処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

NHKの番組における左翼・サヨク識者の出演傾向 その3

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前回前々回の続きです。

今回取り上げるNHKの番組は「週刊ニュース深読み」です。
この番組についてのみは、意外と番組自体の存在も知らない人がいるかも知れませんので、一応外部リンクを貼っておきましょう。
NHK公式サイト「週刊ニュース深読み」
Wikiリンク
放送時間は毎週土曜日・NHK総合・午前8:15~9:28。
放送期間は2011年4月から現在(2014年4月)まで。調査期間も同様になります。

私自身は、基本的にはこの番組はほとんど視聴していません。
ただし、昨年の今頃だったでしょうか、「憲法改正」にまつわる話題をこの番組が扱っていたので、初めてこの番組の中身を確認してみました(もちろん、いつも通り録画で、ですが)。
私がこの番組を視聴したのは、その一回だけですね。
TPPとアメリカコンプレックスと憲法論議 前編(2013/04/27)
(※この時の記事で、週刊ニュース深読み(平成25年4月27日)「日本はどうなる?いま考える憲法改正」を取り上げて批評しました)

「報道番組」という程お堅い内容の番組ではなくて、一週間のニュースや直近の大きな注目を集めている話題などを分かりやすく解説する番組で、出演するゲストは、NHKの解説担当が1名、専門知識のある外部の「識者」が2名、芸人・タレント枠が2名というケースが定番になっている。

では早速、この番組に出演した「識者」の出演回数を以下に示します。

荻原博子 8回(経済)
萱野稔人 6回(評論家)
古市憲寿 5回(社会学者)
飯田泰之 5回(経済)
ロバート・キャンベル 4回(文学)
玉木正之 4回(スポーツ)
唐木英明 4回(農業)
浜 矩子 4回(経済)
澤 昭裕 4回(原発容認派)
金子 勝 3回(経済)
藻谷浩介 3回(経済)
真壁昭夫 3回(経済)
野口悠紀雄 3回(経済)

とりあえず経済・金融関連の識者が多く番組に呼ばれているらしい、という事は分かります。
しかしながら私自身は「外交・安全保障・歴史>経済」という意識が強いせいもあってか、ここに挙げられている全ての人間について詳しく知っている、という訳でもありません。
まあ、NHKの地上波番組で放送される「経済・金融」の報道はほとんどが胡散臭い内容の物ばかりですからね。
元々信用する気も全くありませんけど。


<荻原博子> Wikiリンク 
すみません。私、よく知らないんですよ。この人の事。知らないくせに、なんで赤文字扱いにするんだ?と思われるかも知れませんがw
でも、ちょっとネット上の情報を拾い読みするだけでも、この人って多分「そういう人」なんでしょ?という想像はできましたので、そういう扱いにしておきました。


<古市憲寿> Wikiリンク
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※「週刊ニュース深読み」2012年02月11日放送分より 
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「NHK及び左側の言論界」にとって、次代を担うホープ?とも言える存在らしいですねw
この人も、実は私、NHKで見かけた事はほとんどありません。もっぱらネット上の動画(元の素材は民放の番組)で見かける程度のもので、その僅かな動画を見るだけでも「いかにも左らしい、人間的な下劣さ」を醸し出している様子がうかがえました。
青木直人氏のブログで「田原総一郎の腰ぎんちゃく」とまで揶揄されてましたが、そうなんですか。
私は「朝生」は全然見ないので、よく知りませんでしたけど。
あと、先日このブログでも批評しました倉山満氏の「増税と政局・暗闘50年史」でも、

(以下、本書の96Pより一部抜粋引用)
それはさておき、古市ごとき(誤植と間違われると癪なので繰り返します。古市ごとき)が参加できる有識者会議とはなんなのでしょうか。ちなみに古市君は「増税も若者が納得する物語が必要だ」と意味不明な意見を開陳しています。(以下略)

と、思いっきりこき下ろされていました。
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というか、この彼はまだ大学院生なんですよね?学者・識者と呼ぶのもおこがましいレベルの人間だと思うんですけど、なんでテレビに引っ張りダコなのか意味が分かりません。まあ、左側の人脈による賜物なんでしょうけど。

ちなみに彼は、Eテレ(旧NHK教育)の番組「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」の司会も務めているらしいですね。
もちろん、私はその番組も一回も視聴した事はありません。
NHK公式サイト「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」
放送時間:毎月、最終土曜日24時(日曜日0時)から放送、とのこと。NHK Eテレで、田原総一郎朝生)を気取っているつもりなんだろうか?この放送時間の設定はw
(※余談ですが、先述の倉山本を紹介した記事で、三橋貴明及び西部グループの批判をした際に、西部グループの一人、施光恒がこの番組に出演経験がある事も指摘しました)


<浜矩子> Wikiリンク
度々で恐縮ですが、この人も、私はテレビで見た事はほとんどありません。(ニュース番組の中で、一回見たかどうか?というレベルですね)
しかしまあ、上念・倉山のリフレコンビをウォッチングしている私としては、「伝聞形式で」この女の人間性は伝え聞いてはいます。とりあえず「紫」というキーワードでw

「1ドル50円時代の到来を予測」「アホノミクス」だのと、「日本ダメだ論」に代表される典型的なエコノミストのようですね。いかにもNHKが好みそうな識者とは言えます。


金子勝は次回の「Nスペ及び討論番組」の記事を書く回に回すとして、ここでは割愛します。

<藻谷浩介> Wikiリンク
この人の事もあまり知りませんでした。ただし、この人については一回だけこのブログで記事を書いた事があります。 第二次安倍政権発足直後の記事でしたね。
サヨク工作員だけじゃなくてNHKも相変わらず頑張ってます(2012/12/23)

(以下、一部抜粋引用)
さて、これらとは別に、「政治的に偏向した番組」が昨夜放送されていた。
ご覧になった人もいるかも知れませんが。

どうするニッポン 新政権に問う (NHKスペシャル)
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/1222/

他のネットの話題などでもいろいろと非難をされていましたが、なるほど確かにコレは酷かった。

その酷かった部分をイチイチ取り上げていたらキリが無いぐらいの酷い番組だったが、しかしNHKはこのご時世に(ネットの影響力も上がってきているご時世に)、まだこんな「低レベルなサヨク番組」に存在意義があるとでも思ってるんですかねえ?

まさに末期症状ですな。NHKも。

指摘するとキリが無いので、写真だけでざっと番組を紹介しておきます。
(中略)
NHKの代弁者として、NHKが番組に呼んでいたゲストコメンテーターの顔ぶれを見るだけで、この番組のレベルと方向性は大体想像がつくものと思われます。
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藻谷 浩介
私は民放をあまり見ないので藻谷の事はよく知らなかったのですが、ちょっと調べてみればすぐに分かりました。この男の愚劣さが。
【ニコニコ動画】【メディアの嘘を見抜け】そこまでだ!人口減少デフレ論者め[桜H24/9/5]
【ニコニコ動画】「デフレの正体」2秒で論破される
確かに昨夜の番組を見ていても(もちろん「録画の早送りで」ですが)、この男が言っている事のくだらなさ、稚拙さがよく分かりましたし、その人間性も大体理解できました。(以下略)


この人も、いわゆる「日本ダメだ論」の宗派に属する人間のようですね。NHKに出て来る識者、特に民主党政権時代の残滓を引きずっているような識者によく見られる傾向ではありますが。

藻谷という男は、意外とコンスタントにNHKの番組に出演していたようですね。私は全然気がついていませんでした。まあ民主党政権時代は、私もかなり「諦め」と言うか「開き直って」ましたので、NHKウォッチングも多少疎かにしてましたからねえ。

上記の「週刊ニュース深読み」以外に、前回紹介しました「クローズアップ現代」にも2回出演。討論番組「日本新生」2012年6月2日放送「“雇用の劣化”を食い止めろ!」と、2013年11月2日放送「熟年サバイバル~年金減額時代を生きる~」の2回に出演。
また正月の討論番組、2011年1月1日「2011ニッポンの生きる道」、2012年1月1日「目指せ!ニッポン復活」、2014年1月1日「どうするニッポン~2020年・東京五輪への始動~」 などにも出演。正月討論のレギュラーとも言える存在になっている(私は一回も見た事ないんですけど)。


