前回は、経済についての自分の所感を、桜の水島社長が披瀝している経済観と比較して
述べてみましたが、今回は、その水島社長に噛みつかれた櫻井さんの外交観について、
自分の所感を述べてみたいと思います。
(※写真は2010年3月12日のNHKの討論番組「日本の、これから」【日米同盟】の回より)
(※ちなみにこの回の討論の概要は、以下のリンクの動画サイトにて「静止画編集のモノ」が
まだ見られますが、私の独断と偏見によって「櫻井さん中心で」編集しておりますので、
その辺はご容赦くださいw)
http://www.youtube.com/watch?v=AqkYyBY-rAo&feature=channel_video_title
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10047576
ところで、このような私のブログに来られる方々は、概ね“嫌韓”の姿勢が強い人達が
多いと思われますが、いかがでしょうか?
私自身は?
そうですねえ。“嫌韓”とまでは行きませんが、それなりの“反韓”姿勢は持っている
人間だと思います。
このブログでも、度々「韓国ごときに」という言葉を使っている事からもお分かりのように、
ある意味、事ある毎に「韓国はこんなに酷い!あんなに酷い!」と、韓国にかまって
あげている“嫌韓派”の人達よりも、より一層ドライで、かつ冷酷なのかも知れませんw
前回、多少悪し様に書いてしまったかも知れませんが、桜の水島社長は、最近よく、
『かつての東西冷戦は、朝鮮半島の38度線が境目だったが、今は日本列島こそ
が、その境目になっている』
というような事を述べている。
その意見については、自分も全く同感である。
よく、過去の朝鮮半島の歴史を一方的に罵っているような論調が“いわゆる保守の側”の
発言、及び2chの書き込みなどで見受けられるが、過去は過去として、では今現在、
日本がそれと似たような境遇に置かれつつあるが、その事を見過ごして、過去
の朝鮮半島の歴史を侮蔑していれば、それで満足ですか?と言いたいと思う。
(※この“いわゆる保守の側”という範疇には、有名なブログ「正しい歴史認識、国益
重視の外交、核武装の実現」のcoffeeさんや、桜討論にも時々呼ばれる高山正之
なども含まれる。もっともcoffeeさんの方は、マスメディアの人間ではなく、一個人
ブログの“芸風”というか“キャラクター”なのであって、目くじらを立てる程の事ではない
と思ってますが)
一昨年の8月14日、NHKの「日本の、これから」韓国プロパガンダ番組が放送された
時に、2chに書いて、このブログにも転載した自分の書き込みから、再度抜粋して転載
してみましょう。
NHK「日本の、これから」朝鮮番組は酷いヤラセ番組になるだろう(2010/08/14(土))
http://syoshisakuron.blog130.fc2.com/blog-date-20100814.html
ある程度予想はしていたが、想像を絶するNHK朝鮮ヤラセ討論番組(2010/08/15(日))
http://syoshisakuron.blog130.fc2.com/blog-date-20100815.html
序の部分。(※自分の意見は、「もし、ですよ?」以下の部分)
(以下、転載抜粋)
134 1 New! 2010/08/15(日) 00:13:18 ID:DGN60ora
(中略)
>>112
>当時自分たちで自国をどうすることもできず日本に併合された口惜しさは理解できるが、
>日本を恨むのはおかしい。
もし、ですよ?こんな事を口にしたくはないのですが、「日本が将来、もしシナに併合されたら」と
仮定してみたらどうでしょう?それでも「シナを恨むのはおかしい」と言えますでしょうか?
