処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

NHKの「弱者・被害者」報道と、3.11及び北朝鮮拉致問題

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生命は尊いものである』
と言う事は、
お金は人間が生きていく為には欠かせないものである』
と言うのと同じくらい当たり前の話であって、そんな事は大の大人がことごとしく言う必要も無い、幼稚園児でも分かっている当たり前の話である。

突然の不幸に襲われた人々はいかにも可哀想である』
と言う事も、国民の誰もが理解している当たり前の話であるはずなのだが、NHKは常日頃から殊更その事ばかりを繰り返し国民に向けて放送している。

特にこの5年間、3月11日が近づくにつれて、そういった放送が盛んになる傾向がある。

ひねくれ者の私は『そんなに四六時中言わんでも分かっとるわ』と少しイラっと感じる事もある。


私がいつも文末に掲載しているテンプレートで、
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(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが、<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合は、それが至上命令となっており、やり過ぎである。
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と書いているように、実はこの部分はNHK報道にとって「命綱」とも言える部分であって、NHKの番組を目にする機会が多い人であれば、皆そういった感想は多かれ少なかれ抱いているものと思われる。



こういった話は過去にも何度か書いた事があるので今更ここで繰り返す必要もない話ではあるが、「北朝鮮の拉致問題」に関して、こういった部分、特に
「被害者が可哀想」
といった観点を上手く整理出来ていない人もおられるかも知れないので、今回敢えてここで触れておきたいと思う。


「いわゆる保守系」の人々からすれば意外と思われるかも知れないが、実はNHKは「北朝鮮の拉致問題」報道に関して言えば、それなりに放送する頻度は高い
(※ニュース7やニュースウォッチ9などのニュース番組に関して言えば。Nスペや討論番組で取り上げるケースはほぼ皆無である)

ただし当たり前の話ではあるが、その放送姿勢は常に「拉致被害者が可哀想」という部分がメインになっており、しかもその上「だからといって、視聴者(国民)が北朝鮮に対して過度に強硬な感情を抱かないように」といった部分も上手く調整して放送するようにNHKは心懸けている。

「拉致被害者が可哀想」という事を国民に伝えはするけれども、だからといって「北朝鮮に対して直接的な行動を取る」という事を国民が感じてしまってはマズイので、NHKはそのように放送しているのである。

要するにNHKが国民に向かって言わんとしている事は、
『ただただ、「被害者は可哀想」と、その事だけを想っていなさい』
という事である。



私自身が抱いている「北朝鮮の拉致問題」に関する感情は、昨年末の安倍による「日韓慰安婦合意」以降、このブログで既に何度か言及している。

こういった私の意見を見て、私に対して『こいつはなんという冷淡な奴だ』と思われる方も多い事だろう。

「北朝鮮の拉致問題」においては、NHKが常日頃から放送しているような「拉致被害者が可哀想」という部分を最優先に考えている人はおそらくかなり多いのだろうと思う。毎年3.11近辺になれば、敬虔な感情を抱かずにはいられない「心優しき日本人」であれば、それももっともな話だろうと思う。

もちろん私も「そういった想い」は抱いている。
冒頭でも書いたように、日本人であればそんな事は子供でさえも分かっている当たり前の事であるのだから。


ただし、私は「北朝鮮の拉致問題」に関して言えば、「そういった想い」を最優先にして良いとは思わない。

それはなぜか?

「拉致被害者が可哀想」という部分を殊更に取り上げて、その部分ばかりを強調される事によって得をするのは一体誰であろうか?

それは北朝鮮である。

我々が「拉致被害者が可哀想」と強く想えば想う程、それは拉致の犯人である北朝鮮の側を喜ばせる事になり、それこそ「北朝鮮側の思うツボ」なのである。

その事はまさに拉致被害者家族の方々のほうがよく承知をされており、先月の13日に北朝鮮が「拉致再調査、全面中止」を発表した際に仰っていた発言は、
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拉致被害者 家族会代表 飯塚繁雄さん
『私たちはこの件について単なる右往左往するのではなくて、一喜一憂するのではなくて、戦略をきちんととるべきだと思います』

横田早紀江さん
『やっぱりやったな、と。いつも北朝鮮側は不誠実な態度を取り続けてきている事をいつもいらだちながらやってきた』

市川健一さん
『今まで何回も約束を反故にしてきている訳でしょ。やはりいつもの手できたか』
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と、痛ましいまでに冷静で、一喜一憂して北朝鮮側を喜ばせるような事は決してされていない。



被害者の心に寄り添うのは尊い事だと、私も思う。
しかし、そこで思考停止していても問題は何も解決しない。

被害者にとって本当に必要な対応策とは一体何なのか?
私達がそれを考える為の材料は、NHKが放送している番組から与えられる事は決してないだろう、という事は言えると思う。


(※最後の余談。下のテンプレの(6)に載せてある「NHKの原発報道」に関しては、私はここ数年3.11の頃になると口を酸っぱくして批判し続けてきた。そして5年目の今年も酷いものであった(と言うかむしろ、昨年よりも酷くなっている。“5年目の区切り”という理由もあるのだろう)。書こうと思えばいくらでも指摘はできますが、そんな事をしても日本人の原発・放射能アレルギーを解消するにあたっては全く無益な事と重々承知していますので、やめておきます)

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(以下、このブログで使っていたテンプレートです。最後なので載せておきます)

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには「映像や音声で感覚に直接訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが、<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合は、それが至上命令となっており、やり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが数年に渡って垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民主党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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