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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

NHKの番組における左翼・サヨク識者の出演傾向 その4(終)討論番組

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今回がラストになります。

(前回までの記事のリンク)
NHKの番組における左翼・サヨク識者の出演傾向 その1 その2 その3

今回取り上げるNHKの番組は「討論番組」です。

調査対象としては「日本の、これから」「日本新生」「NHKスペシャル」、他に正月や放送記念日、また5月3日や8月15日などの特別な日に放送された討論番組などです。


ちなみに本日は5月3日。
占領憲法が施行されてから67年目、東京裁判が始まった日から数えて68年目の日となる。

本日の午前に、NHK総合で「集団的自衛権」関連の討論番組が放送されていた。
ただし、討論の場に呼ばれていたのは全員「国会議員」(政治家)であり、彼らが党利党略を超えた客観的な論議など出来るはずもなく、しかもこれは「憲法討論」ではなくて、「集団的自衛権」に関する討論であり、憲法に関する本質的な討論が交わされるような番組ではなかった。

憲法記念日特集「9条と集団的自衛権」 2014年5月3日(土) 午前10:05~午前11:45
【出演】高村正彦,岡田克也,小沢鋭仁,北側一雄,水野賢一,小池晃,江田憲司,
鈴木克昌,福島みずほ,荒井広幸,【キャスター】城本勝,松村正代
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私はここ数年「NHK5月3日に対する報道姿勢」を注視してブログを書いてきたつもりです。

と言っても、2年前はまだ民主党政権時代だったので、その頃の数年間は今の第二次安倍政権のような「憲法論議」など全く無かった訳で、その頃のNHKは5月3日だからと言って何か特別な報道姿勢など、全く取ってはいなかったし、そもそも取るつもりも毛頭なかった。

現在の「占領憲法体制」が大好きなNHKなのだから、それは当然の姿勢と言えるだろう。

しかし第二次安倍政権が成立して以降は、そうもいかなくなり、昨年の5月3日は一応局として憲法論議に関わっている「フリをしなくてはならなくなったので」、少しだけ「憲法論議」に関する討論番組を放送した。
(以下のリンクは1年前に書いた記事です。憲法記念日特集「“憲法改正”を問う」時論公論「憲法96条 どう向き合うのか」について批評しました)
5月3日「いわゆる憲法記念日」のNHKの放送(2013/05/07)

最初にハッキリ言っておきますが、NHKは、私がここ数年間ぐらいで知っている限りでは、
識者によるまともな「憲法論議」など、
一度たりとも放送していません。

(※9条集団的自衛権に限定した討論番組はある。しかし「憲法そのもの」に関するまともな討論番組は一切無い。上記の昨年5月3日の憲法討論は、出演者のほとんどが政治家だったので、本年同様、本質的な「憲法論議」など全く行なわれなかった)

更に許しがたいNHKの報道姿勢としては、
憲法関連の報道をする際に、『国民的な議論が必要だ』とか、『今の国民は憲法や集団的自衛権に対する理解や意識は低い』などと言い放つくせに、唯一の公共放送としての責務=「電波を通して国民に“憲法論議”を視聴させる」などいう気は毛頭無い、という事である。私もこれまで繰り返し述べてきた事ですが。

(これも1年前の5月に書いた記事ですが、NHKの「憲法論議」に対する姿勢について、過去の「日本の、これから 考えてみませんか?憲法9条」平成19年(2007年)8月15日放送を取り上げて指摘した記事です)
5月3日以降のNHKの憲法関連報道と、6年前の9条討論(2013/05/11)


そもそもここ数年のNHKは憲法論議だけに限らず、
政治的な討論番組自体を完全に忌避している。
討論番組を放送するつもりなど、そもそもNHKにはないのです。
そして私はこのブログで『その姿勢こそが一番問題である!』と言い続けてきたのです。
『もっと討論番組を放送して、多くの国民に見せろ!』と。
それが民主主義の基本であるはずなのだから。


え~、本日は5月3日という事もあり、先に今年のNHKによる「憲法関連」の放送を指摘させてもらいまして、NHKの討論番組についての調査結果につきましては、もうしばらく後回しにさせて頂きます。


まずはNHKが先日行なった「集団的自衛権」に関する世論調査について。
(NHK公式サイト)世論調査 集団的自衛権行使の賛否は 5月2日 20時04分

(以下、NHK公式サイトより抜粋して転載)
NHKが行った世論調査で、政府が憲法解釈では認められないとしている集団的自衛権の行使を認めるべきだと思うか聞いたところ、「行使を認めるべきだ」という回答は34%に、「行使を認めるべきでない」という回答は41%となりました。(以下略)