<野口悠紀雄> Wikiリンク
経済論議に疎い私としては、この人の事も以前はよく知りませんでした。ただし、この人についても第二次安倍政権発足直後に、一度ブログ記事で取り上げました。
日銀の金融政策決定会合と共同声明(2013/01/22)
NHKの「日曜討論」でエール大学名誉教授:浜田宏一氏と野口悠紀雄がヤリ合った時の記事です。
上念・倉山のリフレコンビをウォッチングしている人にとっては、野口についてこれ以上解説する必要もないでしょう。
まあ、この人間も「日本ダメだ論」の一味であり、そういう意味では今回ここで紹介した連中と共通する要素を抱えている、とは言えるでしょう。

私は上念・倉山を過大に信用している訳ではない(という事は、先日の倉山本についての批評記事を書いた事でも明らかですが)。しかし、今回の記事で紹介した一連の「NHK御用識者」愚劣さを当初から一貫して指摘していた、という点については率直に評価できる、と言うべきなんでしょう。

とりあえず、古市藻谷らニューカマーの「NHK御用識者」をNHKが「いつまで?どのようにして?」重用し続けるのか?には興味がありますね。


あと、萱野稔人は「ポジション取り」以外は何も考えていない「マスゴミ専用(=地上波専用)識者」といった所でしょう。上記で紹介した1年前の週刊ニュース深読み(平成25年4月27日)「日本はどうなる?いま考える憲法改正」に「改憲論者」として出演していたが、ゴミのような理屈を振り回していた。基本的にはサヨクの側の人間だろう。

玉木正之も、一応この人が「左側のシンパ」である事は私も知っている。私もスポーツについては関心が高いほうであり、サッカー日本代表についても結構詳しいつもりである。昔、玉木のスポーツ関連の本を買った事もある(つまんなかったけどw)。しかしまあ、スポーツのジャンルについては、さほど目くじらを立てる程でもないでしょう。



最後にオマケとして、需要があるかどうかは知りませんが、一応調べた結果として「週刊ニュース深読み」に出演した「タレント枠」の集計結果も掲載しておきます。
私にとってはかなり「守備範囲外」の 情報になります。
あと、集計の正確さは保証できませんw

桂文珍 20回
香坂みゆき 17回
優木まおみ 15回
松本明子 12回
金子貴俊 11回
(9回)レッド吉田、山田まりや、松尾貴史、増田英彦
(8回)ラサール石井、大沢あかね
(7回)カンニング竹山、デーブ・スペクター、早見優、藤本美貴、ドン小西
(6回)やくみつる、山田五郎、鈴木紗理奈、眞鍋かをり、高田延彦、高田万由子
(以下略)

次回に続きます。

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NHKの番組における左翼・サヨク識者の出演傾向 その4(終)討論番組

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今回がラストになります。

(前回までの記事のリンク)
NHKの番組における左翼・サヨク識者の出演傾向 その1 その2 その3

今回取り上げるNHKの番組は「討論番組」です。

調査対象としては「日本の、これから」「日本新生」「NHKスペシャル」、他に正月や放送記念日、また5月3日や8月15日などの特別な日に放送された討論番組などです。


ちなみに本日は5月3日。
占領憲法が施行されてから67年目、東京裁判が始まった日から数えて68年目の日となる。

本日の午前に、NHK総合で「集団的自衛権」関連の討論番組が放送されていた。
ただし、討論の場に呼ばれていたのは全員「国会議員」(政治家)であり、彼らが党利党略を超えた客観的な論議など出来るはずもなく、しかもこれは「憲法討論」ではなくて、「集団的自衛権」に関する討論であり、憲法に関する本質的な討論が交わされるような番組ではなかった。

憲法記念日特集「9条と集団的自衛権」 2014年5月3日(土) 午前10:05~午前11:45
【出演】高村正彦,岡田克也,小沢鋭仁,北側一雄,水野賢一,小池晃,江田憲司,
鈴木克昌,福島みずほ,荒井広幸,【キャスター】城本勝,松村正代
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私はここ数年「NHK5月3日に対する報道姿勢」を注視してブログを書いてきたつもりです。

と言っても、2年前はまだ民主党政権時代だったので、その頃の数年間は今の第二次安倍政権のような「憲法論議」など全く無かった訳で、その頃のNHKは5月3日だからと言って何か特別な報道姿勢など、全く取ってはいなかったし、そもそも取るつもりも毛頭なかった。

現在の「占領憲法体制」が大好きなNHKなのだから、それは当然の姿勢と言えるだろう。

しかし第二次安倍政権が成立して以降は、そうもいかなくなり、昨年の5月3日は一応局として憲法論議に関わっている「フリをしなくてはならなくなったので」、少しだけ「憲法論議」に関する討論番組を放送した。
(以下のリンクは1年前に書いた記事です。憲法記念日特集「“憲法改正”を問う」時論公論「憲法96条 どう向き合うのか」について批評しました)
5月3日「いわゆる憲法記念日」のNHKの放送(2013/05/07)

最初にハッキリ言っておきますが、NHKは、私がここ数年間ぐらいで知っている限りでは、
識者によるまともな「憲法論議」など、
一度たりとも放送していません。

(※9条集団的自衛権に限定した討論番組はある。しかし「憲法そのもの」に関するまともな討論番組は一切無い。上記の昨年5月3日の憲法討論は、出演者のほとんどが政治家だったので、本年同様、本質的な「憲法論議」など全く行なわれなかった)

更に許しがたいNHKの報道姿勢としては、
憲法関連の報道をする際に、『国民的な議論が必要だ』とか、『今の国民は憲法や集団的自衛権に対する理解や意識は低い』などと言い放つくせに、唯一の公共放送としての責務=「電波を通して国民に“憲法論議”を視聴させる」などいう気は毛頭無い、という事である。私もこれまで繰り返し述べてきた事ですが。

(これも1年前の5月に書いた記事ですが、NHKの「憲法論議」に対する姿勢について、過去の「日本の、これから 考えてみませんか?憲法9条」平成19年(2007年)8月15日放送を取り上げて指摘した記事です)
5月3日以降のNHKの憲法関連報道と、6年前の9条討論(2013/05/11)


そもそもここ数年のNHKは憲法論議だけに限らず、
政治的な討論番組自体を完全に忌避している。
討論番組を放送するつもりなど、そもそもNHKにはないのです。
そして私はこのブログで『その姿勢こそが一番問題である!』と言い続けてきたのです。
『もっと討論番組を放送して、多くの国民に見せろ!』と。
それが民主主義の基本であるはずなのだから。


え~、本日は5月3日という事もあり、先に今年のNHKによる「憲法関連」の放送を指摘させてもらいまして、NHKの討論番組についての調査結果につきましては、もうしばらく後回しにさせて頂きます。


まずはNHKが先日行なった「集団的自衛権」に関する世論調査について。
(NHK公式サイト)世論調査 集団的自衛権行使の賛否は 5月2日 20時04分

(以下、NHK公式サイトより抜粋して転載)
NHKが行った世論調査で、政府が憲法解釈では認められないとしている集団的自衛権の行使を認めるべきだと思うか聞いたところ、「行使を認めるべきだ」という回答は34%に、「行使を認めるべきでない」という回答は41%となりました。(以下略)


NHK世論調査の結果内容は、昨夜のニュース7の映像で紹介しておきます。
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まあ簡単に言えばNHKとしては、
『憲法改正に賛成する意見は、明らかに昨年と比べて減っているぞ~!』
『集団的自衛権を認める意見もかなり低いぞ~!9条支持派は増加しているぞ~!』
と、朝日新聞毎日新聞と同じ論調のプロパガンダを垂れ流しているだけの事です。
NHKの世論調査などその程度のものです。私もこのブログで繰り返し述べてきました。

民主党政権が瓦解した時にも記事で書きましたが、NHKは選挙直前になって初めて「本当の民意民主党政権を見放した世論調査の結果」を放送せざるを得なくなったのだが、その少し前(2、3ヶ月前)までは、
『民主党政権への政権交代は、国民の半数以上が支持している!』
などと、いけしゃあしゃあとNHK世論調査なるものを放送していましたw

