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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

NHK「クローズアップ現在+」の“名護市長選”報道について

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一昨日の名護市長選の結果が「思わぬサヨク側の大敗北」という事で、特にネット上の「反サヨク」=「いわゆる保守系」界隈では、どこもこの話題で持ち切りになっております。

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天邪鬼な私の性格としては、周りの皆が既にこの問題について語り尽くしているというのであれば、
『じゃあ私は他人がやっていない別の話題を探すか』
といった「逆張り」の発想に走りがちではあるのですが、今回の所は素直にこの「名護市長選」の話題を取り上げたいと思います。

と言いますのも、昨夜放送されたNHKの「クローズアップ現在+」の「名護市長選」報道が、私が以前から何度も繰り返し述べているように、
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(以下、昨年の12月14日の記事より抜粋)
この私のブログでは過去に何度も書いてきた通り、
沖縄(米軍基地)、広島・長崎(原爆)、福島(原発
この3つのプロパガンダに関する限りNHKは絶対に妥協する事はありません

一切容赦なくプロパガンダをやります。
(以下略)
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「NHKの沖縄報道」の本質がよく分かる放送内容でしたので、今回は敢えてこの番組の事を取り上げます。



皆さん既にご承知の事と思いますが、もちろんこの「クローズアップ現在+」の番組が、
完全に稲嶺翁長サイドの目線に立った番組だった
などというのは今さら言うまでもない話です。

これまで多少なりとも「NHKの沖縄報道」に関心を持たれた事のある方であれば「そんな当たり前の話」は誰でも承知している事でしょう。
(※詳しい番組内容については、今回の記事の一番最後に載せておきますので、そちらをご覧になって下さい。)



NHKはこの番組内でしきりに、
「基地問題のせいで、町が分断させられている」
というような事を述べていました。

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なるほど、それはある程度事実なのかも知れません。

しかし、その「分断」とやらは、「NHKが望んでいる事」なのではないのか?

私は4年前、以下のように書きました。
3年目の今年も同じ事を言います。「風評被害を作り上げたのはNHK」(2014/03/09)

(以下、一部抜粋して引用)
上記にも紹介してある通り、NHKは先日のニュース7「福島の自主避難者が帰る
事が出来ない」
というニュースをこれ見よがしに報道していた。
『福島の人々は今も心理的に放射能を恐れて、故郷に帰還する事が出来ない』と。
要するに、全て原発が悪い、東電が悪いのだ、と。

そのニュース報道を見た私はNHKは不思議な事を言う』と思った。

福島の人々が故郷に帰れない状況こそ、NHK反原発サヨク
の連中
望んできた状況であり、また作り上げた結果でもある。
その逆の結果(=福島に帰る事が出来る結果)になっていれば、
それはあなた達のプロパガンダによる影響力が無くなった、と
いう事を意味する。

(以下略)

要するに、沖縄の人々が基地問題に対して「強烈な反対」を抱かない状態になってしまうと、その「分断」とやらは残念ながら消滅する事になってしまう訳で、そういった状態は、NHKや左の連中にとっては「あってはならない状態」という事でしょう?

基地問題ばかりを感情的に取り上げて「分断」を招いているのは、一体誰なんでしょうね?




そして、これは今回の「クローズアップ現在+」の放送だけに限らない話なのですが、左の連中はしきりに『渡具知サイドが勝ったからと言って、名護市民が基地の受け入れを認めた訳ではない』と主張している。
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しかし、よく考えてみて下さい。

もしあなたが住んでいる地域に「ごみ焼却施設」や「火葬場」が建てられる事になったとして、その事に対してアンケートを取れば「反対が大多数」になるのは当たり前の話なのではないでしょうか?
(※基地問題をこういった卑近な話と比べて申し訳ないですけど。というか、むしろ私は基地移設賛成が25%もあるのが凄い事だと思う。しかも、このアンケートには「期日前投票」の分は含まれていない



