』
と突っ込みを入れたくなるレベルでしょ?実際。

ここまで分かりやすい「プロレス」を見せつけられて、まだ『プロレスだ』と気がつかない国民が
多数いる事こそが驚異
です。
それが一番顕著なのは「反原発プロパガンダ」なんですけどね。
NHKに完全に洗脳されて、いまだに「原発・放射能アレルギー」から治っていない国民が数
多くいるらしい。まあ当然女性が多いとは思いますが。



そもそも私がこのブログで一番主張してきた眼目は「NHK問題」です。

安倍政権の事については、まあしばらくは「生暖かく見守る」しかありません。
しかしNHKの事については、まだまだ言いたい事はたくさんありますので、ゆるゆるとでは
ありますが、これからも意見を述べていきたいと思っています。
NHKが解体されるまでは。
(再三述べている事ですが、私は『NHKを解体しろ』と言うよりも、『NHKとは別の国営放送
もしくは公共放送をもう一つ設立すべし
』と訴えるべき、という考えの人間です)


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原発稼働停止による国富の流出

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前回の記事の結びで『私が主張している一番の眼目はNHK問題です』とか言っておきながら、
今回もまた「NHK問題」とは違う視点の問題について書いてみます。

まあ日本国内で「反原発・放射能アレルギー」を拡散する事にかけては日本一の実績を誇るの
NHKでありますから、あながち無関係な話という訳でもないのでしょうけど。


私は今年の7月にこのような記事を書きました。
消費税増税は延期が当然。原発未稼働状態では国民の負担が重すぎる(2013/07/27)

この時の記事で私は、財務省HPのソースを利用して「石油・ガスなど鉱物性燃料の輸入額」に
ついての論評を書きました。

(以下、一部抜粋引用)
石油・ガスなど鉱物性燃料の輸入額をざっと見てみますと、

2010年 約17兆円
2011年 約22兆円(震災・津波による原発事故が発生した年)
2012年 約24兆円
2013年(6月までの半年で) 約13.5兆円(単純に1年分に換算すると27兆円

2010年(震災前)の17兆円と比較すると、今年は概算で27兆円と、
約10兆円近くのエネルギーコスト
を外国に絞り取られる計算になる。

一つ注意が必要なのは、2010年、また2011年、2012年は「為替が円高だった」
そして今年2013年は「為替が円安である」という事である。

(ドル円レート 10年チャート)
130727_005.jpg

もちろん円高であった方が、海外のエネルギーは安く調達できる
参考までに、原発は通常通り稼働していたが、円安(大体110円~120円)株高
だった2006年約19兆円2007年約22兆円とエネルギーコストはやや高
めだった(円高だった2010年と比較すると)。(以下略)


原発の稼働停止によって石油やガスを余計に輸入する額については、4兆円前後と言っている
人もいれば、もっと大きな額を言う人、またはもっと小さな額を言う人もいて様々である。

もっとも、NHKや地上波のテレビマスゴミではそういった視点で論説する人間はほとんどいない
はずである。連中は“サヨク商売・サヨク利権・サヨク既得権”に漬かりまくっているのであるから
「反原発」にとって都合の悪い情報(=原発の稼働停止による莫大な費用の事)など国民に伝え
るはずがない。

かく言う私も、特別そういった情報を探し求めたりする訳でも無く、また本当に信頼できる情報か
どうかも素人の私にはなかなか分からないので、実際の所その金額はよく把握できていない。

7月に書いた記事で『約10兆円近くのエネルギーコスト(2010年比)』と書きましたけれども、
この見方が妥当なのかどうか?よく分かりません。

私はエネルギー関連の仕事の専門家でもなければ、貿易や通関業務の専門家でもありません。
しかし7月に書いた記事で、今年の「石油・ガスなど鉱物性燃料の輸入額」は大体27兆円
(自己流で)試算していましたので、あれから数ヶ月の期間を経て、今現在の数値はどうなって
いるのだろう?と先日再び財務省のHPを覗いてみた所、結局以下のようなグラフを自作してし
まいました。

shigenG_131126.png
ごちゃごちゃとしていて、何がなんだかよく分からないグラフになってしまいましたw

まあ他人に見せる為に作ったというよりも、自分にとって見やすくする為だけに作りましたので
見づらい点は申し訳ありませんw
しかも素人の私が作成したグラフですので、この考え方が妥当かどうか全く分かりません。
エネルギーの輸入決済はおろか、一般の貿易決済の事についても素人同然の私が作りました
のでw