まあ、もし万が一そうなったとしたら「韓国を併合した日本は、韓国に謝罪するニダ!」と今は騒が
しく叫んでいるNHKの連中も、「シナ様、併合して頂きまして誠に有難うございました(謝謝nin)」
と三拝九拝してシナ様に感謝するに違いないだろうがw
(以下略。以上、抜粋転載終了)
※参考動画
NHK反日ヤラセ朝鮮討論番組について。追伸(2010/08/16(月))
http://syoshisakuron.blog130.fc2.com/blog-date-20100816.html
以下、中盤部分。(※この冒頭で、自分が“彼”と書いているのは、当時、一般視聴者として
NHKの討論に参加し、今、桜に出演している“古谷君”の事である)
(以下、転載抜粋)
149 1 2010/08/15(日) 20:26:13 ID:CsxKtmlC
>>143
彼に対して別に悪意があって書いた訳ではないのだが、彼とその関係者が気を悪くするという
のなら謝ります。申し訳ない。
自分が悪意を抱いているのは、恣意的な人選と編集をしたNHKに対してです。
(中略)
今回の彼には正直、同情しますよ。なにしろ「録画編集」なんですから。もし仮にあの場で完璧な
反論がなされていたとしても、NHKの恣意的な編集で完全にカットされるんですから。これはもう
どうしようもない。反論するだけ虚しい訳ですから。
150 1 2010/08/15(日) 20:29:00 ID:CsxKtmlC
>>140
自分が書いている事はあくまで「一般論」です。
更に言うと「精神面」について、特に今の「日本」に対して思う所があるので、あのように
書いたのです。
ちなみに自分が普段からこのスレで書いている内容は、どちらかと言うと、普段保守的な論調の
言論にあまり触れていない人にも理解されるように書く事を心掛けてます。
だから「一般論」や、分かりやすい比喩や比較を多用するのかも知れません。
自分は朝鮮の近代史に関わる本をいくつか読んだ程度で、別に朝鮮近代史の専門家ではありませんが、
「日本が朝鮮の近代化に貢献した」という側面については、その通りだと思いますし、先人の努力を
貶めるつもりも毛頭ありません。しかし、
>良い事ずくめで、朝鮮にとって併合されることがベストの選択であった。
というのは承服しかねます。「歴史にIFは無い」という事は、自分自身が>>103でも書いてますし
実際、物理的に言って、当時の朝鮮の状況からして「なるべくしてなった(併合された)」という、
他の選択肢が無かったのは事実だと思いますが、それは「ベターではあっても、ベストではなかった」
と思います。
日本が朝鮮を併合せずに、「朝鮮が日本に頼る事を断って」、朝鮮人達だけで朝鮮半島を守るように
突き放してやった方がベストだったのではないか?と思います。これは朝鮮人に対して皮肉で言って
いる訳ではなくて、「他者を頼みに国家の繁栄や平和を計る」というのは、長い目で見て、将来的に
決して良い事ではない、と言いたいのです。
もし(IFは無いのだが)、朝鮮が自力でそういう方向に向かっていれば(その前提自体が歴史の流れ
を崩す事になるのだが)、終戦後、南北に分断されるような事もなかっただろうと思います。
(続く)
151 1 2010/08/15(日) 20:32:17 ID:CsxKtmlC
(続き)
ただし、その事は朝鮮人自身の責任ですから、140さんの言う通り、その事で日本に責任を求めるのは、
こちらから言わせれば「ちょっと筋違いでしょ?」という事は言えると思います。
(以上、抜粋転載終了)
以下、自分の意見の本論部分。
(以下、転載抜粋)
しかしながら、また一般論としての比喩を使ってしまいますが、翻って日本の事に目を向けた場合に
日本の戦後の経済的な発展について、アメリカから「俺達が保護してやったから経済的に発展できた
んだろ?」と言われたら、我々はどう感じるでしょうか?
