処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

藤井聡教授のメール問題および西部グループ、三橋貴明の行く末

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一応この私のブログには「反米思想、反TPP、西部邁」という記事カテゴリがあるのですが、昨年の7月に書いた記事を最後に、その後は全く何も書いておりませんでした。

なぜ書かなかったのか?と言いますと、私自身が彼らの言説(例えばMXTVの西部ゼミ三橋貴明のブログなど)を全く見ていないという事情に加えて、最近は彼らの言説の影響力がさほどでもなくなっている、といった理由から敢えて記事を書く事をしなかったという事です。

保守言論界、特にネット上の言論空間で「TPP論争」が始まった4、5年前に比べれば、さすがに時間をかけただけあって最近の「TPP論争」はある程度冷静になされているような感じを受けます。

そのTPPも先日の交渉で「大筋合意」に至った模様です。
まあこの後、各当事国における「国会での批准論争」も待ち受けているとは思いますが、ゴール地点はかなり近づいてきたように感じられます。

私の今回の記事では、そのTPPの具体的な中身についてどうのこうのとか、賛否について何か書くつもりはありません。
またそれが出来る程の知見も私は持っておりません。

ただ、今回の「TPPの大筋合意」といった事柄と、昨日になって問題が吹き出して来た「藤井聡教授のメール問題」と、ここへきて西部グループおよび三橋貴明にとって「かなり不都合な状況」が生まれつつある事態を受けて、まあ私もこのブログで「反米思想、反TPP、西部邁」といったカテゴリを作って記事を書いておりましたので、今回は私なりの所見を述べておきたいと思います。



まず「藤井聡教授のメール問題」をまだご存じない方もおられると思いますので、以下にその詳細が分かるようにリンクを貼っておきます。
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【ニコニコ動画】橋下徹VS藤井聡 オフレコメールで自滅する藤井教授 「きゃつらw」

(以下のリンクは上記のニコ動の動画をyoutubeに転載したもの)
https://www.youtube.com/watch?v=r4qVgsXOIfU
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大阪維新の会による藤井のTV出演の取りやめ誓願含意を含む不当なBPO申し立てに、 遺憾の意を表明します。(サトシフジイドットコム)
http://satoshi-fujii.com/shinnihon2-151017/

大阪維新の会の「通信の秘密」「言論の自由」への侵害に抗議する(三橋貴明ブログ)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12085437860.html

藤井教授、橋下維新のメール暴露に批判(デイリースポーツ 2015年10月18日)
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/10/18/0008492110.shtml

朝日放送、藤井聡教授の出演見合わせ 都構想の反対派(朝日新聞 2015年10月17日)
http://www.asahi.com/articles/ASHBK5W4CHBKPTFC008.html

大阪維新の会によるABC朝日放送に対する申立書(※この申立書には証拠として藤井教授のメール内容も添付されている)
http://oneosaka.jp/news/BPO.pdf
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参考リンクの一覧は以上の通りです。




さて、それではこの問題の中身について言及しておきたいと思います。

ちなみに私は、今年の5月に書いた記事でも書いておりますように「大阪都構想」に関しては、橋下市長の味方でも藤井教授の味方でもどちらでもありません。

司馬遼太郎、三島由紀夫、ドナルド・キーン(2015/05/16)
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(以下、抜粋して引用)
そして後者の「大阪都構想の住民投票」について。
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私は東京都民ですから、そもそも大阪の行政に関する知見など、ほとんど持っておりません。

しかしこれも、大雑把に言ってしまえば、「サヨクの橋下」vs「左翼(偽装右翼含む)の反対派」のケンカなんでしょう?
もう何年も前から繰り返している「橋下vs西部グループ」という、いつものパターンの。

どっちが勝っても負けても、私にはあまり興味はありません。

しかし青山さんが仰るには、橋下が負けると「憲法改正」の問題にまで事が及ぶとか。(以下略)
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私自身のスタンスとしては、橋下市長も藤井教授も、どちらもあまり好きではありません。
その事は、私が過去に何度か彼らについて書いた記事を読んで頂ければ、一目瞭然だと思います。

ただし、橋下市長と藤井教授のどちらに対しても、全否定という訳ではありません。

彼らの言い分の中にも、ある程度理解できる面もあるからです。少なくとも私が長年批判している「典型的な左翼・サヨクの連中」と比較すれば(まあ所詮はその程度、として言う放つ事も出来ますけど)。

まあしかし、あまり言いたくはないけれども、おそらく私の心情としては、どちらかと言えば(例えば「どっちか一つを選べ」と強要されるとしたら)「橋下市長」に若干くみする考え方、という事になるんでしょう。多分。


「西部グループ」と「橋下維新系」と、どちらも「いわゆる保守」と言われる層にある程度の支持がある、という点も、この問題をいっそう複雑にしているのでしょう。


大雑把に分類すると、
「西部グループ」=共産党、大きな政府、反自由経済、反米
「橋下維新系」=安倍(小泉)自民党、小さな政府、自由経済、親米反中
こういった見方も出来ると思いますので、(選択肢が二者択一しかないのであれば)私が前者ではなくて後者の立場を選ぶのも、致し方ない所ではあります。