所詮その程度の世論調査です。NHKの世論調査などというものは。朝日、毎日のプロパガンダと五十歩百歩ですから。NHKの場合は性別・地域・年齢層なども全く発表していませんし、こんなモノはいくらでも結果を操作する事は出来ます。本日の「集団的自衛権」の討論でも自民党の高村氏にいろいろとNHKの世論調査について突っ込まれてましたねw

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(番組開始から43分頃の高村氏の発言)
高村『その世論調査(=集団的自衛権に否定的な調査結果)ですがね、複数の大マスコミが集団的自衛権の「限定容認」をどう考えるか?という事で世論調査をしてると、「限定容認」は支持するという意見が圧倒的に多いんですよ、2つとも(=大マスコミの事)。NHKも是非、そういうの(=「限定容認」という項目)を入れて調査して下さい』(以下略)



あともう一つ。これは少し前の放送になりますが、Nスペで放送された「集団的自衛権」に関係する討論番組がありました。NHKの司会の顔ぶれは本日と全く同じでしたが。

NHKスペシャル いま集団的自衛権を考える
2014年4月12日(土)午後9時00分~10時29分
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出演者:礒崎陽輔(自民党),北岡伸一,豊下楢彦,宮崎礼壹,森本敏,柳澤協二

この討論番組もいろいろと問題はありました。集団的自衛権賛成派の識者は、自民党の礒崎氏を除くと北岡伸一と森本敏の二人だった。どちらも「いわゆる保守派」とは言い難い論客である。特に北岡は安保法制懇の座長代理という肩書きもあるので昨年もNHKの討論に出ていた。北岡伸一と言えば「日中歴史共同研究」が有名だが、この人物が「いわゆる保守側」の討論者の代表なのだから頭が痛い。

まあ「集団的自衛権」に関する発言は、国民一般の受けとめとしては無難な内容として映るのかも知れないけれども(少なくとも左派と比べれば)。

と言うよりも、この番組の一番悪かった点は、何よりも
討論の内容が視聴者にとって分かりにくい
という点だった。まあNHKは、わざとそうしたに決まっているのだが。

決して「討論のレベルが高い」という訳ではなくて、単に争点の中身が「専門的すぎる」というだけの話で、私のような「保守オタク、政治オタク」であればまだしも、一般の視聴者レベルで「内閣法制局の歴代解釈うんぬん」の討論をされても、深く理解できる視聴者はほとんどいないだろう。

本来であれば「憲法論議」こそ、国民、視聴者にとって分かりやすく、かつ本質的な討論をすべきはずなのに、なにしろNHKの根本的な報道姿勢が
(国民は愚昧だから)よらしむべし、知らしむべからず
であるので、このような「間の抜けた討論番組」になるのである。



NHKが「憲法論議」を放送する際に、一番気をつけているのは、
「現憲法は占領憲法である」という実態を国民に意識させない事、であるのは間違いありません。

その事は上記の昨年5月の記事で、痛烈に批判しました。

「現憲法は占領憲法である」という認識は、ここ数年ネット上で広く知られるようになった。

NHKが「憲法論議」をなるべく避けているのは、その認識が更に拡がるのを避けているからだ。ネットでの意見から既に「何周も周回遅れ」低レベルな「憲法論議」(もしくは非常に専門的に偏った論議)しか放送しない理由は、そこにある。

しかし一応、『そういう意見がある事を無視している訳ではありませんよ』というアリバイ作りをする為に、昨日のニュース7の世論調査結果でも、一応画面上には

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少数意見として表示はするが、アナウンサーが読み上げる事は決してしない。
(※上記の画像内の赤線枠は、私が加工して付け加えたものです)

その姿勢は、この時も同様だった。
TPPとアメリカコンプレックスと憲法論議 前編(2013/04/27)

(以下、一部抜粋引用)
NHKではこれまでほとんど触れられる事はなかった「現憲法が占領憲法である」という事実について、今回の番組内で「ほんの僅かに触れた」場面がありました。
NHK安達宜正解説委員による解説の場面です。
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『安倍さんの主張は現憲法が占領下で作られたものである、ですとか…』みたいな感じで一瞬だけその事に触れはしましたが、特に話を深める事もなく(番組名は「ニュース深読み」らしいけど、どこが深読みなんだよ?って所ですねw)、サラっと流して二院制を一院制に変えるだの首相公選制がどーのこーのとかいう、クダらない話にすぐ話題を変えていた。

ちなみフリップの一番下に(一応)書いてある『日本人の手でつくりたい』という事には
安達は全く触れもしませんでした。
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と言うか、『大きく分けて二つの問題がある』としか述べていなかったので、上の二つしか安達は触れたくなかったようだ。
このフリップはこの場面で一瞬だけ使われましたが、安達はその後、そそくさとこのフリップを片付けて、すぐに隠してしまった。

こういうのを「ガス抜き用」「アリバイ工作用」って言うんだよ!
姑息な事ばかりしやがって。(以下略)


私は別に「現憲法は占領憲法である」という事を頑なに主張するつもりはない。

しかし、「改憲」だろうと「護憲」だろうとどちらの立場でも構わないが、まず最初に「この問題」から議論に入らずして、まともな「憲法に関する国民的な議論」など出来るはずがないではないか!?という事だけは、強く主張したいと思う。



さて長くなりましたが、最後にNHKの討論番組に関する調査結果を報告しておきます。

宇野常寛 10回
金子 勝 9回
藻谷浩介 6回
増田寛也 6回

(5回)デーブ・スペクター、岡本行夫、山口二郎、田中均、内橋克人、遙洋子
(4回)奥谷禮子、古市憲寿、古川元久、斎藤貴男、新浪剛史、湯浅誠、八代尚宏、姜尚中

以上になります。
あー、もう、何も言いたくなくなる程、「ロクでもない結果」と言えるでしょう、コレは。

<宇野常寛> Wikiリンク
「日本の、これから」と「日本新生」によく出演している。他の討論番組でも時々出演している。以前も書きましたが藻谷、古市と並んでニューカマーの「NHK御用識者」と言える人間でしょう。

私が実際にNHKの番組で宇野を見かけたのは昨年の8月15日の討論ぐらいなんですけどね。
8月15日の靖国神社参拝、NHK報道など(2013/08/15)
平成25年夏のNHK厭戦・反戦・反日プロパガンダ番組のご紹介(2013/08/18)
これだけだと私もよく分からないんですが、まあ本人も「左側」だと自覚しているらしい。
しかもこれだけ頻繁にNHKの討論番組に呼ばれるという事自体が、その事を証明していると言えるでしょう。

<金子勝> Wikiリンク
この人については、逆に『何か説明が要りますか?』というぐらいのレベルですわw
姜尚中と同様にw

この男の顔をTV画面で見る度に「サンモニ」か?「朝生」か?「愛川欽也のパックインジャーナル」か?と思わずにはいられない程の「典型的な左翼・サヨク識者」と言えるでしょう。
意外、と言っては何ですが、この男はNHKにも時々顔を出しています。

「日本の、これから」には時々出演していました(5回)。「日本新生」になってからは出演の機会は減っているようです。他に2006年の放送記念日特集「徹底討論 テレビは誰のものか」、2009年の「激論2009世界はどこへ そして日本は」、2010年の正月「生激論2010 にっぽん大転換!?」などにも出演していたようです。


あと、上記の識者の中で、増田寛也だけは毛色が少し違うように思われるかも知れませんが、この人は「東北震災復興に関する行政」の知見を求められて番組に出演する機会が多いので、このように上位になっているだけでしょう。

あとはもう、酷いもんです。
私は好んで使う言葉ではないですが、「アメポチ」という言葉はこの人の為にあるようなものだ(と、昨年8月15日の記事でも書きましたが)というレベルの男、岡本行夫。この男は時々「いわゆる保守、右側の論客」としてNHKの討論の場に呼ばれる。シナだけに限らず、実はアメリカ様も大好きなNHKにとっては非常に重宝する論客である。

山口二郎は元民主党政権の応援団長。田中均は外交問題の討論によく呼ばれるが、日本のヘタレ外交を象徴するような人物。遙洋子はお花畑サヨクの典型。斎藤貴男は9条の会。古川元久は民主党議員。湯浅誠も民主党筋の人間。奥谷禮子と新浪剛史は共に(NHKが好みそうな)企業人。

