処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

熊本地震

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熊本地震で被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

東北の震災復興が道半ばの最中に、今度は西南の地で大震災が発生するとは、全くもって我が国の地震災害の多さは宿命的と言わざるを得ません。天から与えられる自然の恵みが多い分、それだけ天が授けてくる厄災も多い、という事なのでありましょうか。

ここ二十数年ほど東京に住んでいる私としましては、不思議と大震災には遭遇しておりません。
大正時代の関東大震災や、その前の安政の大地震など、如何にも大震災が起りそうな土地柄であるにもかかわらず。

逆に以前私が住んでいた北陸では数年前に中越地震や能登半島地震があり、また二十年程前には関西で阪神・淡路大震災がありましたが、なぜか首都圏ではいまだに大地震が発生しておりません。

まさに天運は複雑怪奇。
日本に住み続ける以上、皆「明日は我が身」と心得なければならないのでしょう。



実はこのブログは2010年に始めた後、一旦しばらく休止したものの、2011年の東北の震災をきっかけにして再開した、といった経緯をかつて経験した事があります。まあ当時は「あの菅直人の民主党政権だった」という事と「原発事故の発生」といった事情もあったのですけど…。
(※既に皆さんご存じの事と思いますが、あの班目春樹氏が公開している「東電福島事故の経験をもとにしたマンガ」がネット上で見られますので、読んでおられない方は是非ご一読をお薦めします)

今回の震災については、あの時とは違って別に「現政権に対して物申す」といった考えを抱いている訳でもありませんので、昨年末に休止を宣言したこのブログに関して、「これを機に今回もブログ再開」といった心持ちには実はあまりなっておりません


しかしまあ、今こんな事を述べるのは非常に不謹慎な事であるのは承知の上で敢えて申しますが、これまで安倍首相が再三に渡って申し述べていた
『リーマンショック級の経済危機か、大震災でも発生しない限り、「10%増税」は延期しない』
大震災の部分が、不幸にも的中してしまったのだから、これで「10%増税の延期」は確定となったのでしょう。
(※いや、「延期」というより「完全凍結」の可能性さえもあったのだが、逆に震災が発生してしまった関係上、「震災復興税」みたいな形による「将来的な増税」の可能性は排除しづらくなってしまったのかも知れません。更に言えば、「10%増税の延期」の是非を問う意味が無くなったので、衆参ダブルの可能性も無くなってしまったのでしょう)

安倍首相としては政治的または経済(金融)的なタイミングを見計らって「10%増税の延期」を打ち出す心積もりだったのでしょうが、最早そんな回りくどい手法を取る必要も無くなってしまいましたね。

おそらく数日中には「10%増税の延期」は発表されるのでしょう。

もちろん私自身は今回の震災の有無に関わらず「10%増税の延期」は当たり前の事だと考えておりましたので、今回打ち出されるであろう政策は妥当なものだと考えています。



現在の円ドルレートは110円を切るような円高レベルにあり、更に『また日本で大地震が発生した』という事で来日を躊躇する外国人達も増えるでしょうから、これからはインバウンド効果も徐々に低下していくのでしょう、多分。

来月には伊勢志摩サミットもあり、これから日本政府の舵取りは正念場を迎える事になりますが、そんな事よりもまずはたった今熊本で、人命救助、二次災害の拡大の防止、インフラの復旧など、万難を排してでも遂行しなければならない事が山積しています。


「人生、一寸先は闇」とはよく言いますが、民間も国家(政治家)も、神ならぬ身では一寸先の事さえ誰にも分からない。

テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

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