処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

「夫婦別姓」で世論が二分?議論が必要?じゃあ憲法はどうなの?NHKさん

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本日のNHKニュース7の録画分を先程チェックしてみたのですが、なんとも珍妙なニュース解説を耳にしましたので、一応ここに書いておこうと思います。

(以下、NHK公式サイトより一部抜粋して転載)
夫婦別姓認めない規定 合憲判断も5人が反対意見 12月16日 17時15分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151216/k10010343011000.html
明治時代から続く夫婦別姓を認めない民法の規定について、最高裁判所大法廷は、「夫婦が同じ名字にする制度は社会に定着してきたもので、家族の呼称を1つにするのは合理性がある」などとして、憲法に違反しないという初めての判断を示しました。一方、裁判官15人のうち、女性全員を含む裁判官5人が「憲法に違反する」という反対意見を述べました。(以下略)

この裁判の判決内容については、ネット上のニュースなどを見て頂ければすぐに分かると思いますが、まあ簡単に言ってしまえば、
『夫婦別姓を認めない民法の規定は違憲ではない』
と最高裁が判断を下した訳です。
しかし、その判決にケチをつけたいNHKとしては、
『合憲判決は出てしまったが、15人のうち5人は反対意見を述べている』
と、上記ではその部分を強調している訳です。

いや、私が冒頭で『NHKの解説は珍妙だ』と述べたのは、この事を指しているのではありません。

私が珍妙だと思ったのは、ニュース7内でアナウンスされていた以下の部分です。
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(以下、本日のニュース7の冒頭1分頃にアナウンスされた台詞を書き起こし)
NHK武田『夫婦別姓を認めない規定については、社会に定着してきたもので合理性があるなどとして、憲法に違反しないという初めての判断を示しました。
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結婚する時には夫か妻、どちらかの名字に。明治時代からの民法の規定です。夫婦は同姓にすべきか?別姓を選べるようにすべきか?世論を二分する意見最高裁の判断が注目されていました。』(以下略)
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世論が二分していた』だと?

『夫婦別姓を法律で規定すべき』などという意見がそんなに世間に溢れているとは、私が疎いせいかどうか知りませんが、全然知りませんでした。

というか、判決内容にも「夫婦が同じ名字にする制度は社会に定着してきたもので、家族の呼称を1つにするのは合理性がある」と示されているように、「世論が二分するほど紛糾している訳ではない」というのは明らかな事だと思うのですが、私の認識がおかしかったのでしょうかねえ?

NHKが『夫婦別姓を法律で規定すべき』という意見にシンパシーを寄せる形で、このニュースを報道している事は明らかです。
それは上記のニュースの細かな部分からも読み取れます。

(1) 15人の裁判官の内、女性全員を含む5人の裁判官が「憲法に違反する」としている部分を殊更強調。

(2) 武田がアナウンスしている中の『~などとして』の部分。NHKのアナウンスで『~などとして』という言い回しを使う場合は、大体8割方「NHKのスタンスとは合わない内容」を解説する場合に用いられる言い回しです。

(3) 同じく武田のアナウンス内の『明治時代からの』の部分も、NHKは『今とは社会的事情が大きく異なるこんな大昔から規定されている法律なんですよ!』と、さりげなく強調している訳です。

ちなみにこのニュース内では民主党の蓮舫が以下のように意見を述べておりましたが、この蓮舫の主張がNHKの主張と全く同じである事は言うまでもありません。
151216fbs_0002.jpg
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私自身の意見を述べるとするならば、まあ皆様ご存じのように私は「いわゆる保守系」=「反サヨク」の人間ですから、『日本の伝統や家族制度(または家の継承)を破壊したい』などと考えているサヨク側の主張を忌避するのは当たり前の話です。
(※個人的な話で恐縮ですが、私の親族で「長男なのに、他家の婿養子に入った」という男性を知っています)

シナ大陸のチャイナや朝鮮が「夫婦別姓」を認めているのも、別にチャイナや朝鮮の人々が先進的に「夫婦別姓」を認めている訳ではなくて、日本以上に強烈な「(儒教的)男系尊重社会」であるために、女性が家に入れてもらえない(夫と同じ名字を名乗れない)だけの事、などという話も、日常的にネットで「いわゆる保守系」の意見に触れている人であれば、最早常識と言える程度の話でしょう。



そして、本日のニュース7で一番珍妙だと感じたのは、このニュースの締めの部分です。

NHKが用意した専門家が、このニュースの締めの部分で以下のように解説しておりました。
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(以下、家族法が専門の早稲田大学・棚村政行教授のコメント)
151216fbs_0004.jpg
『国会が今まで長期間にわたり放置してきた政治的・道義的な責任は認めたと思う』

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『積極的に家族の問題を見直し、法の改正と社会的な支援につなげていく』
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この場面でも、NHKのスタンスが『夫婦別姓を認めない規定は憲法違反だ』と主張している側に立っているのは明らかですが、私が『珍妙だ』と感じる違和感はむしろその部分ではなくて、なぜNHKはこういった
「国会が今まで長期間にわたり放置してきた」
「積極的に問題を見直すべき」

といった問題提起を、
憲法の場合も同様に、視聴者(国民)に対して問題提起をしないのか?
という違和感なのです。

『世論が二分されている』などと言うのであれば、こっちのほうが余程喫緊の課題であるはずなのだが、NHKが(=NHK職員達が)
『国民に対して開かれた憲法論議を見せるなど、そんな事は絶対にしたくない!』
という考えの持ち主である事は、私もこのブログで繰り返し書いてきた事ですので、今回は繰り返しません。




最近は一時期に比べると、「NHK改革」のかけ声が聞こえなくなりました。
おそらく改革を目指す側の「手詰まり感」という事情もあるのでしょう。

「新しい国営放送局を立ち上げる為の大義名分」として、私に一つ提案があります。

「憲法討論を放送する為に、国営放送局を立ち上げる」というのも、理由(大義名分)の一つにすれば良いと思うのです。

この理由であれば、NHKも文句は言えないはずです。

なぜなら、NHK自身が過去の放送の中で何度も『憲法問題は国民的な議論が必要です』と言ってきたにもかかわらず、NHK自身は全くそういった番組を放送するつもりはないのだから、これはもう、『新しい国営放送局を立ち上げて、そこで憲法問題を議論して放送するしか他に方法がないよね?』とNHKに言ってあげれば、NHKは全く反論できないと思うんですが如何でしょう?

心ある国会議員の方々におかれましては、是非こういった手法も参考にしてもらって「NHK改革」を進めてもらいたいものです。

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(以下、毎回このブログに貼られるテンプレートになります)

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには「映像や音声で感覚に直接訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが、<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合は、それが至上命令となっており、やり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが数年に渡って垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民主党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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