昨夜はBSフジの「プライムニュース」でも、この「名護市長選」の事を取り上げていました。

(以下、プライムニュース公式サイトより)
2月5日(月)
『基地問題と日本の安保 “辺野古移設”民意は 多発する米軍トラブル』
 沖縄のアメリカ軍「普天間基地」の名護市辺野古移転が争点となった移設予定先となる名護市長選挙。翁長知事ら“移設反対派”が支持する現職と移設を容認する与党候補の一騎打ちとなった。
 アメリカ軍ヘリコプターの不時着トラブルが相次ぐ中、名護市民は、どのような「民意」を示したのか?沖縄の「負担軽減」と日米の「連携強化」という2つの課題を、どう考えるべきなのか?
 名護市長選の結果を受け、基地問題と日本の安全保障について議論する。
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ゲスト
萩生田光一 自由民主党幹事長代行 衆議院議員
山下芳生 日本共産党副委員長 参議院議員
伊波洋一 参議院議員 元宜野湾市長
ロバートD・エルドリッヂ 元在沖縄米軍海兵隊外交部次長

NHKの「クローズアップ現在+」とは違って、一応ちゃんと「討論」という形をとっているだけでも、こちらのほうが百倍まともな番組だったと言えるでしょう。

まあ、自民党の萩生田氏も含めて、沖縄の基地問題に対して「正論」を述べる事は、原発問題に対して「正論」を述べる事と同様に、NHKを筆頭にした「左からの言論封殺」を恐れて、まともに意見を開陳する事は不可能に近いですから、このプライムニュースにしてもそれほど大した意見は出てはいなかったけれども(ロバートD・エルドリッヂが多少突っ込んだ意見を述べていたぐらいで)、それでも「クローズアップ現在+」とは違って一応「地政学的な問題」という事に多少触れてはいました。

今時、沖縄の基地問題が「中国の軍事力に対抗する為の地政学的な問題である」というのは、子供でも分かる当たり前の話だと思うのですが、もちろんNHKの「クローズアップ現在+」では、そんな話は一切出てきませんでした

「クローズアップ現在+」の番組で出てくるのは「基地反対派」の人達の意見ばかりです。

そして「NHKの原発報道」と同様に、「弱者・被害者」を強調するやり方も全く同じで、特に「母親と子供」を使って演出するのは「鉄板の演出パターン」ですから、昨夜もそのパターンを踏襲していました。
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何よりも一番問題なのは、もしも今回の選挙で稲嶺が勝っていたとしたら、NHKは絶対にこんな「町が分断させられている!」などといった「扇動番組」は作っていないはずで、「自分たちの意に反して」稲嶺が負けてしまったからこそ、このような番組を作ったのだ、という事です。


私は昨年12月21日の記事の一番最後に、以下のように書きました。
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(以下、一部抜粋して引用)
この問題に関しては、皆さんいろいろな考え方を抱いていると思います。

私は何年も前から、沖縄の問題に関して語る際には、自分に対して「一つの戒め」を課しています。

『あまり感情的になって騒いでは、沖縄と本土の離間を狙っている連中を利する事になるだけだ』と。

逆に言えば、我々普通の日本人がこういった考えを抱いている事を逆手にとってNHKを筆頭にしたサヨクマスゴミの連中は、無理矢理な理屈を並べ立ててでも、沖縄を騒動の渦中に置いておきたいのです。

「むしろその無理矢理な理屈は、甚だしいものであればあるほど、反論する声も大きくなるのだから、扇動の効果は大きくなる」

「しかし無駄に騒ぎを大きくして沖縄と本土を離間させたくないという意識があるからこそ、無理矢理な理屈でも容認せざるを得ず、更にフラストレーションが高まる事になる」



一つだけ確実に言える事は、このような上記の前提条件の上で、この沖縄の問題を恣意的に扇動している連中は、NHKであれ誰であれ、

人間のクズであるという事ですね。(終)
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私が望んでいるのは、国民みんなの理解が進むような、そういった「オープンな討論」が行わる「公共の場所」であり、「公共の電波」はその為に利用されるべきものである、という事です。

一方的なプロパガンダのみを国民に垂れ流してくる「扇動放送局」は不必要である、というか害悪である、という事です。

(以下、クローズアップ現在+の公式サイトより番組内容を転載)

