処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

米大統領選。この結果が安倍政権崩壊の遠因となる可能性もあると思う

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ずっと以前から、
『自分(日本)の事は自分(日本人)で決める』
という理想を掲げて政治を語ってきた私からすれば、“他人の家”(ひとんち)の大統領が誰になろうと「我関せず」と本来なら言いたい所なのだが、今回の大統領選で私が一番注目していた点は、やはり「トランプが勝つかどうか?」という点だった。

日本の「いわゆる保守系」、特に親米色があまり目立たない「いわゆる保守系」の人間の中には、案外トランプびいきが多いように感じられる。そしておそらく私も、正直な所を言えば、そういった範疇に含まれてしまう人間なのだろう、と思う。

しかし今回私が言いたいのは、そういった「いわゆる保守系」的な見方の“トランプ大統領”論評ではない。

私が今回の大統領選で「トランプが勝つかどうか?」に注目していたのは、安倍総理が2か月前に訪米した時に、ニューヨークでヒラリー・クリントンと会談したにも関わらず、「競争相手のトランプとは全く接触しなかった」という“事件”があったからだ。


安倍晋三首相とヒラリー氏の会談、米大統領選直前に“異例” にじむトランプ氏への不信感、日米同盟崩壊への危機感(2016.9.20)
http://www.sankei.com/politics/news/160920/plt1609200035-n1.html

(以下、抜粋して引用)
 「再びお目にかかれてうれしい。私の政権が進めている『女性が輝く社会』にいち早く賛同の意を表明していただいたことにお礼を申し上げたい」

 19日午後(日本時間20日朝)、米大統領選民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官を米ニューヨーク市内のホテルで迎えた安倍晋三首相は、こう語りかけた。女性政策を持ち出しつつ、クリントン氏との個人的な“信頼関係”を見せつけることで、共和党候補のドナルド・トランプ氏への不信感をにじませたのだ。

 首相が米大統領選候補者と会談するのは極めて異例だ。ましてや投開票日まで2カ月を切っている。外務省幹部は「会談の内容より、会ったこと自体が大きな驚きだ」として、会談を要請したのはクリントン氏側だったと説明する。

 しかし、会談すればクリントン氏に「肩入れ」したとも受け取られかねない。それでも首相が踏み切ったのは、日米同盟を覆しかねない言動を繰り返すトランプ氏が大統領になることへの危機感を強めているからだ。トランプ氏は在日米軍の撤退や日韓の核武装容認論などに言及しており、そうなれば厳しさを増すアジア太平洋地域の安全保障環境は混迷に陥りかねない。安全保障問題で現実的な路線を取るとみられるクリントン氏とあえて会談することで、トランプ氏を牽制(けんせい)する狙いがあったようだ。(以下略)


そしてこの事については青山繁晴さんが9月下旬の虎ノ門ニュースで詳しく解説していた。
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(9月下旬に放送された虎ノ門ニュースより)
【青山繁晴】安倍首相がヒラリークリントン米大統領候補を支持!?
https://www.youtube.com/watch?v=btzahgX1Gjk
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青山『・・・それにしても大胆ですよねえ、これ、あのトランプさんが大統領になったら、トランプさんの性格からしても、やっぱり「意趣返しあり」で、元々『金払え~!』ってね?何言ってんだ。日本が在日米軍支えてあげてるんですけど、それをタダ乗りみたいな、ただの無知で言ってるだけなんだけど、それがよけいヒートアップすんのは間違いがない』
『でも、敢えてトランプさんに見せつけてヒラリーさんに会って、同時にTPPの主導権を日本側が取りたいっていうね、ボクは基本的にTPP反対ですが、その理由は(中略)で、その上で、TPPも計算をしてヒラリーさんに恩を売った。でもこれも~、ちょっと、結構なチャレンジですよね?ホントに恩感じてくれるんですか?アメリカ国民にどれだけ説得力があると思います?『日本の総理がヒラリーさんだけに会ったから、やっぱヒラリー(が大統領)なんだな~』って思ってくれる?そんな対等な関係ですか?』