藻谷古市内橋姜尚中は過去記事で既に触れたので、ここではスルー。
デーブ・スペクター、八代尚宏はどうでもいいのでスルー。

以上です。


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雁屋哲が左翼などという事はネットでは当たり前の事だと思ってた

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福島の放射能を取り上げた、例の「美味しんぼ」について、私はスピリッツも読んでいないし(読むつもりもないし)、マンガの詳しい中身もよく知らないのですが、複数の有名な政治ブログで最近よく取り沙汰されているようです。

(以下、coffeeさんと瀬戸さんのブログのリンク)
雁屋哲が過激予告「次回は鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」・美味しんぼ「福島の真実」炎上商法(coffeeさんのブログ)

反原発漫画の風評被害 差別と偏見(3)(“せと弘幸BLOG”)


私は当初、この話題について何か特別な事を書くつもりはなかったのですが、私もマンガというジャンルについてはウルサイ人間であり(先月このブログで、余談的な“村上もとか論”も書きました)、また反原発プロパガンダについても、NHKという風評被害拡散実績、日本一の組織」に対してこのブログで3年間も批判してきましたので、少しだけ言及しておきたいと思います。

言いたい事は一つです。
こんな事は今更当たり前の事だと思っていましたので、過去に特別指摘した事もありませんでしたが、
雁屋哲左翼である」などという事は、
常識なんじゃないですか?

という事なんです。特にネットでは(と言うか2chでは)。

私もこのブログで過去に様々なマンガ家やマンガ作品を取り上げてきました。そしてその都度、そのマンガ家やマンガ作品の「左旋回がどれ程のものか」という事を具体的に指摘してきました。
(※当ブログの「歴史、ドラマ、小説、漫画、アニメ」カテゴリのリンク。<後日追記>「マンガ、アニメ」をカテゴリから分離させました)

私がこのブログで過去に取り上げた何人かのマンガ家さん達については、確かに彼らの幾つかの作品について、それがある程度「サヨク的、もしくは自虐史観的」な部分がある事を指摘はしましたが、まあこれは自分で言うのも何ですけど、そんなに一方的な非難を浴びせるような書き方はしなかったつもりです。

しかし、雁屋哲は違います。
彼はプロです。生粋の左翼です。

前回までの記事で、NHKを批判する際に名前を挙げた「左巻きのNHK御用識者」、彼らと同等、もしくは彼ら以上の左翼極左思想の持ち主であるのが雁屋哲です。

その事は以下の「amazonの商品説明」を読めば一発で分かります。私は何年も前から、2chで雁屋哲関連のスレッドを見かける度に、このamazonのリンクを貼って、紹介してあげて(=拡散に努めて)いたものです。

マンガ 日本人と天皇マンガ 日本人と天皇
(2000/12)
雁屋 哲、シュガー佐藤 他

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(以下、「amazonの商品説明」の文章より抜粋して引用)
「週刊金曜日」連載のマンガをまとめたもの。『美味しんぼ』の原作者である雁屋哲が著者として挙げられている。絵を描いているのは石森章太郎のアシスタントであったことでも知られるシュガー佐藤。
『美味しんぼ』でも見られた傾向ではあるが、著者は極論に走りがちである。本書では、「天皇制批判」に立って天皇制を論じているのだが、それは著者が、「天皇」「天皇制」、そしてそれらが日本人の生活に及ぼしている影響についていろいろ調べた結果、精神的に「天皇の束縛から自由になった」からにすぎない。

その論じ方には賛否両論あるだろうが、「天皇とは何か」「近代天皇制の毒」「天皇の軍隊」「臣と民」「象徴天皇制」「昭和天皇の戦争責任」「天皇制の未来」と続く構成はなかなか読ませる。政治や歴史の専門家の手によるものでもなく、個人的思考からストレートに書いているものなので、その内容の濃さや論旨の甘さを物足りないと感じる人もいるかもしれない。だが、しょせんマンガなのだ。さらっと読み流し、(多少偏った)入門書として捉えれば、その思いは変わってくるのではないだろうか?(以下略)


昔、この本を古本屋で少し立ち読みした事がありますが、まあ酷い内容の本でした。

今回の“マンガ論評”は雁屋哲についてなので、あまり擁護するつもりもないのですけど、確かに「男組」は傑作だったと思います。これは、そう認めざるを得ません。

村上もとかの記事でも書きましたように、私はその当時少年サンデーを読んでいた訳ではないので、「男組」を全巻読んだのは青年になってからの事ですが、そりゃ青年時代に「男組」を読めば(しかも右だ左だの政治思想に無頓着であれば)多少感化もされますわなあw
まあ「男組」の場合は池上遼一先生の作画が凄まじいので、池上先生の画力に依る所も大きかったんだとは思いますけど。

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(2013/07/01)
池上遼一、雁屋哲 他

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私は実は、今回話題になっている「美味しんぼ」についてもかなり早い段階から読んでまして、4巻以降はずっと単行本を読み続けていました。多分10年間ぐらいずっと読み続けていたでしょう。今も押し入れの中に何冊か単行本が眠ってます。雁屋哲のエッセイ本と一緒に。

要するに私は、以前は雁屋哲の作品をよく読んでいた訳です。そして多少、彼の思想に毒されていた面もあったのです。
逆にその反動から、ここ10年間ぐらいは「美味しんぼ」はほとんど読まないようにしています。

多分そういう人間は私だけではなくて、世間にはそれなりにいると思います。まあ「美味しんぼ」の人気が落ちたのは、マンガの内容自体がマンネリ化して飽きてしまったという面もあるとは思いますけど。

coffeeさんのブログでも既に『今回の騒ぎは炎上商法である』と看破されてます。まさにその通りです。そういった「商売の手法」「注目を集める戦術」といった点では連中(左翼・サヨク)はプロですから。




「若者が左翼思想にかぶれる」という事自体は、ネットでよく見かけるチャーチルのセリフではありませんけど、ある程度「自然な事」だと思うんです。特に政治や皇室に対する知識や理解が薄い段階の年齢では。

私にとって一番訳が分からないのは、なぜそれが「反原発」に繋がるのか?という点なんですよ(※若い人にとっての「左翼=反体制」という意味で)。

アレは単に、左翼・サヨクの連中が自分達のレーゾンデートル(=存在理由。存在価値)の為に利用しているプロパガンダなのであって、別に「反原発」自体は「反体制」でも何でもない。NHKを筆頭に国内も海外も、「日本が原発を再稼働する事には反対する」という人間ばかりなのだから(少なくともNHKと外国の勢力は「日本の弱体化」が目的であるのだが)、“左翼”という言葉がその字義通り、
『少数派ではあっても、正しい事を主張する』
という意味であるのならば、「原発の再稼働」を一生懸命に唱えている私こそが、正真正銘の「極左(反体制)」と呼ばれるべき存在だよなあw

まあ、日本が貿易赤字を垂れ流し続けて、「国の借金が数千兆円」になって(w)、日本が破綻する事を望む反日左翼・サヨク」という意味合いで使うのであれば、確かに「反原発」「左翼・サヨク」と言えるのかも知れませんけどねえw

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最近、西部グループのメディア戦略が凄まじい

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4月19日の、例の倉山本三橋とのケンカ本)の批評をした際にも少し触れた通り、私の「いわゆる西部グループ」に対する評価はかなり低い。最近は特に。

私のこのブログにはかなり以前から 反米思想、反TPP、西部邁 というカテゴリがある。私は元々西部グループにはやや懐疑的な見方をしていた。ただし西部先生自身については、別格扱いにしていたつもりだった。私も一応、東京MXの西部ゼミを最初からずっと視聴してきている人間なのだから。

しかし最近は、東京MXの西部ゼミも全然見なくなっている。
私はもう、西部グループの思想は完全に把握しているので、もはや見る必要も無い。まあ西部グループの「口げんか」のレベルはそこそこ高い事は分かっているので、どういう理屈で理論武装してくるか?については多少関心はあるけれども、その思想の根本部分については、全員西部先生と同じ方向性である事は分かっているので、改めて聞くのも面倒くさくなっている。

それにしても、最近の西部グループメディア戦略は凄まじい。
何と言うか、畳み掛けるという表現がピッタリ来る、という感じだ。
タイミング的に見て、上念・田中・倉山vs三橋・藤井のケンカと重なっているので、多分それと無関係ではないのだろう。