それが事実であるかどうかはさておき(おそらくアメリカ人はそのように考えているフシが大きい)。
私はとりあえず「戦後、戦争を経験した人達が頑張って復興してくれたお陰です」と答えますが、
現在は?と言うと、他に何か強がる理由を考えなくてはならないように思います。
また、インフラや物理的な発展について、やたらとそれをこちらから強調して、「やってやったのに
文句を言うな」みたいな論調も、個人的にあまり好きになれない論調なのです(相手側から言われれば
そう答えるのもヤブサカではないのですが。もっとも自分がやった訳ではないですし)。
もちろん先人の「精神性」については、現代の日本人とは比較にならない奥深さがある事は理解して
ますが、それとは話を別にして、途上国開発型の援助(実際は進出)を「是」として議論を進めるならば
現在シナが行なっている周辺もしくはアフリカへの進出さえも「是」として捉えられる恐れがあります。
もちろん「戦前の帝国主義末期の状勢」と現代とを同等に比較する事自体が全くのナンセンスであると
自分は考えますが。
(続く)
152 1 2010/08/15(日) 20:36:34 ID:CsxKtmlC
(続き)
正直、個人的には自分自身の朝鮮人に対する感情は、別に良くも悪くもないのですが(マスゴミの
フィルターを通して入ってくる情報が多いですし。あと竹島と北朝鮮の拉致は譲れない事が前提)、
地政学的な問題と国益から考えれば、お互いの考え方はともかくとして、腹を割った意見をぶつけ
合う必要はあると思います。
菅民主党やNHKがやっているような、口先だけの「日韓友好」、口先だけの「謝罪外交」などは
全くの論外です。
またNHKには北朝鮮シンパが多い。放送を見ていればよく分かる。民主党政権になってからは
かなり顕著にそういう傾向が強くなってきている。ただしNHKも北朝鮮を「悪者扱い」して放送する
事も時々ある。そういう時は大体、「悪者扱い」の鉾先が中国様の方向に向かないようにする為の
スケープゴートとして、北朝鮮(の核)のみを「悪者扱い」にして放送をする。
日韓の関係悪化は中朝にとっては好都合なのである。
だからNHKが「日韓友好」を語る場合も口先だけになるのは当然の事で、NHKにとっては
とりあえず連中が日本に対して、「謝罪と賠償」を叫び続けるような形がずっと続きさえすれば、
それでOKなのであって、その他の事については別にNHKにとってどうでもいい事なのである。
(以上、抜粋転載終了)
あれから一年半近くの月日が流れているが、自分の考え方は概ね当時のそれと大差ありません。
余談ですが、上記でも少し触れました桜の古谷君の出した本、
フジテレビデモに行ってみた! -大手マスコミが一切報道できなかったネトデモの全記録 (2012/01/18) 古谷ツネヒラ 商品詳細を見る |
を先日、本屋でパラパラとめくって覗いてみましたところ、その中で「昭和40年代頃の日本の
保守派と、韓国との関係」についても少し触れられていました。
まあ古谷君の出した本の内容自体については、ちょっと微妙ですね。
何よりも“絵や写真”が少ないのがイタダケない。せめて(多少雑でも良いから)マンガ
として仕上げていれば、山野車輪の『嫌韓流』よりは、ちょっとはマシなモノになったかも
知れないが。全編文字だけでは、ちょっとキツいよね。内容的に。
それはそれとして、「昭和40年代頃の日本の保守派と、韓国との関係」について。
それらの親和性が高い事については、チャンネル桜の様子などを見ていても、その傾向が
窺える。
水島社長自身もよく、反韓的な発言をする際には『韓国を貶すために、このように言って
いるのではない』とことわっている。また、桜の番組自体にも、韓国人のいわゆる保守系
関係者が度々登場する事もある。
韓国は反共の最前線の砦(だった?)なのだから、東西の冷戦構造が顕著だった頃は、
そのような傾向(日韓の友好関係)が、ある程度強くなっていたのは当然の事だろう。
しかも当時は、「いわゆる従軍慰安婦問題」なんかも、全く存在しませんでしたし、
竹島の問題は、学校でもメディアでも、全く教えてもらえませんでしたし。
現・民主党政権と朝鮮半島の関係(ついでにマスゴミの関係も)については、
TVマスゴミ、朝鮮半島、民主党(2011/10/01) の記事で書きました。
なんと言っても、あの民主党政権の特徴を端的に言うならば、
「マスゴミと朝鮮半島」によって作られた政権
この一言に尽きる。
以前、桜の討論で、ある識者がその事に触れようとしていたが、水島社長はあっさりと
スルーしていた記憶がある。一番重要な、民主党問題の「肝である」この部分について。
この事は(=民主党、朝鮮半島、マスゴミが三位一体である事は)、ネットの世界では
常識であっても、世間一般では全く浸透していないだけに、もっと流布されるべき
“事実”だと思うんですけどねえ。
ここまで来てようやく、今回の本題である櫻井よしこさんのお話に入れます。
最近、櫻井よしこさんの論調の中には、野田政権と北朝鮮問題の話題が目立つ。
(以下、櫻井さんの公式ブログより)