一平ちゃん『いや~・・・・』
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青山『とてもそうは思えないなあ。そうすると、結構、危ない橋を渡る外交ですよねえ?そうすると日露とかね(中略)そうすると、大胆な事は僕は決して否定しないけれども、ちょっとこう、政権、フレームアップし過ぎじゃないか?と。実力よりも過大な事をしてる傾向を僕は感じます。もう一回言いますが、ヒラリーさん、ホント恩に着てくれるんですか?キャラクターとしてもそう感じられないのと、リスクが凄く大きいですよね。まあ、敢えてやったんですけど、(中略)外務省と財務省を置き去りにしてケンカしながら政権維持したっていうのは例がないんで、これもちろんだから非常にリスキーだけど、でも日本の既得権破る上では有効。日本外交と日本の予算編成、それを財務省と外務省が一手に握ってきた。他には触らせなかったっていうのが、敗戦後、本当は戦前からの日本の大きな宿痾、病気になっているんで、その意味では評価できる。それだからこそ、確実に効果が出るものをやるべきだと思うんで、今回「ヒラリーさんとだけ会った」っていうのは僕は批判的です
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私もこの青山さんの話を聞いていた時に青山さんと全く同じ考えだったので、今回の大統領選では、この時の「安倍外交」の結果がどう出るのか?その事を考えながら結果を待っていた。

そもそも他国の大統領選に対するスタンスとして、一方の側にだけくみするというのはおかしな話だし、もしもくみせざるを得ない状況なのであれば両候補に公平に向き合うべきだろう。というか、私個人の考え方とすれば、他国の大統領選に口を差し挟むような事はそもそもすべきではないと思っている。

ハッキリ言ってしまえば、私はこの時の安倍総理の行動は非常に情けない行動だと思っていた。
『なんでそうまでして、アメリカに恩を売らなきゃならんのだ?』
と、非常に情けない思いでこの行動を見ていた。

しかし、少なくとも24時間前までは、まさか私も、本当にトランプが勝つなんて考えてもいなかったので、この事を口に出せずにいたのだが(当初の予定通りヒラリーが順当に勝てば、この問題は問われずに済んだので)、さすが青山さんの危機管理意識は素晴らしかった。

私のような「後出しジャンケン」で物を言っているのではないのだから。



よく戦前の事を貶す口ぶりとして、「日独伊三国軍事同盟が悪かった」とか、「米英を相手に無謀な戦いに突き進んでいった」とか、「後出しジャンケン」(後付け論)で戦前を貶す人間が多いけれども、私がこのブログで「人生は一寸先は闇」「人間は神様ではないのだから一寸先の事さえ何も分からない」と何度も言っているように、うまうまとヒラリー一人に会ってしまった安倍総理の失敗が「将来の事は予測不可能である」と、その事を見事に証明している。


あと『アメリカ人は既存の政治に嫌気がさして、トランプなどという危ない人間を選んでしまった。後で後悔するに違いない』みたいな日本国内の声をちらほら見かけるけれども、日本は日本で、同じ様に数年前「既存の(自民党)政治に嫌気がさして」、あの鳩山民主党などというキチガイ政党に300を超える議席を与えて政権を取らせてしまったではないか。

あのキチガイ現象に比べればトランプ大統領なんて、まだカワイイもんだ。



それよりなにより、今回の安倍総理の外交的な失敗は、彼が政治の舵取りの中で一番重きを置いている「アメリカ外交」での失敗であっただけに、これまでの政権運営の中で最大級の「悪い影響」が出る可能性もあると、私は思う。

『東京オリンピックまでは、余程の事がない限り安倍政権が続いてしまう可能性が高いだろう』と、二か月前の過去記事で私は書いてしまったけれど、案外そう遠くないうちにポシャッてしまう可能性も出てきたような感じがする。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには「映像や音声で感覚に直接訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが、<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合は、それが至上命令となっており、やり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが数年に渡って垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民主党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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