「輸出総額」「輸入総額」「経常収支」「貿易収支」は財務省の「国際収支総括表」から過去
10年分のデータを拾ってきました。
国際収支の推移

「石油・ガス資源の輸入額」については、以前書いた7月の記事の時と同様に財務省の「貿易
統計」
から拾ってきました。
財務省貿易統計

「WTI原油先物」「円ドルレート」の10年チャートは適当にググって拾ってきたものです。


まあ「2013年(概算)」などと、「今の段階では到底ありえない数値」を平然と出していますがw、
これはまだ結果の出ていない2013年の残りの期間については、私が勝手に現状の平均値から
推測して割り出した数値ですので、この数値を鵜呑みにしたり「他で転用する事は」絶対に止め
て頂きたい
と思いますw

7月の段階では今年の「石油・ガスなど鉱物性燃料の輸入額」を約27兆円と私は見積もってい
ましたが、このペースで行くと27兆までは行かないのかも知れません。今年は猛暑だったから
もっと行くかと思っていましたが。まあ先程も述べましたように私はエネルギーの輸入決済に
ついてはド素人ですので、11月、12月の確報値では輸入額が大きくブレるかもしれません。

また7月の記事で私は『約10兆円近くのエネルギーコスト(2010年比)』、その内、原発停止
ている事が原因として50%(5兆円)円安による輸入コストとして50%(5兆円)とテキトーな予
想をしていました。

しかしまあ上記のグラフを見ても分かるように、2008年にはWTIの価格が急騰した事が原因
だと思いますが、この年の「石油・ガスなど鉱物性燃料の輸入額」は28兆円と高騰していた。
また今年の為替(円ドル)が円安だと言っても、ここ10年で見てみれば大体真ん中ぐらいの値
であって、10年スパンで見れば決して円安とは言えない。ついでにWTIも現状は10年スパン
で見ればほぼ真ん中ぐらいである(やや高止まりぎみかも?)。

要するにですね、為替WTIなどのような変動の激しい相場を価格要素に加える事は難しい
のですよ。
ですから、ここは私の独断と偏見によって判断させて頂きますが、ここ10年の「石油・ガスなど
鉱物性燃料の輸入額」(年間)の平均値は大体19.5兆円になります。

今年の「石油・ガスなど鉱物性燃料の輸入額」は概算で26兆~27兆円の見込みです。

差し引きすると
約7兆円
これが「原発停止による余計なエネルギー輸入額」と私はみなします。

私の考え方に大きな誤りがあれば、どなたかご教授頂けると幸甚ですw
(まあムチャクチャ乱暴な考え方である事は自覚してはいますがw)



先日ラジオで上念司氏が『エネルギー輸入額が大きくて貿易赤字が大変だ~、なんて事はあ
りません。内需が伸びているから貿易赤字が大きくなるんです』みたいな事を言っていたと思っ
たが、なるほど上記のグラフにも表記したように経常収支はなんとかまだギリギリ黒字を保って
いるらしい。

しかしねえ。この約3年間で日本の国富が間違いなく10数兆円、海外にだだ漏れして行っている
はずである。
おそらく「消費増税1年分(得られる見込みの分)」は既に海外に流出してしまっているだろう。

というか、一番憂うべき事は「再びWTI等の相場高値をつける事」と「国際紛争等でシーレーン
危機
による価格高騰および資源の確保」なのであって、そんなに悠長に構えていられるような
課題ではないはずなのだ。

これらの危機によって得をするのは欧米の資源メジャーに関わる国々であり、それとは別に、純
粋に日本の国力が落ちる事を喜ぶ国シナ・朝鮮半島もあり、そして一番の害悪は日本国内に
いる「それらの国々の手先ども」
なのである。

(※次回の記事では、多分「NHK問題」を取り上げる予定です)


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JAPANデビュー・台湾番組訴訟、NHK大敗北!