2018年2月5日(月)  密着・名護市長選 ~基地移設工事が進む町で~

きのう行われた沖縄県名護市の市長選挙。地域経済の活性化を前面に掲げた新人が、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設阻止を訴えた現職を破って当選しました。激しい争いとなった今回の選挙戦が浮き彫りにしたものは何だったのか?また長い間、基地をめぐる問題に翻弄され続けてきた住民たちは、どのような思いで一票を投じたのか?沖縄の今を見つめ、移設問題の今後を考えます。

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沖縄・名護市長選 何が勝敗を分けたのか

果たしてこの結果はアメリカ軍普天間基地の移設問題にどのような影響を与えるのか?昨日(5日)行われた沖縄・名護市長選挙。経済復興を全面に掲げた渡具知さんが当選しました。

渡具知武豊氏
「これからの名護の経済振興、そういったものが全般的に支持された。」


移設先とされる辺野古での海上工事が進み、政府と沖縄県の対立が激しさを増す中で行われた選挙。辺野古が移設の候補地に挙がってから20年余り。前回の選挙では強い反対の民意を示した地元に、どんな変化が…?

「反対しても反対しても、基地はもうできちゃってるんです。」

一方で、繰り返されるアメリカ軍機の事故やトラブル。基地移設反対の思いを強くした住民も少なくありません。

「お金よりも、安心して子育てできる町がほしい。」

基地問題によって翻弄され、深い分断さえ生じた地元。選挙戦から浮かび上がった、沖縄の今を見つめます。

鎌倉:人口6万人余りの地方自治体の選挙としては異例の注目を集めた、沖縄県の名護市長選挙。現職の稲嶺さんを3,000票以上の大差をつけて破ったのは、自民党・公明党・日本維新の会が推薦した新人の渡具知さんでした。
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渡具知さんが勝ったことで普天間基地の移設問題、そして今年(2018年)秋に控える沖縄県知事選挙にも大きな影響を与えるとみられています。

田中:では、移設を巡るこれまでの動きを振り返ります。
日米両政府が普天間基地の全面返還で合意したのは1996年。名護市がその移設先として浮上します。これ以降、住民たちは反対と容認の間で揺れ動くことになります。2009年、当時の民主党の鳩山政権が「県外移設」を表明。これが追い風となり翌年に行われた名護市長選挙では移設阻止を掲げた稲嶺さんが初当選します。しかし結局、県外移設は実現せず、2013年には当時の仲井真知事が辺野古沖の埋め立てを承認。事態は大きく動きました。ところが、その後、知事に就任した翁長氏はこの承認を取り消し、以後、国と県の対立が深まります。2016年、最高裁判決で県の敗訴が確定。これを受け、国が海上工事を始める中で行われたのが、今回の市長選挙でした。
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鎌倉:何が勝敗を分けたのか。舞台裏に密着しました。

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与党 vs. 沖縄県 激戦の舞台裏に密着

2018年の年明けを、稲嶺さんは、辺野古の海を前に支持者たちと迎えました。2期8年にわたって移設反対を訴えながらも、工事の開始を食い止められなかった稲嶺さん。今回の選挙に危機感を抱いていました。

稲嶺進氏
「我々にとっては向かい風だと思っています。(工事を)絶対に止めないといけない、新たにそういう思いをした。」


連日のように稲嶺さんの応援に駆けつけた翁長知事。名護市長選は翁長知事にとっても負けられない戦いでした。民意を背景に移設阻止を最重要課題として掲げてきたからです。
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沖縄県 翁長知事
「新辺野古基地が出来上がったのでは将来はない。絶対に造らせてはいけない。稲嶺進さんを当選させることによって、私も県政ともども頑張ってまいります。」


「知事にとっても負けられない?」

沖縄県 翁長知事
「そうだね。この子たちが頑張っていけるように。」


今回の選挙、基地への不安が高まる中で行われました。去年(2017年)12月には、アメリカ軍普天間基地に隣接する小学校の校庭にヘリコプターの窓が落下。さらに選挙前の1か月間だけでも3度にわたって軍用機が緊急着陸しました。
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稲嶺さんは、基地移設を認めれば将来にわたって危険を及ぼすことになると改めて訴えかけました。

