処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

平成27年、NHK夏の「厭戦・反戦・自虐プロパガンダ番組」総評

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前回の記事で前もって予告をしておりましたが、今回は今年の夏にNHKが放送した一連の「厭戦・反戦・自虐プロパガンダ番組」について論評をしてみたいと思います。
(※ドキュメンタリー番組に限った論評になります。ドラマ番組は除外しています)

前回の記事で既に、
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(以下、抜粋して引用)
いやもう、このドキュメンタリー番組の内容が酷いのなんの。

NHKの「厭戦・反戦・自虐プロパガンダ番組」には強い免疫力を持っている私でさえも、鬱になってしまいそうです。
いわんや一般の国民がこんなものを見てしまったら、一発ですわな。(以下略)
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と書いております通り、今年は戦後70年の節目という事もあり、NHKの「厭戦・反戦・自虐プロパガンダ番組」は本当に酷い有り様でした。


ただし、『何がどう酷かったのか?』という理由について言及すれば、別段目新しい理由などは特にありません。

今回酷かった点というのは、それは私が過去に書いたNスペ論評で指摘した事例ばかりです。

(1) BGM音声を使った印象操作が酷い
平成25年夏のNHK厭戦・反戦・反日プロパガンダ番組のご紹介(2013/08/18)

(2) カラー映像を使って視覚に強烈に訴える印象操作が酷い。そしてそれは特に「死体をカラー映像で映し出して、視聴者に厭戦気分を植えつける」といった手法に露骨に現れている
やはり今年の8月15日のNHKは、例年と比べて特に変わった所は無し(2014/08/16)
今年放送されるNHK恒例「夏の厭戦・反戦プロパガンダ番組」一覧表(2015/06/19)

もちろん、これらの感覚的な要素に加えて、番組全体を通して見られる主張、解説、要旨などがおしなべて「陰々滅々とした」ネガティブ思想で構成されているという事も、また、言うまでもありません。



それでは以下、個別に番組をチェックしてまいりましょう。
(「番組の一覧表」は、上記の今年6月に書いた記事のリンク先にあります)
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Nスペ 密室の戦争~発掘・日本人捕虜の肉声~
2015年8月2日(日) 午後9時00分~9時49分
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0802/
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この番組に関しては、まだ「一連の厭戦・反戦・自虐プロパガンダ番組」の序盤部分に過ぎませんので、それ程プロパガンダ偏向が強烈な番組ではありませんでした。

それでもやはり、上記の(1)で述べた「陰鬱なBGM」は露骨に使われており(この番組自体が“音声”をテーマとしているだけあって、視覚的な面に関しては密室をそのまま映している映像ばかりで、他の映像はあまり用いられていない、という事もあり)、主に聴覚に訴えるプロパガンダ番組だった。

そしてもちろん、所々に「旧日本兵による残虐行為」の告発なども散りばめられており、「反日的」な偏向は幾分垣間見られた。



8月6日、9日の広島・長崎のNスペは、とりあえず一旦後回しにするとして、先に以下の番組を取り上げます。

Nスペ 憎しみはこうして激化した ~戦争とプロパガンダ~
2015年8月7日(金) 午後10時00分~10時49分
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150807

この番組は上記の(2)で述べた「死体をカラー映像で映し出して、視聴者に厭戦気分を植えつける」といった印象操作が強烈な「現代のプロパガンダ」番組でした。

今現在プロパガンダをやりまくっているお前(NHK)が、戦時下のプロパガンダの事を解説するとか、悪い冗談は勘弁してくれ。それとも自虐的な皮肉のつもりか?』と突っ込みたくなるような番組内容でした。

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NHK『戦争の実態を伝えるため、遺体の映像が映ります』
(※最近のNHKがドキュメンタリー番組の中でこの注意テロップを使い出した事については、上記のリンクにもあります今年6月に「沖縄戦のドキュメンタリー番組」について書いた時に、私は既に指摘しております)

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『戦争の実態を伝えるため、遺体の映像が映ります』(2回目)