こういった「西部グループ」の特色については、それこそ「反米思想、反TPP、西部邁」カテゴリの過去記事で散々書いてきた事でもあります。「反米保守こそが真の保守」みたいな風潮の強いチャンネル桜およびネットの一部の保守層が、西部グループを指して「保守」としてみなす危うさも含めて。



藤井聡教授については、私は過去記事でも似たような事を書いた気がするのですが、今回のメールの内容を見て改めて感心したのは、
「非常に利口な人間であり、どうやったら世論を動かすことが出来るか?を非常によく理解している人間である」
という事ですね。
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西部グループとマスメディアとの親和性については、この時の記事でも書きましたけれど、今回改めてその事がよく分かりました。
最近、西部グループのメディア戦略が凄まじい(2014/05/12)

まあ、『既存マスメディア(=マスゴミ)こそが日本最大のガンである』というのが持論である私の立場からすれば、そういった点(=マスメディアとの親和性)でも西部グループを支持できる訳がないんですけどね。

上念・倉山一派のように西部グループを「偽装右翼」「コミンテルンのスパイ」とまでは言いませんけど、こういった「既存マスメディアとの親和性」「(バナー広告など)三橋貴明のネットでの持ち上げられぶり」「ネット工作員たちによる西部グループの人々(中野、東谷、佐藤健志、施光恒)への擁護書き込み」を見れば、彼らの背後にどういった勢力がいるのか?というのは大体見当がつきますよねえ。

西部グループと一言で言っても、よく分からない人もいるかも知れないので一応参考までに過去記事を紹介しておきます。
三橋貴明が告訴した、例の倉山満の本を買って読んでみた(2014/04/19)

(以下、一部抜粋して引用)
●そもそも私自身が三橋について、これまでこのブログでかなり酷評してきた。また西部グループについても、三橋ほどではないにしても、そのマイナス面を度々指摘してきた。
(※ちなみにこの私のブログの中にも 反米思想、反TPP、西部邁 というカテゴリがある)

●(三橋も含む)西部グループと「共産党」との関連性については、私は過去にそれほど指摘した事はない。「西部さんの共産党に対する甘さ」を指摘した事はあるけれども。しかし言われてみれば、確かに「共産党」との関連性で見てみるといろいろと思い当たるフシはあるなあ~、と最近感じている。
「過去の西部さん自身の共産党との関わり」「西田昌司議員も共産党系議員と仲が良い。また、京都=共産党が強い地域が地盤でもある」「藤井聡も京都大学の教授」など。
●また上記(共産党)と関連して、なぜか西部グループのみが、いわゆる保守系と言われる言論界の内で大メディア、特にNHKに何度か出演経験がある。私もこのブログで指摘した事があるが、中野剛志は「視点・論点」に、藤井聡は「日曜討論」に、柴山桂太は「日本新生」TPP討論に出演していた。それと最近気がついたのだが、施光恒が(あの左寄りで有名な)Eテレ(旧NHK教育)チャンネルの、「いま、ここから考える ジレンマ」に出演している。また、中島岳志もNHKに取り上げられた事があったように思う。あとオマケとして、Nスペ「日本国債」では三橋の本が(一瞬だけだが)紹介されていた。(以下略)

私の認識として西部グループの人間としてみなしているのは、上記の中で一部指摘しているように、
藤井聡、中野剛志、佐伯啓思、東谷暁、中島岳志、佐藤健志、柴山桂太、施光恒、三橋貴明
これらの面子になります。
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また、西田昌司先生や富岡幸一郎氏もその一員と言えると思いますが、「安倍政権に対するスタンス」を軸にして眺めて見れば、この二人は除外して良いと思います。




なんにしましても、これからしばらくは「いわゆる保守系」内での動きがどうなるのか?注目です。

この問題に対するチャンネル桜のスタンスがどうなるのか?
また「反米保守こそが真の保守」みたいな言説を謳っていた連中のスタンスがどうなるのか?

あと、大阪でブログを書かれているぼやきくっくりさんのスタンスがどうなるのか?も注目ですね。
そもそもこの問題は大阪が発端なのですから。



最後に一言だけ付け加えておきますと、ここ2、3年ほど私は東京MXの「西部邁ゼミナール」は全く見ていません。そういえばニコ動に自主的にupしていた人も最近は全くいなくなりましたね。
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私も昔、西部グループを「いわゆる保守」と勘違いしていた時期がありますので、4、5年くらい前までは結構熱心に見ていました。

しかし一つだけ注意しておきたいのは、
「東京MXテレビ」には「東京新聞」の資本が入っている、
という点です。

関東でMXを見ている人ならご存じだと思うのですが、「東京新聞」のCMをいつもやっているでしょう?

韓流ドラマもいまだに何本も放送していますしね、MXは(ついでに中国の歴史ドラマも)。
「韓国の部屋 今から見られる韓国ドラマ(地上波・BS)」
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MXの全部が全部酷い訳ではありませんが、MXのそういった側面も一応理解しておいたほうが良いと私は思います。

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(以下、毎回このブログに貼られるテンプレートになります)

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには「映像や音声で感覚に直接訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが、<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合は、それが至上命令となっており、やり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが数年に渡って垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民主党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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