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まずは最初に勝ち鬨の声を。

ぃやっっったどおおおおおおおおお!!!
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やっっったどおおおおおおおおお!!!
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やっっったどおおおおおおおおお!!!
(※ちなみにコレはNHK「坂の上の雲」ではありません。映画「二百三高地」の方ですw)


それにしましても、かなり出遅れてしまいました。

NHKウォッチャー”を自任している私としましては、お恥ずかしい限りです。

いやしかし、まさかこんな想定外の“吉報”が飛び込んでこようなどとは、“NHKウォッチャー
である私でさえも、夢にも思っていませんでした。
私は日頃から『司法、裁判所はサヨク・左翼の巣窟』と嘆いていましたし、ここ数ヶ月の記事でも
繰り返し訴え続けてきました。

前回前々回の記事で「今度はNHK問題について書きます」と言っていましたが、まさかこんな
重大な“吉報”が入ってこようとは思っていませんでしたので、今回はこのJAPANデビュー問題
に限定して述べたいと思います。
いやはや、全くの予定外でしたね、これは。嬉しい誤算ではありますがw



既にいろんな所、まあネット限定ではありますが、この「NHK敗訴」について語られていますので
主立った所のリンクだけ貼っておきます。

【ニコニコ動画】【緊急特番】勝った!NHK一万人集団訴訟控訴審[桜H25/11/29]

【ニコニコ動画】司法が偏向NHKに鉄槌を下す JAPANデビュー問題で賠償命令(KAZUYAチャンネル)

NHK敗訴!人間動物園は人種差別的表現ヘイトスピーチ・東京高裁がNHKに台湾人への
賠償命じる
(coffeeさんのブログ)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5277.html

また既にいろんな所で指摘されておりますように、当日のNHKはニュース7でこの判決について
短くニュースで放送した。その後のニュースウォッチ9では完全スルーだった。

ニュース7におけるNHKの報道姿勢は、『NHK側が(自分達が)敗訴したとはいっても、控訴人
側の主張はほとんど退けられた
』かのような言い草だった。

確かに、判決結果の概要だけを見れば、そう解釈する事も可能ではある。
(実際に多くの新聞社や通信社も、そういったニュアンスで報道している※産経のみ例外)

しかし判決内容を詳しく読めば、
NHK側の大敗北は疑いようのない事実である。
その詳細については後で述べます。



それにしても、この「JAPANデビュー問題」、まあ今回の裁判はJAPANデビューの第一回放送分
である台湾特集「アジアの“一等国”」限定の裁判だった訳ですが、思い返せばあの4年前の頃
が一番“NHK抗議”のが過熱した時期だった。

当然、私の「反NHK」及び「NHK偏向番組への糾弾」も最高潮でしたので、NHKデモにも何度も
参加しましたし、2chNHK板での書き込みも非常に頻繁なものでした。
実際、2chNHK板の私のスレッドについて、あれ程の人が書き込みに訪れたのは、後にも先にも
あのJAPANデビュー放送の頃以外にはありませんでした。

もちろん、この「JAPANデビュー問題」については、チャンネル桜の功績は非常に“大”です。
常日頃、私はチャンネル桜について厳しい苦言を呈していますが、この事ばかりは率直に褒めて
あげたいと思います。

チャンネル桜、本当におめでとう!