NHK世論調査の結果内容は、昨夜のニュース7の映像で紹介しておきます。
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まあ簡単に言えばNHKとしては、
『憲法改正に賛成する意見は、明らかに昨年と比べて減っているぞ~!』
『集団的自衛権を認める意見もかなり低いぞ~!9条支持派は増加しているぞ~!』
と、朝日新聞毎日新聞と同じ論調のプロパガンダを垂れ流しているだけの事です。
NHKの世論調査などその程度のものです。私もこのブログで繰り返し述べてきました。

民主党政権が瓦解した時にも記事で書きましたが、NHKは選挙直前になって初めて「本当の民意民主党政権を見放した世論調査の結果」を放送せざるを得なくなったのだが、その少し前(2、3ヶ月前)までは、
『民主党政権への政権交代は、国民の半数以上が支持している!』
などと、いけしゃあしゃあとNHK世論調査なるものを放送していましたw

所詮その程度の世論調査です。NHKの世論調査などというものは。朝日、毎日のプロパガンダと五十歩百歩ですから。NHKの場合は性別・地域・年齢層なども全く発表していませんし、こんなモノはいくらでも結果を操作する事は出来ます。本日の「集団的自衛権」の討論でも自民党の高村氏にいろいろとNHKの世論調査について突っ込まれてましたねw

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(番組開始から43分頃の高村氏の発言)
高村『その世論調査(=集団的自衛権に否定的な調査結果)ですがね、複数の大マスコミが集団的自衛権の「限定容認」をどう考えるか?という事で世論調査をしてると、「限定容認」は支持するという意見が圧倒的に多いんですよ、2つとも(=大マスコミの事)。NHKも是非、そういうの(=「限定容認」という項目)を入れて調査して下さい』(以下略)



あともう一つ。これは少し前の放送になりますが、Nスペで放送された「集団的自衛権」に関係する討論番組がありました。NHKの司会の顔ぶれは本日と全く同じでしたが。

NHKスペシャル いま集団的自衛権を考える
2014年4月12日(土)午後9時00分~10時29分
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出演者:礒崎陽輔(自民党),北岡伸一,豊下楢彦,宮崎礼壹,森本敏,柳澤協二

この討論番組もいろいろと問題はありました。集団的自衛権賛成派の識者は、自民党の礒崎氏を除くと北岡伸一と森本敏の二人だった。どちらも「いわゆる保守派」とは言い難い論客である。特に北岡は安保法制懇の座長代理という肩書きもあるので昨年もNHKの討論に出ていた。北岡伸一と言えば「日中歴史共同研究」が有名だが、この人物が「いわゆる保守側」の討論者の代表なのだから頭が痛い。

まあ「集団的自衛権」に関する発言は、国民一般の受けとめとしては無難な内容として映るのかも知れないけれども(少なくとも左派と比べれば)。

と言うよりも、この番組の一番悪かった点は、何よりも
討論の内容が視聴者にとって分かりにくい
という点だった。まあNHKは、わざとそうしたに決まっているのだが。

決して「討論のレベルが高い」という訳ではなくて、単に争点の中身が「専門的すぎる」というだけの話で、私のような「保守オタク、政治オタク」であればまだしも、一般の視聴者レベルで「内閣法制局の歴代解釈うんぬん」の討論をされても、深く理解できる視聴者はほとんどいないだろう。

本来であれば「憲法論議」こそ、国民、視聴者にとって分かりやすく、かつ本質的な討論をすべきはずなのに、なにしろNHKの根本的な報道姿勢が
(国民は愚昧だから)よらしむべし、知らしむべからず
であるので、このような「間の抜けた討論番組」になるのである。



NHKが「憲法論議」を放送する際に、一番気をつけているのは、
「現憲法は占領憲法である」という実態を国民に意識させない事、であるのは間違いありません。

その事は上記の昨年5月の記事で、痛烈に批判しました。

「現憲法は占領憲法である」という認識は、ここ数年ネット上で広く知られるようになった。

NHKが「憲法論議」をなるべく避けているのは、その認識が更に拡がるのを避けているからだ。ネットでの意見から既に「何周も周回遅れ」低レベルな「憲法論議」(もしくは非常に専門的に偏った論議)しか放送しない理由は、そこにある。

しかし一応、『そういう意見がある事を無視している訳ではありませんよ』というアリバイ作りをする為に、昨日のニュース7の世論調査結果でも、一応画面上には

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少数意見として表示はするが、アナウンサーが読み上げる事は決してしない。
(※上記の画像内の赤線枠は、私が加工して付け加えたものです)

その姿勢は、この時も同様だった。
TPPとアメリカコンプレックスと憲法論議 前編(2013/04/27)

