処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

NHKの番組における左翼・サヨク識者の出演傾向 その1

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もう半月ぐらい前の話になりますが、Ch桜でお馴染みの小山和伸氏が書いた、例のNHK批判本を読みました。

これでも公共放送かNHK!―君たちに受信料徴収の資格などないこれでも公共放送かNHK!―君たちに受信料徴収の資格などない
(2014/03)
小山 和伸

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内容は、まあ、それなりに充実しているように感じられました。
「NHK批判」という事にかけては、私もここ数年、それなりのコダワリを持ってネットで声を上げ続けてきましたので、他者が行う「NHK批判」に対してはどうしても厳しい目で評価してしまう傾向にあります。以前このブログで評価した「激論ムック」「言志」「別冊正論」の時は、やや辛めの点数をつけてしまいました。

今回のこの小山氏の本については、やはり故中村粲先生「昭和史研究所(NHK報道を考へる会)の系譜を受け継いでいるだけあって、私的には「NHK批判の正攻法」のように感じられます。そもそも、私がかつて2chでNHK批判スレッドを立てていた時に、テンプレとして使わせてもらっていた「基本的なNHK批判の理論」中村粲先生の理論だったのですから、方向性に違和感を感じないのは当然の事と言えるでしょう。

ただ、少しだけ不満を付け加えるならば、まず「文字が多すぎる」。と言うか、イラストや写真、またはグラフなどのビジュアルに訴える要素が少なすぎるという事。また、それに関連して、「NHK批判」または左翼・サヨク批判のロジックが、一般読者や保守初心者にとってはややレベルの高い内容になっているので、ある程度の年数を経てきている保守系読者には読み応えのある内容と言えるが、一般読者の間口を拡げる形としては少し難しいだろう。

これは小山氏が学者であって、言論や出版を専業にしている訳ではないから仕方がない、という面もある。まあ、私のこれまでの経験からしても、ノンポリの一般人にいきなり「NHKの害悪」を実感させるのは、実はかなり難しい、という事情もあるので、保守系の中級者以上の人を対象にするやり方というのは、これはこれで悪くないのかも知れない。



さて、それでは今回のタイトルに書かれている
「NHKの番組における左翼・サヨク識者の出演傾向」
の話に移りましょう。

先程、中村粲先生の話をした際にも、かつての2chNHKスレッドの事に触れましたが、当時使っていたテンプレの中に「NHK御用達の左翼・サヨク識者の紹介」というテンプレもありまして、それを再度ここに掲載します。このテンプレを使っていた時期は大体2010年頃ですね。

34 1 2010/06/13(日) 10:15:01 ID:pDd+JEyz
あとNHKの自称討論番組「日本の、これから」は全部ゴミ。ヤラセの温床。スタジオ参加の市民はほとんどプロ市民だらけ。>>11で前述の「撃論ムック・反日マスコミの真実 2010」本の中のP110
「その顔にピンときたらプロ市民」の章と、あと下記のブログにも詳しく紹介してある。
http://blog.goo.ne.jp/geogiegeogie/e/d98cf60f3bfef8e64a00c5ed7d05c2bf
ゲストの識者も全部NHK御用達のサヨク識者ばかり。
>>9で前述の【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2 の動画で潮匡人氏が「NHKに絶対に呼ばれない(保守系)識者について」いろいろと指摘している。
ちなみに個人的なNHKウォッチで、ここ数年NHKによく使われる識者は以下の通り
姜尚中・半藤一利・保阪正康・立花隆・宮台真司(以上は潮匡人氏の書籍「日本を惑わすリベラル教徒
たち」と重複)。他に寺島実郎・金子勝・李鐘元・梁石日・雨宮処凛・湯浅誠・勝間和代・山口二郎・御厨貴・斎藤貴男・伊豆見元・田中均・内橋克人・吉岡忍、etc。あと朱建栄その他中国人や谷村新司も。
Ch桜関係の識者は絶対に呼ばれない。これらのサヨク識者が番組に呼ばれる傾向は「日本の、これから」「クロ現」ETV、更にはBSの討論番組もしくはトーク集会系の番組などで顕著に見られる。



実は先程紹介した小山氏のNHK批判本の冒頭で、以下のような記述があります。

(以下、一部抜粋引用)
本書では、NHKの報道内容に関する限り、心情的な議論を極力排除するよう心がけている。番組の評価に当たっても、印象や感想の類をできる限り回避し、少なくとも独善的な判断に偏らないように注意している。印象や感想は、思想・信条によって異なるから、それだけに説得力に限界が生じやすい。そうではなくて、NHKがいかに事実に反する報道をしてきたか、あるいはいかに偏った報道をしてきたかを、本書では具体的な事例を挙げて論じてゆきたいと考えている。(以下略。下線は私が編集して引いたもの)


私の上記の2chテンプレでは、「私の個人的な感覚としての」NHKによく出演する左翼・サヨク識者を紹介していました。

では実際、具体的な数字はどうなのか?私、ちょっとネットで実数を調べてみました。まあ、結構なボリュームのあるデータになってしまいましたので、今回の一回だけでは紹介しきれません。