<西部グループによるマスメディアへの露出の具体例>
(1) 三橋貴明の例の「韓国崩壊」バナー宣伝(これはマスメディアではなくてネット限定)。
様々なサイトやブログ内にバナーを貼って大々的に宣伝している。
ちなみに三橋は本日の東京MX「モーニングCROSS」にも出演していたらしい。

(2) 5月4日の東京MXの西部ゼミに藤井聡が登場。また5月11日には中野剛志が登場。
ここでは佐藤健志との共著「国家のツジツマ」を宣伝している。

【西部邁ゼミナール】国際法をふりかざしても無駄【1】2014.05.11(ニコ動へのリンク)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23527696
(以下、東京MXによる番組内容の紹介)
日米共同声明を正しく読めば、尖閣諸島めぐる本当の意味がよく分かる。評論家・中野剛志
氏による領土問題めぐる「法」と「力」の正しい解説!日本の主権ついて考える。(以下略)

(3) 5月5日のBSフジ「プライムニュース」に佐藤健志と古市憲寿がゲストとして登場。ここ
でも佐藤健志「国家のツジツマ」を宣伝していた。

再び公開処刑されたラッキー古市(ニコ動へのリンク)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23488282

http://jcc.jp/news/8305624/(番組を紹介しているサイトへのリンク)
日本が抱える矛盾とは?“つじつまの合わない物語”
春の提言企画「ニッポンの逆説」の第1弾「日本は平和国家なのか」

(※ニコ動のタイトルは上記のように書かれていますが、番組の中身を見れば分かるように
古市は別にそれほど酷い扱いは受けていない。個人的に言わせてもらえば、古市はかなり
レベルが上がっている。もちろん元のレベルが低すぎたのだがw
それはともかく、この動画のタイトルの付け方は明らかに「釣り」を狙ったものであり、この動
画を上げた人物、またこの動画内で佐藤健志を絶賛している連中がどういう連中であるか?
TPP騒ぎの時に西部グループ、特に中野藤井を持ち上げて煽っていた連中と同一である
事は間違いないだろう)

(4) 5月11日のフジの「新報道2001」に藤井聡が出演

南シナ海緊張高まる 中国・ベトナム船衝突(ニコ動へのリンク)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23531670

まず最初に指摘すべき事は、事の良し悪しはともかくとして、「上念・田中・倉山vs三橋・藤井のケンカ」で、上念・田中・倉山の側が「勝利する」などという結果は、まずあり得ないだろう、という事である。

私個人の思想と照らし合わせて考えてみると、私の思想は上念・田中・倉山のリフレ派と、西部グループの財政出動派と、どちらともマッチしていないので、どちちらが勝っても別にそれは構わない。
ちなみに「私の思想とマッチしない」というのは、別に経済の事だけを言っている訳ではなくて、外交・国家観・歴史その他の要素も含めて「マッチしない」という事である。まあ例外として、倉山の歴史政治の知識については「ちょっと惜しい」という部分はあるけれども、経済の事はねえ…。



「西部グループとマスメディアとの親和性」については、私も最近のブログ記事でよく指摘している点である。
特に最近の西部グループのイチオシは佐藤健志らしい。
売り出し方としては、TPP騒ぎの時の中野剛志と全く同じ手法を取っている。

ハッキリ言って私は佐藤健志はほとんど評価していない。桜討論での話や西部ゼミでの話を聞いても、別に何も感銘を受けなかったし、上記の古市と出演したプライムニュースでのコメントを聞いてもそれは全く同様だった。まあ私が「保守オタクだから」という理由もあるのだろうけど。
(ちなみにこのブログでも、佐藤健志について若干触れた事はある。もちろんやや批判的なコメントをした)
NHK特報首都圏で姜尚中の書籍の広報宣伝を放送(2013/05/26)
8月は敗戦体制の番人である反日サヨクマスゴミにとって大切な月(2013/08/03)

佐藤健志に関してはニコ動で、以前から桜討論の動画で「イチオシの書き込み」している連中がいたし、今回のプライムニュースのニコ動でも保守初心者のような書き込みが(それが「保守初心者を装っている」のかどうかはともかくとして)非常に多く書き込まれている。さながらTPP騒ぎの頃の中野剛志を彷彿とさせるような感じで。
あの時と手法が全く同じである。

あの頃の私は、「西部グループに懐疑的」とはいえども、「心底まで疑う」というレベルには至っていなかった(ちなみに西田昌司先生については、私は当時から書いていたように、今でも例外だと思っている)。

しかし、最近の「西部グループのメディア戦略」を見るにつけ、多分彼らも
『あちら(マスメディア)側の人間なのだろう』
と確信するようになった。
(まあ上記の過去記事にもあるように、私は当時から既に「NHKに甘い西部グループの態度」を批判していた訳だが)




先日の桜討論には西部グループの東谷暁が出演していた。

【討論!】オバマ大統領来日は何だったのか?[桜H26/5/3]
http://www.nicovideo.jp/watch/so23459043
https://www.youtube.com/watch?v=W0QuI6Z25tA

この討論の終わり頃に、東谷はなかなか面白い事を言っていた。

『そんなに日米同盟が大切なんだったら、TPP交渉でアメリカの言い分を全て呑めば良いじゃないですか?』と。

意表を突いたタイミングでこの話を切り出したので、他者は誰も反論しなかった。
この開き直ったような発言が、「親米保守派」にはなかなか出来ないんですよねw
ニコ動を監視している反米工作員達も、その東谷の発言を受けて、勝ち誇ったように親米保守派を煽るコメントを大量に書き込んでいた。

私のブログでは、そんな東谷の開き直り発言など、とっくの昔に論破しているのだがw

反論の仕方としては、二つの段階を踏んで行なう。

まず最初に、
『東谷が言うような「100か0か」極論が許されるのであれば、気骨ある反米を謳っているあなた達も、米軍の庇護の元で米軍に対して文句を言うという、さながら「中学生が親に向かって反抗する」といったような中途半端な事をしないで、「米軍は沖縄から今すぐ、いや来年か再来年でもいいから、さっさと出て行け」と、訴えなさいよ』
と言ってやれば良い。

(私は、以下の2年前の記事で既に、そう述べている)
私の櫻井よしこさんに対する評価(2012/01/13)

(以下、一部抜粋引用)
それより何より、もし櫻井さんが開き直って、これらの反米保守派の人達に言い返すとするならば、
『アメリカに反発心をたぎらせる程、日本が誇り高い国家であるのならば、
なぜ“日本はアメリカの保護国”の状態のままでずっといるのですか?
来年、いや2、3年先でもいい。米軍は沖縄から出て行ってもらえば
良いではないですか。なぜハッキリとそう言わないのですか?

それが言えないのは、“日本はアメリカの保護国だから”という事ですね』
とも言えるだろう。(以下略)


そしてその次に、
『今の安倍政権の日米外交を批判しているあなた達が、心の中で抱いている理想の総理大臣像は、あの鳩山由紀夫ですよね?
なぜあなた達はあの鳩山由紀夫が退陣する時に、それを護る為の論陣を張らなかったのですか?
ちなみにあなた達の理想の総理大臣は、今でももちろん鳩山由紀夫ですよね?』
と言ってやれば良い。

(そしてこの事も、私は以下の過去記事で既に述べている)
久々に西部グループ、三橋貴明、水島社長批判(2013/07/28)

(以下、一部抜粋引用)
TPP反対派の言論に対して、私から言わせれば、
『じゃあ、あなた達の理想の総理大臣は、あの反米親中鳩山由紀夫ですね』
という事である。

鳩山由紀夫が総理大臣であったなら、間違いなくTPPをぶち壊して日本は交渉に入る
事もなかっただろう。
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こう言えば、三橋などのTPP反対派はこういうに違いない。
鳩山が総理だなんて、なんでそんな極端な例を出すんだよ!』

その考え方自体が、あなた達の「甘え」なんだよ。

鳩山が総理という例は、極端でも何でもない。
実際4年前に、反米反小泉の流れに乗って総選挙に大勝して、鳩山は総理大臣に
なった
ではないか。

反米思想のおかしな政治家が総理大臣になるなど、どうせありえないのだから
(=我々少数派が実際に政権を担う事になるなど、どうせありえないのだから)、
とりあえずアメリカさえ叩いていれば、反米派言論人としての形にはなる。


こうした「甘えた発想」が、鳩山総理、ひいてはその後の総理などの民主党政権
を生み出した要因なのではなかったのか?