「激動のアジア情勢、危うい野田外交」 2012年01月12日
『週刊新潮』 2012年1月5・12日合併号 日本ルネッサンス 第492回
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2012/01/12/
「世界中の『指導者交代ラッシュ』で『日本』の正念場」 2012年01月19日
『週刊新潮』 2012年1月19日号 日本ルネッサンス・拡大版 第493回
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2012/01/19/
「韓国による朝鮮半島の平和統一の支持を野田政権は宣言すべきだ」 2012年01月21日
『週刊ダイヤモンド』2012年1月21日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 Number920
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2012/01/21/
最近の櫻井さんの論調からは、櫻井さんは明らかに「“北朝鮮有事”を懸念している」と、
自分には見受けられる。
不安定な北朝鮮の情勢が、北東アジア=日米中韓朝露六か国のバランスを大きく左右する
事を恐れての事なのだろう、と思う。
世間は消費税問題で一色になっているが、日本のマスゴミが国民を内向きに
仕向けている事は、なにも今に始まった事ではない。
そんな中で、敢然と外交の立場から、政治を問い質している櫻井さんは立派だと思う。
ただし、それでもって「野田を後押し」するというのは、ちょっと“無理筋”のような気も
しますが…。
今の日本外交は危機的状況の真っ只中にある。
しかしながら、、あの外交オンチの民主党政権を「今すぐに取り換える」という事は、
物理的に(現実的に)出来そうにない。
外交に空白期間は許されない。
そうなれば、頼みとなるのは、残念ながらアメリカしかない。
そして、そのアメリカに再度接近している韓国とも、協力せざるを得ない。
日米韓の関係強化を狙う、という訳である。
「日米韓の関係強化」
純粋にこの事だけを考えるのなら、あの野田民主党政権は、実はその二国に対して
かなり親和性が高い。
民主党と韓国の関係については、先に上記で書いた通りである。
それに加えて、菅政権の頃から始まる(というか、鳩山が無思慮な反米政権だっただけ
の事で、菅はただの外交無能力者で、とりあえずアメリカについただけの事)民主党の
アメリカ接近は、野田になるに至って、完全にアメリカを盲従する事を決め込んだ。
今の日本外交は、米韓とズブズブの関係に、既になっている。
ちなみに自民党の姿勢は、これとはちょっと変わってくる。
これらの事を、自分の独断と偏見でグラフ化してみると、以下のように想像できる。
まずは自民党から
-------------------------------------------------------------------------------------------
以下、民主党総理三代
-------------------------------------------------------------------------------------------
※抜け落ちてますが、北朝鮮関連では、最後っ屁の「朝鮮学校無償化」の件もありましたね
-------------------------------------------------------------------------------------------
最後に現・野田民主党政権
-------------------------------------------------------------------------------------------
以上です。テキトーに作ったので見づらくてすみません。
民主党は三代続けて、見事に「韓国重視」です。
特に三代目の野田に至っては、米韓との関係が著しく強化?されています。
最後に、自民党と野田民主党を比較して並べてみます。
自民党の若干中国寄りの姿勢と、野田民主党の米韓との関係強化?の姿勢が際立ちます。
ちなみに自民党の場合も、誰が総裁になるかによって多少の外交政策の違いは出て
来ますが、とりあえず少なくとも、谷垣総裁に関して言えば、谷垣自民が与党になった場合は、
対中政策が引き締められるという事は、あまり考えられないでしょうね。
以前にも書きましたが、その事が、櫻井さんをして、本来支持していた自民党ではなくて、
野田民主へと引き寄せられる原因になっているのではなかろうか?と自分は推測して
います。
櫻井さんが警鐘を鳴らしている中朝に対する警戒政策、それ自体は自分も賛成するのに
やぶさかではないのだが、本当にコレ(野田民主党)で良いのだろうか?
私のグラフで見る限り、「日の丸の旗」の比率が小さくなっていっている事が非常に
気になりますが…。
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