稲嶺進氏
「ヘリコプターやオスプレイはたくさん落ちるし、こんな状況をいつまでも許すわけには絶対にいかない。」


稲嶺さんの対立候補となった渡具知武豊さん。政権与党の手厚い支援を受け、選挙戦を戦いました。しかし、候補者に決まるまでには、う余曲折がありました。
長年、自民党系の会派で市議会議員を務めてきた渡具知さん。議会では「唯一の解決策が辺野古移設」と発言するなど、基地受け入れを容認する姿勢を明確にしてきました。そうした渡具知さんの支援に当初、自民党本部は難色を示します。これまで移設容認を明確にした候補が連敗してきたからです。特に自民党が懸念していたのは、公明党との選挙協力でした。公明党は、国政では自民党と連立政権を組み辺野古移設を容認していますが、公明党沖縄県本部は長年、移設反対を掲げてきたのです。
前回の市長選。自民党は移設推進を掲げる候補を支援。公明党が反発し、自主投票の立場を取ったこともあり、4,000票以上の大差をつけられ稲嶺さんに敗れました。しかし今回、公明党沖縄県本部は渡具知さんの推薦を決定しました。水面下で調整を重ねた結果、移設問題の賛否について明確にしないことで折り合ったのです。
渡具知さんの陣営が選挙応援者に渡していたマニュアルです。NGワードは「辺野古移設」「辺野古の『へ』の字も言わない」。辺野古移設を争点に掲げても「同じ土俵に決して乗らない」。移設問題を選挙の争点から外そうとしたのです。
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渡具知武豊氏
「私は市民生活の向上と、この町の景気と暮らしを守るため、名護市長になりたい。」


公明党の支持を取りつけ手応えを得た自民党は、手厚い支援態勢を取ります。大物議員が続々と現地入りしました。去年の年末には菅官房長官が来訪し、地元経済界の幹部らと会談。幹線道路の整備を急ぐことを約束しました。商工会の会合では、河村元官房長官が…。

自民党 河村元官房長官
「地方創生の交付金いっぱいありますから、渡具知さんが言われることなら最優先で私はやる、そういう思いで。」


地元経済界には、これまでの市政運営に対する不満も募っていました。移設反対の立場を取ってきたためにアメリカ軍再編への協力を前提とした「再編交付金」を受け取っていないからです。その額は、年間十数億円。8年間で100億円に上るともいわれています。
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渡具知さんは、国との連携の重要性を強く訴えました。

渡具知武豊氏
「国と協議・対話が全くやられていない状況にある。そこは現市長と違い、国から受けられる財源は全て受け取っていく。」


選挙戦最終盤接戦が伝えられる中、政権与党は異例の対応を取ります。知名度の高い小泉進次郎氏を2度にもわたって沖縄入りさせ、最後の追い上げを図ったのです。
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自民党 小泉進次郎衆院議員
「これは代理戦争ではなくて、町づくりのための政策論争の選挙。目の前の暮らしをどうするかを、渡具知さんと共に進めていこう。」


そして、昨日。結果は、3,000票以上の大差で渡具知さんが初めての当選を果たしました。

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沖縄・名護市長選 何が勝敗を分けたのか

鎌倉:沖縄放送局の堀之内記者です。激戦の末、3,000票以上の差がつく結果となったわけですが、渡具知さんの勝因をどう見ますか?

堀之内公彦記者(沖縄局):やはり前回、自主投票だった公明党の支援が大きかったと思います。公明党の国会議員や県議が連日、渡具知さんと共に支持を訴え、党の関係者によりますと、いち市長選挙でこれほどまでの態勢を組んで応援をしたということは過去にないと話すくらいの、力の入れようだったということです。また渡具知さんは、現職は移設問題にこだわりすぎだと批判し、経済活性化や子育て支援策を前面に打ち出し、働く世代の支持を広げていったということも勝因として挙げられると思います。実際に渡具知さんの街頭演説では、若い方たちが多く訪れて話を聞いておりまして、またそのほか、期日前投票所には若者たちがまとまって訪れている姿が印象的でした。