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『戦争の実態を伝えるため、遺体の映像が映ります』(3回目)
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これらの映像(画像)を見ればこの番組の狙いは一目瞭然でしょうから、これ以上この番組についての解説は不要でしょう。



次も時系列が多少前後しますが、以下の番組を先に紹介します。

Nスペ カラーでみる太平洋戦争 ~3年8か月・日本人の記録~
2015年8月15日(土) 午後8時00分~9時00分
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150815

この8月15日の番組に限って言えば、他の「厭戦・反戦・自虐プロパガンダ番組」のような単純な番組の作りにはなっておらず、ナレーションに松平定知を使ったり音楽に渡辺俊幸を使っているだけあって、番組全体の構成や演出など、それなりに練って番組を作っているようではありました。

しかし、この番組のテーマ自体が「カラーでみる」という視覚の部分に重点を置いている事もあって、やはり部分的には「死体をカラー映像で映し出して、視聴者に厭戦気分を植えつける」といった印象操作が挿入されており、視聴者にある種のトラウマを植えつける意図が見て取れました。

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NHK『この番組は戦争の実態を伝えるため、遺体の映像が映ります』
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やはり映像(特に鮮明なカラー映像)の影響力は、言葉や文字などよりも圧倒的な力がありますね。

近年のNHKが「厭戦感情」や「原発・放射能へのアレルギー感情」を拡散する為に、露骨に映像を利用して、感覚に訴える手法を乱発するのも当然と言えるでしょう。




Nスペ きのこ雲の下で何が起きていたのか
2015年8月6日(木) 午後7時30分~8時35分
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0806/
Nスペ “あの子”を訪ねて ~長崎・山里小 被爆児童の70年~
2015年8月9日(日) 午後9時00分~9時49分
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150809

この広島・長崎のNスペに関しては、詳しく解説するつもりはありません。

原爆の悲惨さを「これでもか!」と描く事によって、「厭戦」および「厭原爆」感情を視聴者に植えつける、ただその為だけの番組であって、
『原爆の被害に目を向けるにあたっては理性など用いてはならぬ!(思考は全て停止させろ!)』
という、いつもの原爆関連のNスペと全く同じ要旨の番組なのですから。

その番組制作方針の良し悪しを問う事は脇に置くとして、
「視覚的な面も含めて、悲惨な事を露骨に強調」
(あまりにも悲惨な為に)「完全な思考停止を求められる」
このようなワンパターンの手法しか取る事の出来ないドキュメンタリー番組に対して、日本国民が、特に若年層の日本国民が、見る気を抱くと思いますかね?

最近NHKは『最近の日本人は、8月6日と9日の広島・長崎の原爆について知らない人が増えている』などと報じている。

さもありなん。
マゾヒストじゃあるまいし、上記のような原爆関連のNスペなど、普通の感覚の人間であれば、誰も見たいなどとは思わないでしょうからね。




Nスペ アニメドキュメント あの日、僕らは戦場で ~少年兵の告白~
2015年8月11日(火) 午後7時30分~8時43分
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150811

既に上記でいくつか紹介してきましたが、
「カラーで映し出された鮮明な死体映像」「原爆被害の悲惨な状況の映像」とか、そんなものを誰が進んで見たいと思うのか?』
そういった視聴者の心の壁を取り除こうとして試みられたのが、おそらくこの「アニメドキュメント」という手法なのだろうと思います。
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「アニメ」という、ソフトなビジュアルを利用する事によって視聴者の心の壁を取り除きたいのでしょう。そういったNHK側の発想は理解出来なくもありません。

ちなみに、この番組における「厭戦・反戦・自虐」度合いはそれほど露骨ではありませんでした。
(※『それほど露骨ではない』というのは別に褒めている訳ではありません。酷い事に変わりはないのですが、上記で挙げた事例に比べればまだマシ、といった程度の話です)