少なくとも、私が当時指摘していた識者一覧とそれ程大差の無い結果になりましたが、さすがにここ数年の出演傾向は、2010年頃と比べるとやや変化も見受けられました。

最初に言っておきますが、ハッキリ言って『かなり偏った人選結果』だと私は思います。


私が調べたNHKの番組は、「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」「週刊ニュース深読み」
他に様々な討論番組、特に「日本の、これから」「日本新生」はほぼ全て人選がハッキリしていますが、他にも正月や放送記念日に放送された討論番組など、ネットで調べられる討論番組については大体調べました。
対象期間としては「2005年頃から」としています(※ただし古い情報は残っていないものも多く、全てを網羅している訳ではありません)。

また、これらの番組のみをもって「NHK全体の番組出演傾向」を確定する事は出来ません。
確かにこれだけでも大体の傾向は確認出来ますが、実は目立たない所でも「彼ら」は頻繁に顔を出してきてますので、そこまで完璧に調べる事は出来ません。

例えばEテレ(旧NHK教育)、NHKラジオなど、ここら辺の番組は特に「彼ら」の巣窟なのですが、さすがにそこまで細かくは調べられません。

他に「ニュースウォッチ9」「おはよう日本」などのニュース番組におけるゲスト出演や映像・インタビュー出演、「視点・論点」「日曜討論」、また「特報首都圏」など各地域の番組、更には「NHKアーカイブス」のゲスト出演。あとBSでは特集番組、海外関連の番組、歴史番組などでもかなり頻繁に「彼ら」は出演していますが、それらの番組についても調べてありません。

こういった番組は、個別の識者について論評する際に、もし該当するものがあれば紹介しようと思います。


それでは総論としての大体の傾向を、先に紹介しておきます。
NHKの番組における左翼・サヨク識者の出演傾向(回数) 2005~2014年版>
(※上記で調査対象として挙げた「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」「週刊ニュース深読み」、および他の討論番組などに出演した人物の内、基本的に学者識者コメンテーターのみを抽出。芸人・タレント・スポーツ枠はここでは除外)

内橋克人 14回
金子 勝  13回
荻原博子 11回
山口義行 11回
藻谷浩介 11回
宇野常寛 10回
古市憲寿 10回
宮本太郎  9回

(8回)江川紹子、小出五郎、増田寛也、田中均、澤昭裕、李鍾元
(7回)萱野稔人、山口二郎、糸井重里、柳田邦男
(6回)安部誠治、伊藤隆敏、奥谷禮子、興梠一郎、斎藤貴男、小此木政夫、津田大介、田坂広志、渡部潤一、湯浅誠、飯田哲也、木谷明
(5回)岡田克也、岡本行夫、吉岡忍、宮本みち子、原田曜平、香山リカ、寺島実郎、柴田明夫、新田國夫、水野和夫、清家篤、川渕孝一、中山俊宏、田中浩一郎、畑村洋太郎、八代尚宏、飯田泰之、浜矩子、片山善博、友添秀則、立花隆、遙洋子

ちなみに姜尚中半藤一利は(4回)にランク付けされています。ただし、半藤一利は他の歴史関係の番組でかなり出演しています。また姜尚中についても、歴史番組はもちろんの事、かつては「日曜美術館」の司会も務めてますし、それ以外にも様々なNHKの番組に顔を出してきています。たまたま今回の調査条件では下位になっただけの事で、NHKオンラインのサイトで"姜尚中"の名前を入力して検索すれば、抽出される番組件数は内橋克人山田洋次立花隆天野祐吉らと並んでトップクラスの多さです。

藻谷浩介宇野常寛古市憲寿あたりはここ2、3年で急上昇してきたニューカマーの「NHK御用学者」と言えるでしょう。ただ私は、今は以前程細かくNHKウォッチングをしていませんので、実は彼らの出演している場面をあまり見かけた事はないんですけどね。

平日放送の「クローズアップ現代」は放送回数の絶対数が多く、この番組によって出演回数が多くなっている人物も何人かいます(山口義行、宮本太郎、小出五郎、柳田邦男など)。

ただし、放送回数の絶対数が多いとは言っても、扱っているジャンルが<医療、社会・科学、高齢者・福祉、事件・事故、スポーツ、国際情勢、金融・経済、IT、その他>と非常に多岐にわたっていますので、普通はそれ程重複して番組に呼ばれるケースは多くないはずです。
山口義行は経済・ビジネス・金融関連、小出五郎(元NHK職員)は科学関連の話題でクロ現に呼ばれるケースが多く、あまりイデオロギー色は感じないと思います。

宮本太郎は、私はよく知らなかったんですが、調べてみると共産党の「あの宮本顕治」の息子だったんですね。ビックリしました。柳田邦男福島原発の事故調査・検証委員会のメンバーで、この人も元NHK職員ですね。

ちなみに櫻井よしこさんは3回。青山繁晴さんや潮匡人氏などは1回も出た経験はないようです。



詳しい解説は次回以降に回す事にしますが、この総論だけ見ても、
『公共放送としては、どう考えても左翼・サヨクに偏向した人選だよなあ~』
と私は思うのですが、いかがでしょうか?

ある程度、局の自主性(方針)を認められる民放ならまだしも、まがりなりにも、
「皆様の(我々の)NHK(公共放送)」
のはずですよねえ?


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