処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

コメントへの返答と、あと少しだけ最近思った事を述べておきます

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まさかもう一度このブログで記事を書き込む事になろうとは思ってもみませんでしたが、なぜかこのブログが終了してから、以前はほとんど反応がなかった「コメント欄」にコメントの書き込みを頂く機会が増えましたので、少しだけレスポンスをしておきたいと思います。

まずは、
安倍総理に続いて櫻井よしこも終了、という事で、もう一言だけ(2016/01/09)
の記事に匿名でコメントを頂いた御仁に対して、改めてご回答をしておきたいと思います。

この御仁のお考えとしては、昨年末の安倍の「日韓慰安婦合意」は「妥当なものだった」というお考えのようです。

その根拠としては、
(1) 強制連行の強制性までは認めていない。「軍の関与」は、強制連行を指しているのではなくて「良い関与」の事を指しているのだから問題ない。
(2) 「安倍の謝罪」は、元々安倍はそういうスタンスだったのだから、それほど深刻な話ではない。
(3) お金(10億円)を払うのも、謝罪や賠償の為に支払うのではなくて「基金」だから問題ない。
以上の如くお考えになっているようです。

そしてこういった考え方をされている御仁は、この御仁だけに限らず、そういった主張を繰り返しなさっている「政治ブログ」が他所には幾つかあるようです。私も勧められて少しだけ覗いてきました。


上記の記事のコメント欄にも以前書きました通り、
そのようなテクニカルな話は「慰安婦問題」を解決するにあたっては、ほとんど意味はありません。

なぜなら、そのようなテクニカルな話をちゃんと理解している日本国民はほとんどおりません。ましてやこの問題に関する(まともな)知識がほとんどゼロに等しい外国の人々に対しては、そのような「回りくどい理屈」が耳に届くはずはありません。

だから私が述べているように、
「安倍が謝った」
「10億円もの金を払う」

この二つの結果のみが国際社会で独り歩きしてしまうのは当然の事なのです。

しかもこの独り歩きは、安倍も外務省も最初から全て承知の上で、今回の日韓慰安婦合意がなされていると、私は(最初から)断定しています。

上で挙げた3つの事例、(1)軍の関与の否定、(2)安倍の謝罪の真意、(3)10億円を支払う意味、これらの正当性を彼らの耳に届くようにしっかりと主張して、慰安婦問題が引き起こしている「国際社会の日本に対する誤解を解く」という意志が、安倍や外務省にあるのであれば、最初からあのような「やらずもがな」な合意なぞ、するはずがないではありませんか。

なんだか、『政府は“性奴隷”の誤解を解く為に動きだしたようだ。桜の水島や合意批判派は土下座して謝ったほうが良いんじゃないか?』みたいな論調の記事まで見かけましたが、まったくもって失笑モノですねw

安倍や外務省が自主的に動いて、国際社会に蔓延している「慰安婦問題」に関する日本に対しての誤解が本当に解けるようなら私は土下座でも何でもしてあげますよ(なんならこのブログに土下座写真をアップロードしても良いですよ)。

そんな事、絶対にあり得ない事は分かっているのだから。
(※もちろん、そんな事は昨年の合意直後から分かっていた。いや正確に言えば、実際「確信した」のは安倍が桜田義孝議員の発言をたしなめた時ですかね)



ついでに付け加えておくと、倉山満youtubeに復帰していた動画で、
『たかだか韓国問題で保守が分裂するなど愚かな事だ』
みたいな事を述べていた。

バカが!w
私がこのブログで過去に散々書いてきたように、ここ10年くらい、私が知る限り、
そもそも保守が一致団結した事など一度たりとも無いわ!w
元々ずっと分裂状態だったというのに、何が今更『保守が分裂するなど愚かな事』だよ。白々しい。
ホント、真性のバカなんじゃなかろうか?w


ついでに上念は上念で、昨日たまたまニコ動で見かけた
【ニコニコ動画】【上念司】おはよう寺ちゃん 活動中【月曜】2016/02/15
の動画で、北朝鮮問題に絡めて(この動画の17分50秒頃から)、
『日韓、なんか連携し始めたという事ですよね。まあ日韓合意でギャアギャア言ってた人がいましたけど、一体どこの国の味方してんだお前は、といった感じですよねえ』
と、述べていた。

私が1月に書いた過去記事で、上念グループに対して辛辣な事を書いたが、その後こいつらは全く声をひそめていたけれども、ようやく口を開き始めたか。

おおさ。土下座なんかいくらでもしてやろうじゃないか。
もし日本政府が自主的に「拉致被害者の救出」の為に動き出して成功して、そしてそれが今回の日韓慰安婦合意の成果としてもたらされたならば。

喜んで土下座してやるよ。
(※安倍政権の拉致問題優先主義と、北朝鮮の体制問題については、私自身がこの前の記事で既に指摘していた事でもあるし)

しかし逆に、北朝鮮の体制がこれまで通り何の変化も無かったら、上念は「土下座する」覚悟があるんだろうな?