しかしこの番組は「アニメドキュメント」という手法を謳っておきながら、実際の所は「アニメ部分と実写部分が半々くらい」という番組の作りになっており、しかもその実写部分で昆虫や蛇の映像を使った不気味な演出印象操作)が数多く挟み込まれているので、結局の所、この番組を見た人の不快感はあまり減殺されていないと思われます。
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(※沖縄戦の様子を解説しているナレーションの背景で、こういったクモや蟻や蛇などが蠢いているシーンを度々映し出していました。もちろん不気味さを煽る=不安感を煽る為の演出印象操作)である事は言うまでもありません)

NHKとしてはアニメを使ってソフトな印象を与えたかったのでしょうけれど、その反面、8月の「厭戦・反戦・自虐プロパガンダ番組」のノルマ的に「陰々滅々としたネガキャンを入れない訳にはいかない」という事情もあって余計な演出を盛り込んだせいで、結局その目論見は完全に水の泡と化してしまいました。




あと、残る二つの番組については、特筆すべき点はあまりありませんでした。

Nスペ 女たちの太平洋戦争 ~従軍看護婦 激戦地の記録~
2015年8月13日(木) 午後10時00分~10時49分
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0813/

Nスペ 特攻 ~なぜ拡大したのか~
2015年8月8日(土) 午後10時00分~10時50分
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0808/

この二つの番組も、「厭戦・反戦・自虐」度合いはそれほど露骨ではありませんでした。
(※『それほど露骨ではない』というのは別に褒めている訳では…(以下略))

前者の番組は、先の大戦に従軍された日赤の従軍看護婦さん達の話です。
『それほど露骨ではない』と言いつつも、やはり番組内容は旧日本軍に対するネガキャンだらけで、酷い内容である事は確かです。実際「インパール作戦」のあったビルマ戦線など激戦地での話が多かったので、悲惨な話に終始するのは仕方がありません。
それでもまあ、上記で挙げた番組に比べればまだまともな内容だったと言えるでしょう。

後者の番組は特攻に関する話ですから、偏向放送局NHKといえども、そうおいそれとは悪し様な扱いは出来ません。
それでもやっぱりNHKですから、特攻された英霊に対して、感謝の念や尊崇の念を捧げたりするはずもありません。番組全体として見れば(主に作戦を立案した部署などに対する)かなりネガキャンの酷い番組だっと言えるでしょう。

少なくとも、先日DHCシアターで放送された、この番組と比べれば。

青山繁晴×百田尚樹が語る『終戦の日と日本人』前編
https://www.youtube.com/watch?v=cH9O-nAvjmA
【ニコニコ動画】青山繁晴×百田尚樹が語る『終戦の日と日本人』前編

青山繁晴×百田尚樹が語る『終戦の日と日本人』後編
https://www.youtube.com/watch?v=L8_7lh0urgM
【ニコニコ動画】青山繁晴×百田尚樹が語る『終戦の日と日本人』後編
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NHKには絶対に制作できない番組ですね、これは。
まあ青山さんと百田氏が出ているという、ただその点だけを取ってみても、NHKには絶対に作れない番組ですよねw



以下、オマケです。
8月16日(日)に放送されたNスペ “終戦” 知られざる7日間は、たった今、録画分をチェックし終わりました。
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150816

これは珍しい。

放送した日が8月15日を過ぎているせいか知りませんが、この番組はNHKにしては珍しく「厭戦・反戦・自虐」のプロパガンダ色をほとんど感じませんでした。まあ別に絶賛する程の内容でもありませんでしたけど。
しかも相変わらず保阪正康が何度も画面に現れて偉そうにコメントしてまして、ウザイのなんの。


あと、8月15日(土)午前0時~2時(14日(金)深夜)に放送があった、
解説スタジアムスペシャル「戦後70年 日本の針路を考える」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu/stadium/index.html
この番組は見てませんし、録画もしてませんでした。

たまたま夜中にテレビをつけた時にこの番組が放送してましたので2、3分だけ眺めていましたが、やはりNHKの身内だけで固めた「討論もどき番組」など、見る価値はゼロだと、再度確信しただけの事でした。
ハッキリ言ってゴミですね。

以上です。

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「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには「映像や音声で感覚に直接訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが、<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合は、それが至上命令となっており、やり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが数年に渡って垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民主党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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