(以下、一部抜粋引用)
NHKではこれまでほとんど触れられる事はなかった「現憲法が占領憲法である」という事実について、今回の番組内で「ほんの僅かに触れた」場面がありました。
NHK安達宜正解説委員による解説の場面です。
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『安倍さんの主張は現憲法が占領下で作られたものである、ですとか…』みたいな感じで一瞬だけその事に触れはしましたが、特に話を深める事もなく(番組名は「ニュース深読み」らしいけど、どこが深読みなんだよ?って所ですねw)、サラっと流して二院制を一院制に変えるだの首相公選制がどーのこーのとかいう、クダらない話にすぐ話題を変えていた。

ちなみフリップの一番下に(一応)書いてある『日本人の手でつくりたい』という事には
安達は全く触れもしませんでした。
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と言うか、『大きく分けて二つの問題がある』としか述べていなかったので、上の二つしか安達は触れたくなかったようだ。
このフリップはこの場面で一瞬だけ使われましたが、安達はその後、そそくさとこのフリップを片付けて、すぐに隠してしまった。

こういうのを「ガス抜き用」「アリバイ工作用」って言うんだよ!
姑息な事ばかりしやがって。(以下略)


私は別に「現憲法は占領憲法である」という事を頑なに主張するつもりはない。

しかし、「改憲」だろうと「護憲」だろうとどちらの立場でも構わないが、まず最初に「この問題」から議論に入らずして、まともな「憲法に関する国民的な議論」など出来るはずがないではないか!?という事だけは、強く主張したいと思う。



さて長くなりましたが、最後にNHKの討論番組に関する調査結果を報告しておきます。

宇野常寛 10回
金子 勝 9回
藻谷浩介 6回
増田寛也 6回

(5回)デーブ・スペクター、岡本行夫、山口二郎、田中均、内橋克人、遙洋子
(4回)奥谷禮子、古市憲寿、古川元久、斎藤貴男、新浪剛史、湯浅誠、八代尚宏、姜尚中

以上になります。
あー、もう、何も言いたくなくなる程、「ロクでもない結果」と言えるでしょう、コレは。

<宇野常寛> Wikiリンク
「日本の、これから」と「日本新生」によく出演している。他の討論番組でも時々出演している。以前も書きましたが藻谷、古市と並んでニューカマーの「NHK御用識者」と言える人間でしょう。

私が実際にNHKの番組で宇野を見かけたのは昨年の8月15日の討論ぐらいなんですけどね。
8月15日の靖国神社参拝、NHK報道など(2013/08/15)
平成25年夏のNHK厭戦・反戦・反日プロパガンダ番組のご紹介(2013/08/18)
これだけだと私もよく分からないんですが、まあ本人も「左側」だと自覚しているらしい。
しかもこれだけ頻繁にNHKの討論番組に呼ばれるという事自体が、その事を証明していると言えるでしょう。

<金子勝> Wikiリンク
この人については、逆に『何か説明が要りますか?』というぐらいのレベルですわw
姜尚中と同様にw

この男の顔をTV画面で見る度に「サンモニ」か?「朝生」か?「愛川欽也のパックインジャーナル」か?と思わずにはいられない程の「典型的な左翼・サヨク識者」と言えるでしょう。
意外、と言っては何ですが、この男はNHKにも時々顔を出しています。

「日本の、これから」には時々出演していました(5回)。「日本新生」になってからは出演の機会は減っているようです。他に2006年の放送記念日特集「徹底討論 テレビは誰のものか」、2009年の「激論2009世界はどこへ そして日本は」、2010年の正月「生激論2010 にっぽん大転換!?」などにも出演していたようです。


あと、上記の識者の中で、増田寛也だけは毛色が少し違うように思われるかも知れませんが、この人は「東北震災復興に関する行政」の知見を求められて番組に出演する機会が多いので、このように上位になっているだけでしょう。

あとはもう、酷いもんです。
私は好んで使う言葉ではないですが、「アメポチ」という言葉はこの人の為にあるようなものだ(と、昨年8月15日の記事でも書きましたが)というレベルの男、岡本行夫。この男は時々「いわゆる保守、右側の論客」としてNHKの討論の場に呼ばれる。シナだけに限らず、実はアメリカ様も大好きなNHKにとっては非常に重宝する論客である。

山口二郎は元民主党政権の応援団長。田中均は外交問題の討論によく呼ばれるが、日本のヘタレ外交を象徴するような人物。遙洋子はお花畑サヨクの典型。斎藤貴男は9条の会。古川元久は民主党議員。湯浅誠も民主党筋の人間。奥谷禮子と新浪剛史は共に(NHKが好みそうな)企業人。

藻谷古市内橋姜尚中は過去記事で既に触れたので、ここではスルー。
デーブ・スペクター、八代尚宏はどうでもいいのでスルー。

以上です。


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