「反米保守」を気取っている一部の言論人は、まずなによりも、その辺りの「反省」と
「総括」をやってから、親米派の批判をやってもらいたいものだ。(以下略)


あの桜討論の場で、即座にこのような切り返しをしていれば、東谷なぞ即刻論破出来ていただろう。まあ、それが出来なかったのか?それとも分かっていても(プロレスだから)敢えてやらなかったのか?それは知る由もない(まあ司会の社長も基本的には西部グループの反米にシンパシーを感じているだろうし)。


何度も言うが、私からすれば西部グループの話など今更改めて聞いたところで、別に何の感銘も受けるものではない。保守初心者からすれば、そうではないのかも知れないけれども。

ただし、かく言う私も、西部グループのアメリカに対する感情」を理解していない訳ではないし、その訴えが重要である事も理解している。

問題なのはその手法(アメリカからの自立を目指す手法)が、西部グループのやり方は著しく問題がある、という事である。

以前、憲法の話をする時にも書いたが、

TPPとアメリカコンプレックスと憲法論議 後編(2013/04/28)

(以下、一部抜粋引用)
私は「金銭の損得勘定」で日本人の「反米意識」を煽った所で、
日本にとって決して「プラスな事にはならない」と思っています。

今回の反TPP騒ぎの中で、日本にとって唯一「前向きな話」として取り上げられるべき
事は、それが、
「アメリカからの真の自主自立が必要」>>敗戦体制からの脱却に目覚める」>>
占領憲法の破棄に繋がる」
という場合だけのはずです。(以下略)


仮に今回のTPP交渉で一度だけアメリカに対して抵抗を示したとしても、アメリカの「占領憲法」を戴いたままでは、この先将来、第二、第三のTPPを向けられて来る事は明白ではないか。
根本的な解決方法は「占領憲法」の無効化のはずである。
これはTPPのような交渉相手のある問題とは違って、日本国民がその意志を持ちさえすれば、すぐにでも実現可能な話である。

しかしなぜか、西部グループは「占領憲法」の事を声高に言う事はしない。TPPの事だけは声高に言うけれども。不思議な話である。



最後に、今回の話で一番重要な問題は、
西部グループのメディア戦略が、まさに「マスゴミ」に利用される形で行なわれている事と、それが西部グループの「売名行為」に直結している、
という点である。

司法に訴える」「脅しを使う」「情報量で圧倒してイメージ戦略で勝つなどという手法は、「私が相手にしている連中」(=NHKおよびマスゴミ)の常套手段であるが、その戦略の手法自体は正しい選択であり、以前も書いたように「西部グループの身の処し方は非常に洗練されている」。直接討論をして敗れたら元も子もないので、このような戦略を取る訳である。NHKマスゴミの思考回路と全く同じである。


倉山の理論が、仮にそれが正しいものであったとしても、この情報戦に勝つ事は多分出来ないだろう。

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「国民の理解」が一番重要なはずなのに、NHKは

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ここ最近は毎日のようにNHKのニュース番組で“集団的自衛権”の話題が取り上げられています。
まあその話題の中心は、大体いつも『(かくかくしかじかの理由で)公明党(もしくは山口代表)が反対している』といった報道ばかりなんですけれど。

倉山氏は倉山満の砦で、集団的自衛権について悲観的なコメントをしている。
しかし私はそれほど悲観的な見方をしていません。

「いわゆる従軍慰安婦問題」及びその他の戦後レジューム問題と同様に、この問題(=集団的自衛権)も一足飛びで事が運ぶような容易な問題でない事は、特に「公明党が頑強に抵抗するであろう」などという事も含めて、最初から全て分かっていた話なのだから。

個人的な意見として言えば、今回はこの問題が大きく報道で取り扱われて、
国民に対して広く周知される事こそ
一番重要な事だと思っていますので、今の所は「良い方向に進んでいる」と私は思っています。


さて、ちょっと古くなってしまいましたが、先週(5月15日)安倍総理大臣がこの問題について記者会見を開きました。

以下、5月15日(木)のNHKニュース7より
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以下、同日のニュースウォッチ9より
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この集団的自衛権については、NHKの報道を視聴しているとよく耳にするセリフがあります。

『国民的な議論が必要だ』

まあこのセリフについては、私も以前から“憲法改正”の話題を取り上げる際に、いつも指摘している「NHKの報道パターン」ではあるのですけど。

更に今回は、例の「解釈改憲」の問題もありますので、『政府による一方的な解釈改憲は許されない。国民的な理解が得られていない』などというセリフも、NHKの報道ではよく耳にします。

上記に挙げました先週のニュース7やニュースウォッチ9でも、それは同様でした。

解釈変更での行使容認に反対の識者(早稲田大学 長谷部恭男 教授)
『国民的な議論を展開したうえで憲法改正する。そういう手段をきちんと踏むべき』

街の人の声
『いろいろ考えていかないといけない問題が多々最近あちこちで出てきている』

公明党・山口代表
『個別的自衛権の元で、どう対応が可能なのか、そういう議論がまず大事だろう』


なんにしても、国民的な議論を盛り上げて、国民が理解出来るような環境を整える事が重要である事は、NHKも自覚しているらしい

しかし先日このブログでも書いたように、NHKは元々“集団的自衛権”も、“憲法改正”も、「開かれた、分かりやすい討論番組」自局で放送するなどという事をほとんどやってこなかった

そして、集団的自衛権の議論がおおいに求められているこの時期に、NHKは、自局で一番有力な「討論番組」を放送する予定になっている。
5月31日(土)放送予定の「日本新生」である。

この時期に放送するんだから、当然
テーマは“集団的自衛権”なんでしょ?
と思われるかも知れませんが、さにあらず。

http://www.nhk.or.jp/shinsei/

(以下、NHKの公式サイトより引用)
5月31日(土) 午後9:00 総合
今回のテーマは「医療改革」
「どう乗り越える?医療クライシス(仮)」

誰もが、いつどんな時でも自由に病院を利用できる日本の医療が今、深刻な危機に直面しています。原因は、団塊の世代が75歳に達する“2025年問題”。患者が増え、医療費が急増すると予測されているのです。
この危機をどう乗り越えるのか?今、「病院から在宅への転換」など、これまでの日本の医療を見直す、様々な改革が議論されようとしています。
一方、財政面ばかりに重きがおかれ、患者や家族が置き去りにされるのではないかと不安視する声があがっています。
2025年まで、あと10年余り。医療費の伸びを抑えながら、安心できる医療をどう築いていけばよいのか?皆さんから具体的な事例を募集し、それを元に考えていきます。皆さんも一緒に考えてみませんか?

        ∧∧
       ヽ(・ω・)/   ズコー
      \(.\ ノ
    、ハ,,、  ̄

ハァ?医療の問題って、喫緊で何か話題になってましたっけ?
というか、この前の記事でも書いた事だけれども、「日本新生」は(=NHKは)本当に
「政治に関する討論」が嫌いなんだなあw

本来ならば、「政治に関する討論」こそが、公共放送にとって一番求められている討論番組であるはずなのに。
それが民主主義の基本であるのだから。

民主党政権時代じゃあるまいし、今この時期に「医療(福祉)」の討論をする必然性がどこにあるというのか?