ちなみにこの番組(NHKが放送したNHKスペシャルJAPANデビュー「アジアの“一等国”」)の
実際の動画については、coffeeさんのブログでも紹介していましたし、実は私自身が作っている
youtubeのアカウントでも、ひっそりと「概要版」を上げています(実はニコニコのほうにも)。
まあ私がupした櫻井よしこさんのNHK動画は10万人以上が視聴しているのですが、台湾番組の
方はさっぱり視聴数は伸びてませんね。ちょっと残念ではあります(他に完全版などが上がってい
るせいだとは思いますけど)
http://www.youtube.com/watch?v=UXEX7XfFU9k




さて今回は時間もあまりないので、後は今回の判決内容の論評を述べて終わっておきます。

しかしアレですね。青山繁晴さんがよく仰っているあのセリフが思い起こされますね。
『確かに日本の行政機関は、その大部分は腐った組織である事は多いけれども、どこにでも良心
 的な人
は一人もしくは何人かは必ずいます』

今回の高裁の裁判官がそういう人間だったのかどうか?詳しい事は分からないが、この判決内容
を読む限りは、この番組に対する理解(いろんな意味での理解)は深く、しかもかなりNHKに対して
突っ込んだ指摘などもしている。
私の通常の「司法、裁判所、裁判官、法曹界」に対するイメージからは相当かけ離れた判決内容と
感じられた。

まあ裁判所の判決と言えば、岡山だったかで「参院選一票の格差」裁判で、またアホみたいな判
決を出していた。その一方で衆院選の方の「一票の格差」裁判は穏当な最高裁判決で終了した。

今回のNHK裁判の判決は、保守派がハッキリと勝利した初めてのケースと言えると思うが、裁判所
の側も、巷であふれる『裁判所はサヨクの巣窟』という噂を気にして「保守派のガス抜き」を狙ってき
たのかどうか?そんな裏読みはともかくとして、この判決内容が高く評価できる事は間違いのない
事実である。

まず判決内容の全文(PDF)が掲載されているリンクを貼っておきます。
http://www.ch-sakura.jp/sakura/NHKappealcourtdecision.pdf

判決文に出て来る主な人達。
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高許月妹さん(判決文では「控訴人高許」と記述。パイワン族の写真に写っているチャバイバイさんの娘。
ちなみにNHKは高許月妹さんのフルネームを間違えて放送。後で判決文の中で指摘があります)

131130_007.jpg
許進貴さん(高許月妹さんの兄でチャバイバイさんの息子。ちなみに番組の中で高許月妹さんの横で
しゃべっている男性の声が聞こえるが、普通に映像を見ればしゃべっているのはこの許進貴さんだと
思うに違いない。しかし実はその声は次に紹介する通訳の陳さんの声。NHKは意図的にカット割りを
したはずだ。しかしこの事は判決では触れてなかったと思います。確かに細かい事ではありますし)

131130_009.jpg
番組内で通訳をしていた陳清福さん。判決文では「控訴人陳」と記述。NHKの番組内では声だけ聞こ
えているが、名前の紹介などはないので、その声は許進貴さんの声と思われるはず。ただし判決では
その件ではなくて、NHKの取材姿勢、報道姿勢を訴えている。


ではまず判決文(PDF)の5ページ目から抜粋して紹介します。

「(中略)むしろ幼い同人に対してイギリスに行ったと語っていた事は、イギリスに行った事について、父親には悪い思い出はなかったことを推測させるはずであるのに、そのことに思いを致さず、あたかも語らなかった事に特別の意味があるかのように、『生前、父親は博覧会について子供達に語る事はありませんでした』とのナレーションを加えた事は、あまりにも短絡的で、取材をした島田において、殊更先入観を持たずに、白紙で、取材を受けた控訴人高許の話の趣旨を十分に理解しようとする姿勢に欠けていたことを裏付けるものである」


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高許月妹さんと許進貴さんの父チャバイバイさんの写真

次に7ページ目。

「(中略)島田は、控訴人高許の父親は日本によってロンドンに連れて行かれて、博覧会で見せ物にされたとの先入観を持っていたため、控訴人高許に対する悪気はなかったものの、控訴人高許や控訴人陳がどのような思いで取材に協力しようとしているのかを思いやることもなかったため、その好意を土足で踏みにじるような結果を招いたものである