鎌倉:3,000票の、その差の背景には、公明党の支援や若い人への浸透というものが見られたということですね。

田中:今回、NHKが投票当日に行った出口調査の結果です。期日前投票は調査の対象になっていません。この調査では、基地移設に反対、どちらかといえば反対と答えた人は合わせて75%でした。こうした移設に反対する人たちの中には、複雑な思いもありました。
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密着 名護市長選 基地移設に揺れる住民たち

移設先とされる名護市の東海岸に住む、比嘉政昭さん。海上工事が進む現状を、複雑な思いで見ています。
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比嘉政昭さん
「実際にああいった大きな作業船があるのを見たら、もう僕はだめじゃないかなと思う。」


比嘉さんは、これまで移設に反対する候補に投票してきました。しかし、もはや工事を止めることはできないと、今回は渡具知さんに投票したのです。

比嘉政昭さん
「反対しても反対しても基地はもうできちゃってるんです、できつつあるんです。もう僕らの力、市長の力でも基地は止められないと思います。もう国がやるって決めているんですから。」


比嘉さんが今回の決断をした背景には、苦しい地元の実情がありました。農業以外に目立った産業のないこの地域。にもかかわらず水源は十分ではありません。かぼちゃ農家の比嘉さんは、農業用水を得るために何度も水くみ場まで車で往復しています。

比嘉政昭さん
「この(水を運ぶ)作業も、ものすごいもったいないんですよ。他の作業ができないから。お金がとれる作物に変換したくても、やっぱり水なんですよ。」


渡具知さんは今回、東海岸にかんがい施設を設置することを公約に盛り込みました。どうせ基地ができてしまうのなら、せめて地元の生活水準を向上させてほしい。比嘉さんは苦しい胸の内を明かしました。

比嘉政昭さん
「誰も基地が来て喜ぶ人はいないですよ。だけど基地がもう止められなかったら、今後のことも考えていかなければいけないんじゃないかなと。基地の負担だけ押しつけられたら、たまったもんじゃない。」


一方で、相次ぐアメリカ軍の事故やトラブルに、改めて移設反対の気持ちを強くした人も少なくありません。名護市中心部に住む、主婦の金武麻矢さんです。
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金武麻矢さん
「許せないですよね。やっぱり悲しみをこえて、怒りになる。」


小学校にヘリコプターの窓が落下した事故は、幼い子どもを抱える金武さんにとってひと事ではありませんでした。その後も相次いだアメリカ軍機のトラブル。そして何よりショックだったのが、国会で副大臣が「それで何人死んだんだ」と飛ばしたやじでした。

金武麻矢さん
「沖縄の人の命を軽んじてるように聞こえるからすごく傷つくし、こんな言葉、子どもに聞かせたくないと思います。」


金武さんは、基地負担を背負い続けてきた沖縄の思いを選挙結果で示したいと、稲嶺さんに投票しました。

金武麻矢さん
「この子たちに、今後何十年使われていくか分からない基地を私たち大人が残していくというのは、やっぱり違うと思います。この基地を沖縄の中で押しつけあったりするものでもないと思うし、本当に嫌なやり方で国は沖縄の人に決断を迫ってくるなと思って、悔しいです。」


基地移設問題に対して反対か容認か。20年以上にわたり、繰り返し問われてきた住民たち。その結果、地域は分断され、深い傷痕となって残っています。それを日々感じているのが、移設を受け入れてきた辺野古の漁師たちです。工事が始まり、現場の海で漁ができなくなった今、政府から海上警備の仕事を請け負っています。仕事の性質上、移設に反対し抗議する人たちと対じしなければなりません。
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辺野古に住む漁師の1人が、分断される町の苦しみを分かってほしいと匿名で取材に答えてくれました。

辺野古の漁師
「国がやることに対しては、反対派もいれば賛成派もいるし、確かに二分してるには間違いないですけどね。とにかく複雑な気持ちが今はあります。本土の方は当たり前に沖縄には基地があると聞いているけど、(市民の対立が)こんな状況になっているとは分からないと思いますよ。もうどうしようもないですね。」 