全くもって、役に立たない「(自称)公共放送」だよなあ。

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NHKの美味しんぼ報道。「住民の不安の声」を盾に使ういつものパターン

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昨夜(5月19日、月曜)、NHKのニュースウォッチ9(以下、NW9)で「美味しんぼ騒動」を取り上げていた。

しかしNW9の「美味しんぼ報道」の内容を紹介する前に、ちょっと一言指摘しておく事とする。

今回の「美味しんぼ騒動」は一応今週号のスピリッツが発行されて、当初の予定通り美味しんぼも「一時休載」するという事で、一旦は終止符が打たれたらしい。

美味しんぼへの批判が、その火元であり火付け人でもある原作の雁屋哲に向かうよりも、スピリッツ編集部に向けられたという事も奏功したのかも知れないが、今回は連中(=反原発サヨク)も早めの撤退を決断したらしい。
まあ引き際を心得ているというのも、さすがプロ(=プロパガンダのプロ)のなせる技と言った所か。我々も奴らの捲土重来(=再びの反原発プロパガンダ)に気をつけておかねばならないだろう。

反原発派に対する風当たりがこれ程までに強くなった事は多分今回が初めてだろう。それは素直に喜ばしい事と言える。

(なんとなく、口にしてはいけないという)閉ざされた言語空間を突破して、やっとまともに世間の声を「あのキチガイども」にぶつける事が出来るようになった。これでやっとワンステップ上がる事が出来たと言って良いと思う。雁屋哲からすれば、「話題を集める、注目を集める(=炎上商法)」という面ではかなり成功したと言えるのかも知れないが、今回のような結果を許す形になる事までは考えていなかったであろう。自業自得である。

NHKを筆頭にして、マスゴミが全て「反原発プロパガンダ(=左翼・サヨク)」に擁護的である事は自明の事である。
言論封殺の武器(=「かわいそうだから」の一言で、全ての反論を制する事が出来る武器)は、奴らにとって多い方が良いに決まっているのだから。

今回、「一つの壁」を突破されてしまった事によって、マスゴミ連中もやや引き締めの方向に軌道修正をしているように私には見受けられる。それはぼやきくっくりさんのブログで先日の「たかじん」の書き起こし(反原発に擁護的な長谷川幸洋に「美味しんぼ騒動」を語らせていた事など)を見て感じた事であるし、昨夜のNW9の「美味しんぼ報道」を見る事によって、改めて強く感じるようになった。


それでは本題に入る事にしよう。

(※今回のNW9の報道は、今年の3月10日に放送した“福島報道”とリンクして見るべき内容の物
 なので、その時の記事のリンクも貼っておきます。ちなみにその時と同様に今回も、NHKの一番
 言いたい主旨
は、この放送の後半部分に設定されています)
3月10日のNHKニュースウォッチ9の原発・放射能報道について(2014/03/16)

(以下、昨夜(5月19日(月))のNW9より放送内容を抜粋)
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井上『福島第一原発を訪れた主人公が鼻血や倦怠感を訴えるシーンなどが論議を呼んでいる
人気マンガ「美味しんぼ」。続編を掲載した雑誌の最新号が今日発売されました』
大越『真実をありのままに書いたとする原作者に対し、聞いた事が無い、風評被害を助長する、
といった批判が相次いでいます。また一方で「不安を口にする事がますますハバ
カられるようになる」
と、今回の現象を懸念する人達もいます』

(以下、この放送の前半部分は概ね公平と言うか、やや「美味しんぼ」に対して批判的な街
の人の声、及びスピリッツ編集部に寄せられた批判や意見などが紹介されていく)

まず最初に今週号の「美味しんぼ」のページをめくりながら内容を紹介。声優が(ナレーションが)
そのセリフを読み上げる。
<山岡士郎と海原雄山の会話の場面>
山岡『福島の未来は日本の未来だ。これからの日本を考えるのに、まず福島が前提になる』
雄山『福島に住んでいる人達を傷つけるから、住むことの危険性については、言葉を控えるのが
   良識とされている。だがそれは偽善だろう
   『私は一人の人間として福島の人達に、危ない所から逃げる勇気を持ってほしいと言いたいのだ』


続いて、今週号の「美味しんぼ」について、福島の「街の人の声」(感想)
女性A『福島の県民はすごく心を傷つけられたと思ってます』
女性B『逃げる勇気を持ってほしいって、どこに逃げればいいの?って感じだよね』

別の男性
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『現に生活している人がここにこうやっているんだという事を考えれば、少しの配慮はしていただけ
れば良かったという気はします』

別の女性『こういう思いを抱えて生きているという事は、福島人だけじゃなくて日本全体の問題だし、
すごく勇気のいることをしたんじゃないか?と思います』


その後、今週号の誌面上で行なわれた「スピリッツ編集部の見解(=釈明)」の紹介、また「美味し
んぼ」の中で福島原発がどのように描かれてきたのかを紹介する場面に続くが、この部分は割愛。


続いて、政府・福島県の反応と原作者の反応、及び地元住民の声などを紹介。

石原伸晃環境大臣『住民の被曝と鼻血が出たという因果関係は無いという評価が出ている』
『風評被害を惹起することがあっては決していけないのではないか』

福島県の佐藤知事
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『全体のマンガの印象として、風評を助長するような印象で極めて残念』

次に雁屋哲のブログから、雁屋の意見(=釈明)を紹介(面倒なのでリンクごと貼っておきます)
http://kariyatetsu.com/blog/1686.php

地元の男性の声『普通に暮らしている。鼻血が出たとか聞いた事がない』
地元の女性の声『「鼻血出てないか?」とか笑いながら言われたのが凄いショックで…。そういう
面でやっぱり苦痛はあります』


次に今週号のスピリッツに載せられた、「美味しんぼ」に対する批判や意見を紹介。
意見A『この作品を、放射線についての知識をもたない人が読むとどう思うか。とても腹が立ちま
した。(中略)風評被害を煽っていると取られても仕方がないと思います』

学者の意見『鼻血が起こることは絶対にありません。同じ症状の人が大勢いるとは到底信じられ
ません。(中略)これは福島県民に対する侮辱以外の何物でもありません』

意見B『鼻血の否定はできないと思います。(中略)ツイッターなどでつぶやこうものなら、「鼻血な
んて聞いたことがない」「不安をあおる」という攻撃にさらされます。言論封殺することで、自由な議
論や意見の発表が阻害されれば、被曝しかねません



そして大阪市の橋下市長の意見を紹介して、一旦前半部分は終了。
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『作者としては言いたいことを言いたかったのでは。それはそれでいい』
『ただ僕もきちんと市長として抗議して。言論で。最後に小学館がこういう形でまとめたということで。
非常によい終わり方なんじゃないですか。あとは読者が判断すればいい』


いかがでしょうか?意外と公平な内容だったでしょう?
この前半部分だけで、このコーナーを終了してさえいれば。

客観的に見て、今回の問題ではある程度雁屋哲が批判を浴びるのは当然の結果なのだから、批判意見が2に対して擁護意見が1という上記の報道姿勢は「公平なバランス感覚」と言えるだろう。

しかし、私が3年以上も批判し続けてきた「NHKの反原発・放射能プロパガンダ」は、そんな甘いものではない。
このNHKが、「反原発の側」を擁護せずにコーナーを終了させる、などという事は絶対にあり得ません

以下、NHKの本音を伝える為の後半部分がスタート。

ナレーション『一方、マンガに対する批判に戸惑う人達も』
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『福島で暮らす上で、現状を知る事が大事だと放射線量の測定を行なっている母親達のグループです』
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『自分達が日々感じる不安も、ますます口にし辛くなるのでは?と懸念しています』
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女性『決して、ここにこう住み続けているから安心だとも思ってないし…』
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女性『不安の声をあげると風評被害だと思われてしまうのは残念』
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女性『怖いのは風評じゃなくて、風化だと思ってるので』

ナレーション『今回の問題について、専門家は』
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(大阪大学 コミュニケーションデザイン・センター 平川秀幸 教授)
『いろんな問題を指摘するような声というのが埋もれないように、それをちゃんと皆に分かる形に提示
するという事が(原作者の)一番の目的だと思うんですね』
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『鼻血とか、ある種のセンセーショナルな話題を取り上げたが故に、そっちのほうに議論が引っ張られ
すぎてしまって』
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『本来伝えたかった、本来問題提起したかった事がかすむ形になってしまっているのは残念な所』

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ナレーション『その上で、住民の不安に向き合い必要な情報を集めて提示していく事が必要だと
指摘します』

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平川『問題を感じている人たちから本当にちゃんと声を聞いて、それに対する対応が取られている
のかどうか、そこはちゃんと検証していかなければいけないと思うんですね』

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大越『掲載誌に意見を寄せた福島県川内村の遠藤村長はこの中で「避難する・避難しない、戻る・
戻らない、の対立構造を作らない為に、善意の押しつけや過激な干渉はできる限り控えて欲しい」
としています。その上で「村民が村に戻るかどうかについては、それぞれの判断を尊重して支援し
ていくつもりです」と述べています』
『経験の無い事態に、被災者は自ら懸命に情報を分析して生き方を選択しています。その多様性は
尊重されなければなりませんし、私達もそれをきめ細かく伝えていきたいと思っています』(終)