9ページ目。「高許月妹さん」の名前を「高許月さん」として誤って放送した事について。

「(中略)少なくとも本件番組の中で取り上げられている問題と関連していそうな事柄であるから、改めてチェックするのが基本ではないかと思われるのに、被控訴人(NHK)は、本件訴訟が提起されてから約7ヶ月後にやっと訂正に応じたものであるから、島田において、そのようなチェックをしなかったのであろうと推認する事ができ、これまでと同様に、島田において、自分の考えに合致する内容の番組を作る事にばかり目が向いていたため、違法とまではいえないものの、基本を怠った事は明らかであろう



12ページ目。「最初から結論ありきの取材だった」という事を裁判官は指摘、また認定している。

濱崎及び島田らは、本件番組の制作を思い立ち、イギリスに連れて行かれたパイワン族の1人の子供である許進貴及び控訴人高許の兄妹を取材した際には、まだ「人間動物園」という言葉がある事を知らなかったが、その取材後、西洋の列強各国が博覧会等で植民地の民族などの生活を見せ物としていたことを、後の研究者らが「人間動物園」と表現している事を知り、本件番組においても「人間動物園」という表現を使用することとして、次の内容を放送した」


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以下、16ページから数ページは、本判決の根拠として一番重要な部分を占めるものであるが、私個人
の独断と偏見で言わせてもらえば、私はNHKJAPANデビュー問題のもっとも肝心な部分は“名誉毀損
や“人権侵害”などといういわゆる「サヨク利権的な感情論または感情に訴える同情論」にあるのではな
くて、純粋に
NHKによる「偏向放送」「歴史捏造」「日本や日本の歴史に対する
ネガティブキャンペーン

という部分にあると思っていますので、私個人の見解としてはこの判決内容がNHKJAPANデビュー
問題の一番重要な部分であると思っている訳ではないけれども、この部分は本判決の肝であるので、
一応以下に長文で記述しておきます。

「(中略)しかしながら、上記で認定したような日英博覧会当時の新聞報道等に照らすと、日英博覧会に参加したパイワン族の一行は、「見せ物」とされるためにロンドンまで連れて行かれたわけではなく、むしろ、先進国であるイギリスの博覧会で、「パイワン族の伝統を世界の人々に紹介したいという気持ちでイギリスに行った」もので、むしろ民族の誇りを持って自発的にロンドンに行ったと考える見解も有力であって、本件で問題となっている控訴人高許も、控訴人陳も、また多くのパイワン族の人達も、同様に思っていて、パイワン族の間では、父や祖父の世代の人達がはるばるイギリスに出向いていった事は、今でも良い思い出となっていることがうかがわれる。
それにもかかわらず、被控訴人(NHK)は、上記のような差別的な意味合いを有する「人間動物園」という言葉をそのまま使用した上、控訴人高許の父親は、台湾を植民地としていた日本政府によって日英博覧会に連れて行かれ、「人間動物園」において、野蛮で劣った植民地の人間であり、あたかも動物園の動物と同じであるかのような「見せ物」として扱われ、展示されたと放送したものである。
そして、本件番組では、控訴人高許の父親が展示されたと放送しただけではなく、控訴人高許本人を画面に大きく映し出して、「連れて行かれたのは、この村の出身者たち」「展示された青年の息子、許進貴さん。そして、娘の高許月さんです」と続け、さらに、「父親は生前、博覧会について子どもたちに語る事はありませんでした」と意味ありげな説明を加えて、控訴人高許自身も父親が日英博覧会の「人間動物園」で展示されたことを悲しんでいると報道したものである」
(中略)しかし、その場合の「見せ物」という言葉の意味合いは、当時の社会では、歌舞伎や曲芸なども含めて、広い意味での娯楽全般をを指すものとして用いられており、そこに何らかの差別意識がなかったわけではないであろうが、その程度は軽いもので、深刻なものではなかったであろうと思われる。実際に、当時はまだ「人間動物園」という言葉はなかったのであって、後に、「人間動物園」というレッテルを貼る事によって、その問題点が強調され、議論すべき事柄は明確になるものの、他方において、そのようなレッテルを貼られる事によって、その展示の対象とされた者は、人々の好奇心を満たす軽い見せ物であったはずなのに、人間ではなく、動物と同じように扱われていたのではないか、との意味を含むこととなり、結果的に、その対象とされた者の人間としての人格をも否定する事につながりかねないところに、この「人間動物園」という言葉の過激性があることは明らかである。本件番組を制作した島田らは、日本を代表する報道機関のディレクターとして、全ての人に人間の尊厳を認め、公平かつ平等な報道を行うよう心がけるべきであり、報道によっていたずらに人の心を傷つけることがないように細心の注意を払うべきであるにもかかわらず、一部の学者が唱えている「人間動物園」という言葉に飛びつき、その評価も定まっていないのに、その人種差別的な意味合いに全く配慮することもなく、これを本件番組の大前提として採用し、上記のパスカル・ブランシャールを番組の随所に登場させて内容を組み立てて制作して、放送し、1910年の日英博覧会に志と誇りを持って出向いたパイワン族の人たちを侮辱しただけではなく、好意で取材に応じた控訴人高許を困惑させて、本来の気持ちと違う言葉を引き出し、「人間動物園」と一体のものとしてそれを放送して、控訴人高許が有していた父親はパイワン族を代表してイギリスに行ったことがあるとの思いを踏みにじり侮辱するとともに、それまで控訴人高許がパイワン族の中で受けていたパイワン族を代表してイギリスに行った人の娘であるという社会的評価を傷つけたことは明らかであるから、その名誉を侵害したものであり、不法行為を構成するものというべきである
(中略)「人間動物園」という言葉は、多くの人にとって人種差別的な意味合いを感じさせる言葉であって、嫌悪感すら感じる言葉であり、広く娯楽一般を意味する「見せ物」という言葉とは本質的に意味合いが異なるものであり、被控訴人(NHK)らが主張しているように、「人間動物園」と「見せ物」とが同義であるなどということは到底あり得ないことである。例えば、歌舞伎は日本における代表的な「見せ物」の一つであるが、これを「人間動物園」と表現する事はできないことからも明らかである。しかも、濱崎及び島田らの本件番組の制作担当者自身、控訴人高許に対する取材の時点では、まだ「人間動物園」という言葉を知らなかったというのであるから、「見せ物」という言葉で「人間動物園」という言葉の持つ上記のような複雑な意味合いを説明したり、説明できると考えることは不可能であるから、その意味でも被控訴人(NHK)の主張は失当である