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対立と分断の果てに

松本卓記者(政治部):
ここからは、政治部の松本記者にも加わってもらいます。まず堀之内さん、


鎌倉:長年、重い選択を迫られてきた地元の人たちからは、ある意味、本当に疲れを感じますよね。

堀之内記者:取材しますと、渡具知さんに投票したという人も、心の奥底では基地がないほうがいいというふうに思っている方が多く、そうした状況の中で20年以上も分断が続いているということで、疲れきっているという印象を受けました。さらに、これまで反対の民意を示しても工事が実際に進められている中、市民の間には、いわば諦めのような感じもあります。

鎌倉:苦渋の決断をせざるをえなかった人もいたということですよね。

堀之内記者:そうですね。そうした複雑な状況の中で、渡具知さんは当面、この問題については慎重な対応をしていくことが考えられます。

鎌倉:今回の選挙結果を受けて、政府、そして沖縄県は今後どう対応していくのか、安倍総理大臣と翁長知事の反応です。

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選挙結果の受け止めは

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安倍首相
「名護市の市民の皆様に感謝したいと思います。(次の)市長が公約したことについては、国としても責任を持って応援していきたい。そして基地問題については、市民の皆様のご理解をいただきながら、最高裁の判決にしたがって進めていきたい。」


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沖縄県 翁長知事
「まず国が、最初に沖縄県側から出した民意というものを尊重したかどうかについては、全く一顧だにしなかったというのは事実関係としてある。今のところ私が公約を掲げて支えていただいた県民の民意というのは、生きているということは当然だと思っている。」


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どうなる移設問題

鎌倉:政治部の松本記者です。今回の結果を受けて、国は今後、移設問題の信任を得たと捉えて、計画を進めていくことになるんですか?

松本卓記者(政治部):辺野古への移設が唯一の解決策という政府の方針に変わりはないんですけれども、政府内には、より円滑に名護市との協議が進むことへの期待感があります。今後は法律に沿って対応するとしている渡具知さんの意向を確かめながら、1日も早い移設の実現を目指す方針です。一方で、政府・与党内には選挙に勝ったからこそ丁寧に進めていくべきだという声も聞かれます。政府としましては、移設のメリットを丁寧に説明し、粘り強く理解を求めていく考えです。

鎌倉:一方で、住民の中には依然として反対の声もありますけれども、こういった声にはどう応えていくんでしょうか?

松本記者:安倍総理大臣も日頃から強調していますように、沖縄県民に寄り添いながら、基地負担の軽減を着実に進めていく方針です。ただ、アメリカ軍による事故や事件が相次いでいるほか、アメリカ軍ヘリコプターのトラブルでは、その深刻さや安全性への認識を巡って日米で違いがあることも明らかになり、影を落としているのも事実です。政府としましては、事件・事故などの再発防止に努めるのはもとより、日米で合意した返還計画や、地元経済活性化への支援策を着実に実行に移すことで、結果を出していきたいとしています。

鎌倉:次の焦点は秋の沖縄県知事選挙ですね。今回の結果、翁長さんにとってかなり厳しい状況になるんではないでしょうか。

松本記者:翁長知事は、先ほどのVTRにもありましたように、移設阻止の旗を降ろす考えがないことを強調していましたが、二人三脚でこれまで移設阻止を掲げ、政府に対抗してきた稲嶺さんを失ったということは、あまりにも大きいといえます。今年の秋の県知事選挙で、翁長知事が再選を目指す態勢を整えるのは簡単ではありません。いずれにしても、辺野古沖の埋め立てを承認する権限を持つ知事を選ぶ選挙は、移設計画に大きな影響を及ぼしますので、その行方を注目していきたいと思います。

鎌倉:今回の市長選挙の結果は、沖縄の将来、そして基地問題にとって、大きな節目になるかもしれません。住民たちの判断の裏側には、長年の苦悩や葛藤、そして疲弊があることも分かりました。国家レベルの問題の選択を住民たちに迫り続けてきた現実を、私たちも直視しなければいけないと思います。(終)


「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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