後半部分は明らかに「反原発の側」及び雁屋哲を擁護するような印象を視聴者の脳裏に刻み込む形で内容が構成されている。
しかもその事がバレにくくなるように、狡猾にロジックを組み立てている。

確かに雁屋哲自身もサヨク・左翼プロパガンダのプロではあるのだが、その手法の狡猾さ、緻密さではNHKの右に出る者はいない。「プロパガンダ・印象操作・洗脳」に関しては、NHKはまさにプロ中のプロなのだから。

ちなみにこの後半部分のNHKの「反原発擁護のロジック」は、先にも紹介した通り、今年の3月10日にNW9が放送した時と全く同じである。

『風評被害を拒絶するあまり、不安の声を上げる事さえも出来なくなってしまう』
というロジックである。

今回の雁屋哲の「美味しんぼ」騒動と、福島に住んでいる住民の不安の声は、直接的には何の関係も無い。
今回問題にされているのは、雁屋哲の「(放射能による鼻血等の)根拠の無い捏造」と「根拠の無い風評被害の扇動」という部分である。それを福島に住んでいる住民の(放射能に対する)不安と結びつけるのはあまりにも強引なやり方だろう。

しかしNHKにとってそんな事はどうでも良い。現に「不安を訴えているかわいそうな女性達がいる」のだから、強引だろうと無理筋だろうと、視聴者の脳裏に『やっぱり反原発の(=放射能に怯えている)人達に圧力をかけるなんて可哀想だという印象さえ植えつければ、全てがOKなのである。理屈もへったくれもない。感情論、印象論が全てである。
これが真のプロのお仕事ですよ、雁屋さん。

昨夜のNW9の放送では、後半部分で雁屋哲(及び反原発)を擁護する事によって、結局全体で見れば50・50という形で「ある意味」バランスの取れた形の放送内容となった。

ちょっと待て。
50・50というのはバランスが取れていると思うかも知れないが、今回の雁屋哲の問題は
明らかに雁屋哲が批判されるべき問題
だったはずだろう?
何をシレッと50・50で放送してんだよ?



更に突っ込んで批判をすると、この後半部分のNHKの常套句
『風評被害を拒絶するあまり、不安の声を上げる事さえも出来なくなってしまう』

誰が不安の声を上げる事まで批判したというのか。
私はそんな批判を書いた事もないし、世間の原発容認派の人達も同様だろう。

要するに、反原発派の人達の声が大きいほうが「自分達にとって好ましい」。その逆は「好ましくない」という、ただそれだけの事だろう。彼女たちにとっては。

不安の声を上げる事は自由である。そしてその声を無視する程、日本人は冷たくないし、日本政府も冷徹ではない。

しかし、不安の声を上げた上で、実際、現実問題として、あなた達は何がやりたいと言うのか。

上記の放送内容の中で、
『怖いのは風評じゃなくて、風化だと思ってるので』
という福島の母親の声があった。

なぜ“風化”してはいけないのか?
その発言内容があなた達の(放射能に対する)不安と何か関連性があるというのか?
それは不安などという心理的、客観的な事象とは関係の無い、「政治性を帯びた」発言ではないのか?

放射能の問題が“風化”してしまうぐらいに福島を元の姿に戻す事こそ、我々の使命だと思うのだが、その姿勢のどこに問題があるというのだろうか?



あと、もう一つ。
NHKは今回の放送の中で、一方的な見方だけではなくて、「多様性」または「様々な声や指摘」が重要である、みたいな事を度々述べている。

お前ら(NHK)、普段、原発再稼働側の意見を取り上げる事ってありましたっけ?

その口で、よくぞ「多様性」やら「様々な声や指摘」などというセリフが言えたものだ。




私自身は、原発再稼働を容認する立場の人間である。
(※『原発をどんどん増やせ』とか、『早く核武装をしろ』などという意見を述べた事はない。「今ある原発さえも動かさない」という意見には、理性的に考えて妥当性を感じられないので、『さっさと原発を再稼働せよ』と言っているだけである。こんな事を訴えていても、あまり賛同を得られるとも思えないが、自分の信念に正直でありたい、というただそれだけの為にここで主張している)

私の主張は、以前書いた、この頃の主張とほとんど変わっていない。

(以下、2012年9月2日の記事より一部抜粋引用)
私は「反原発運動」に対して、随分と辛辣な事をこのブログで書いてますが、何度か注意書きをして
きました通り、私は「反原発プロパガンダ」が大嫌いなのであって、理性的に、客観的な理論を用いる
「反原発」まで否定するものではない。

私だって別に、『まず大前提として、原発ありき』などとは考えていない。

原発がなくても、それでも日本の国力がガタ落ちしないのであれば、また将来の日本人達が立派に
やっていけるのであれば、別にそれで構わない。

しかし現状は全く違うではないか。

なるほど確かに、原発がなくてもエネルギーは無理してなんとか賄えるかも知れない。省エネだって
大切な事だろう。「もったいない」は日本の美徳でもある。

しかしそんなキレイ事は、これまで豊かな日本社会を満喫してきた「持てる者」だけが言えるキレイ
事に過ぎない。

今既に「富を持っている者」が(既得権者が)、ひたすら安全に走りたがるのは当たり前の話である。

別に何も無理をする必要もない。原発など無くても、多少高い電気料金でも(海外から高い天然ガスや
石油
を買わされても)「富を持っている者」は別に構わないだろう。他の「富を持っていない者」
どんなに苦しい思いをしようとも。
(中略)
デモで「戦争反対!」などと叫んだ所で、戦争は絶対になくならないし、デモで「原発反対!」などと
叫んだ所で、日本のエネルギー問題は一向に解決されない。

サヨクイデオロギー抜きで、本当に「戦争反対!」と考えているのであれば、他国から易々と攻め込ま
れないための、戦争をさせないための、万全の防衛力を作り上げるしかないではないか。

サヨクイデオロギー抜きで、本当に「原発反対!」と考えているのであれば、いたずらに原発の恐怖
ばかり煽っていないで、原発に代わるような、安価で安定的な電力装置を作り出せば済む話ではないか。

もし万一、そんな電力装置があるのであれば、私は「反原発」に決して反対はしない。
いやむしろ、喜んで「反原発」に賛成するだろう。(終)


あと、エネルギーの輸入超過と貿易赤字の問題については、以下の記事で自作のグラフを紹介して解説した事もある。
3月9日Nスペ「どう使われる3.3兆円・検証復興計画」と、資源問題(2014/05/20)

まあ確かに、私自身が行なっている「反原発・放射能プロパガンダ」叩きの根底に、「反サヨク・左翼」「反NHK」といった個人的な感情など含まれていない、と言えばウソになる。そういった感情は当然ある。しかしそれは、この問題が帯びている「日本の戦後レジューム問題」及び「敗戦体制の側による“原爆・原発・放射能へのアレルギー”洗脳」といった要素も含んでいるので、戦後サヨクNHKを否定する感情が、あながち無縁とも言えない部分もある。


上記の過去記事で述べているように、私は理性的または客観的な「反原発」まで否定はしない。
ただ、これまでそういった意見にほとんど出会った経験が無いだけのこと。

私が出会った事のある、唯一の説得力のある「反原発・脱原発」の意見は、3年前の震災の年に聞いた西尾幹二氏の意見だけである。
西尾氏の意見を要約すると、
『今の日本人には、原発などという巨大なパワーを有する代物を制御したり克服するという意志も能力も無いのだから、原発はやめたほうが良いだろう』
という内容だったと思う(一応当時は民主党政権だったという特殊事情もあったが)。

科学的な分析とは全く関係の無い話だけれども、これが私が納得できる唯一の「脱原発」の理屈である。

ちなみにこの理屈は“原発”の事だけに限らず、“戦後レジューム”も、“集団的自衛権”も、“憲法改正”も、“日本の自主自立(自主防衛)”も、全てに共通して言える事でもある。

肝心の日本国民に、その意志が無いのなら、皆で前に向かって進むという勇気が無いのなら、そりゃどうしようもありませんわな、と。

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テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

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