131130_008.jpg

また更に、この20ページの判決文は、NHKというテレビ局の在り方についても指摘している。

「確かに、法律上、放送事業者がどのような内容の放送をするか、すなわち、どのように番組の編集をするかは、表現の自由の保障の下、公共の福祉の適合性に配慮した放送事業者の自律的判断に委ねられているが、そうだからといって、放送事業者が取材対象者の名誉に係る事項等について放送しようとするときは、取材対象者の真意に基づく同意がなければ免責されないことはいうまでもないことである。したがって、被控訴人(NHK)の上記主張を採用することはできない」


そして、この上記の文章に続く、本判決の結論部分を最後に紹介します。

「以上によれば、控訴人高許の父親が日英博覧会の「人間動物園」で見せ物として展示されたとする本件番組を被控訴人(NHK)が放送した事は、控訴人高許の社会的評価を低下させ、その名誉を侵害するものとして、不法行為を構成するものというべきである。本件番組は、日本の台湾統治が台湾の人々に深い傷を残したと放送しているが本件番組こそ、その配慮のない取材や編集等によって、台湾の人たちや特に高士村の人たち、そして79歳と高齢で、無口だった父親を誇りに思っている控訴人高許の心に、深い傷を残したものというべきでありこれに上記の認定のとおり、本件番組の内容や影響の大きさ等の一切の事情を斟酌すると、控訴人高許の被った精神的苦痛を慰謝するには、100万円をもって相当というべきである」


いやはや、強烈ですね、コレはw


この後の判決文にも、多少の細々(こまごま)とした裁判所からNHKに対する忠告や注意とも受け
取れる部分がありますが、それほど大きな問題ではないと思われますので割愛します。

とりあえず今日の所はここまでにしておきます。


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テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

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