つーか、本質的な事を言えば、それ(北朝鮮問題)とこれ(慰安婦問題)とは全く別の問題だろーよ。

なんで北朝鮮問題で日米韓が連携する為に、「慰安婦問題」を犠牲にする必要があるんだよ?
方法は他に幾らでもあるじゃねーか。

まあ上念も倉山も慰安婦問題に関しては全く無関心である事は、私はとっくの昔に指摘していた事だけれども。
いわゆる従軍慰安婦問題は、マニュアル通り適切に反撃すれば負ける訳がない(2014/02/04)

(以下、過去記事より一部引用)
上念・倉山の両氏については、これは以前から同様のスタンスであった訳で、
またチャンネル桜【メディアの嘘を見抜け】で上念氏が主張していた「反論の仕方」
しても、随分と杜撰な「反論の仕方」で、この両氏が「いわゆる従軍慰安婦」にほとん
ど関心がないのは分かりきった話である。

まあ『歴史問題は解決しない』と自ら言っているように、『労多くして、実りが薄い』
言論戦なのだからあまり乗り気がしないのも『むべなるかな』と言った所ではある。
(中略)
それにしても日本国内で「いわゆる保守派」がまとまって動き出せば少しは事が動
き出そうというものだが、チャンネル桜にそれを求めて挫折した過去もあり、上念・
倉山は「歴史認識問題」には関心は薄いし、三橋貴明なんぞはもっと関心が薄い。
あとは(私も含めて)烏合の衆が好き勝手にやっているだけ、という体たらく。
一番効果的に動いているのが「米国人であるテキサス親父さん」とは、全くもって
笑えない笑い話である。(以下略)

それとついでに、冒頭に紹介しましたコメントを頂いた御仁から、先の大戦が「共産党の陰謀」うんぬんと、まるで上念・倉山のようなご意見を承りましたが、先の大戦に関する「共産党の陰謀」論も、私はあまり興味がありません。

いえ。私はその理論を全否定するつもりはありません。
なるほど確かに、そういった見方も、一部に関して言えば出来るとは思いますが、それが「全て」ではありません。

そして私は基本的に「歴史にIF」は認めない人間なのです。
ましてや、自説に都合良く解説する為の「歴史のIF」という物であれば、特に。

倉山満と私の「幕末物のNHK大河ドラマ」に関する論評(2015/02/08)

(以下、一部抜粋して転載)
最近のNHK大河ドラマにおける腹の立つパターンの一つに、“主人公のエスパー化
というパターンがある。
主人公は偉いのよ!主人公はこの後の歴史の展開を全てお見通しなのよ!」とでも
言わんばかりの主人公の超能力ぶりである。そうであるから、最近のNHK大河の
主人公は、偉そうに他人に対して「こうしたほうが良い(=良かったのだ)!」と、
場もわきまえずに説教をたれる。
『篤姫』の時などは特に酷かった。見ていないが今年のも、どうせ同じだったのだろう。
(※2015年追記「見ていないが今年のも」というのは、同じ脚本家の作品である「江」の事)

これまで何度か書いた事があるが、『“歴史の流れ”を語る際に、後知恵歴史にIF
を使う事は許されない。歴史のIFが許されるのは、その時その人が、どういう選択肢
の中で“その決断”をして、なぜ他の選択肢を選ばなかったのか?選べなかったのか?
その決断を下した当事者達の心境を省みる際にのみ歴史のIFは許されるのである。

「その時こうしていれば(=別の選択肢を選んでいれば)、その後の“歴史の流れ”は
こんな風に(都合良く)なったかも知れないのになあ」などという空想を巡らして、自説
(及び自分のイデオロギー)に都合良く利用する為に、歴史にIFを使う事は許されない』
という事である。

であればこそ、歴史の面白みがあるのであり、ドラマの面白みも、また同じである。

人間は神様ではないのだから、一寸先の事さえ、何も分からない。
ドラマの中に“エスパーや神様”が登場しても、シラけるだけである。(以下略)

「歴史にIF」が許されるのは、
『なぜ彼らはそういった決断をせざるを得なかったのか?』
『もし私がその立場であったなら、どうしていたであろうか?』
『もし将来私が(私達が)そういった立場になったとしたら、どうするであろうか?』
といった場合のみであって、『あいつらが悪かったから日本は負けたんだ』『あいつらさえいなかったら今の日本はもっとまともだったに違いない』などと「空想」を巡らす為の「歴史のIF」は許されない、という事です。

もし仮に違う道をたどっていたとして、なぜ今(実際)よりももっと酷い結果になっていたかも知れない、という可能性を考慮しないのか?

だから「歴史のIF」を使って「空想」を弄ぶことなど、無意味な事なんですよ。



最後に「慰安婦問題」に関して、もう一言だけ付け加えておきます。

なぜ「安倍の日韓慰安婦合意を良しとする人々」は、近視眼的な歴史の見方しかしないのだろうか?

こんな「いいかげんな内容の合意」が何年も保たれるなど、「賛成派」ですらほとんどの人間が思っていないはずだ。

数年を待たずして、韓国側が約束を反故にするか、もしくは日本の、特に民間レベルの人間が「真実」を主張し始めて、今回の合意内容が雲散霧消してしまう事は、皆予想できているはずだ。

今回の合意は、今この場を取り繕うための「一時しのぎ」の合意に過ぎない。

今の我々が安易に譲歩をして、ツケを回される事になるのは「未来の日本人達」である。

『桜の水島社長が主張している「ご先祖様を貶めるのは許されない」などと言うのは感情的過ぎて受け容れられない』
といった意見もよく見かける。

しかしこの慰安婦問題は「ご先祖様」だけに限った話ではない。
「未来の日本人達」に関する話でもある。

「安倍の日韓慰安婦合意を良しとする人々」は、「未来の日本人達」が、ウソや捏造によって貶められる事を受け容れてしまうような日本人になると、そのように考えているのだろうか?

私は、今の日本人達はともかくとして、「未来の日本人達」もっとまともな日本人になっていると信じているので、ウソや捏造によって貶められる事など到底受け容れないと信じている。

だから彼らの為にも、今の我々が、彼らにツケを回すべきではないと思っている。

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(以下、このブログで使っていたテンプレートです。最後なので載せておきます)

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには「映像や音声で感覚に直接訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが、<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合は、それが至上命令となっており、やり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが数年に渡って垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民主党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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