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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

今年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に関するまとめ・総評

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青山繁晴議員等のまともな国会議員は別としても、この緊迫した国際環境の中で相変わらず「モリ・カケ」ばかり騒いでいる日本の国会やメディアが「学級会レベルである」というのは2週間程前にも書きましたし、「この問題に関わって時間を取られるのは(私も含めて)全くの無駄である」という事も、このブログでは過去に何度も書きました。

その一方で、最近緊迫の度を増している「北朝鮮問題」「米朝首脳会談」を中心に、そういった外交問題を取り扱うメディアの姿勢などに注視してしばらくはブログを書くつもりである、という事もここ最近の記事では書きました。

にもかかわらず、今回はそれらとは全く関係のない
NHK大河ドラマ『西郷どん』
の事について書こうと思います。
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まあ「米朝首脳会談」については、もうしばらくの間は「揉み揉みする」(=二転三転する)でしょうから、今の内にこの「しょーもない話」について一応のケリをつけておきたいと思います。
(※そんな訳で今回は当然、歴史、ドラマ、小説カテゴリの話になります)



昨年末および今年の年初にこのブログをご覧になった人は覚えておられるかもしれませんが、私は相当な幕末オタクですから、今年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に関しては当初から「良くも悪くも」それなりに注目していました。

<過去記事リンク>
野田聖子発言と「西郷どん」と安倍総理の「憲法改正」の関係性(2018/01/18)
西郷隆盛の大河ドラマであれば「征韓論」の話は避けられないよねえ(2018/01/05)
NHK御用達の反原発プロ市民について。余談として幕末関連の話題を少々(2017/12/29)
来年の幕末薩摩の大河ドラマを来月に控えて、幕末関連の話などを少々(後編)(2017/12/02)

今後この『西郷どん』に関する話題は基本的に(多分終盤に少しだけ登場すると思われるアーネスト・サトウに関する事以外は)二度と触れないつもりですので、まさかそういった話題を求めてこのブログに来る人がそんなにいるとも思えませんが、私が『西郷どん』に対して抱いている認識を勘違いされては困りますので、ここで一応の論評を書く事によってケリをつけておこうと思いまして、今回わざわざ書く事にした訳です。



さて、上記の一連の過去記事でも書きました通り、私は今年の大河ドラマ『西郷どん』は、
多分3年前のゴミ長州大河『花燃ゆ』の二の舞になる
と予告しておきましたが、今現在半ば近くまでストーリーが進んできているのと照らし合わせてみても(※実際はクダラない話に時間を割きすぎて西郷隆盛の人生のまだ序盤部分なのだが)、実際確かに、
3年前のゴミ長州大河『花燃ゆ』と全く同じだった
という結果が見えてきています。

<参考用リンク:拙ブログ内のNHK大河『花燃ゆ』カテゴリリンク
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いやはや、私もちょっと認識が甘かったです。
酷い内容になる事は薄々分かってはいたものの、少なくとも「あの」3年前のゴミ長州大河『花燃ゆ』と同じものを「まさか」もう一度作ってしまう程、NHK大河スタッフの力量は堕ちてはいないだろうと勘違いしておりましたので『酷い作品になるのは間違いないが、いくらなんでも『花燃ゆ』よりはマシな程度に収まるだろう』などと楽観視しておりましたが、フタを開けてみれば何の事はない、全く同じゴミ作品でした。

そして過去に繰り返し指摘していた話で、更に言うと多くの鹿児島県民が今現在同じ気持ちを抱いていると思いますけど(※ちなみに私は鹿児島出身者ではない)、
28年前の『翔ぶが如く』のほうが百倍まともだ
という話ですよね。
(※細かい史実云々の指摘は、ドラマ作品なのだからさておくとして)

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それにしても当初から不思議だったのですが、28年前に一度、同じ西郷隆盛を主人公にした作品を作っているにもかかわらず、なぜ今回も全く同じ主人公を選んだのか?これは私だけに限らず、他のネットサイトでも度々言われている疑問でもあり、幕末関連のドラマを作るのであれば他に取り上げるべき人物はいくらでもいる訳で、しかもここ30年間で既に二回も「幕末薩摩」の作品をやっているというのに(=『翔ぶが如く』『篤姫』)、
なぜ今回、また薩摩で、また西郷隆盛なのか?
と、誰だって不思議に思いますよね。

いや。それでも作品としての出来が素晴らしいのであればまだ少しは理解できますが、同じ設定の前作(『翔ぶが如く』)と比べても、お話にならないぐらいの「ゴミ作品」になっているという、これはもう全くもって理解不能な制作姿勢で、
『一体何がやりたくて今回、西郷隆盛を主人公にしたんだよ?』
としか言いようがありません。



まあ、ねえ。
これは3年前の『花燃ゆ』の時から私がずっと言い続けている事ではあるのですが(今年1月の記事でも書きましたが)、どう見てもこれは「NHKのゆがんだイデオロギー」が影響しての結果としか、私には思えません。

それは要するに、
(1) 「薩長明治新政府=戦前の日本」なのでネガキャンをやりたい。
(2) 安倍総理の地元は長州なので、薩長へのネガキャンをやりたい。
(3) 「明治維新150年」をポジティブに捉えている安倍政権に対してネガキャンをやりたい。

これらの事を、視聴者には気づかれないようにこっそりと印象操作によって国民に対して植え付けたい、という事なのだと思います。
(※ドラマの中だけに限らず、NHKを中心にして裾野が広がっているサヨク系メディアも使って、そういった雰囲気を喚起する事も含めて)

「いわゆるサヨク」の連中が「薩長明治新政府を嫌っている」という事は、私は過去に何度も書きましたし、特に今年の1月18日の記事でその辺の話は詳しく解説しましたので、興味のある方はそちらをご覧になって下さい。

またそれに関連して「NHKの幕末の大河ドラマ作品」が過去にどのように作られてきたのか?という事についても併せて、以下の過去記事で詳しく解説してありますので、興味のある方はこちらもご参考までに紹介しておきます。

続・日本人にとって明治維新は良かったのか?悪かったのか?(2015/03/26)
倉山満と私の「幕末物のNHK大河ドラマ」に関する論評(2015/02/08)
花燃ゆ、幕末長州、吉田松陰 番外編「司馬遼太郎作品について」(2015/05/05)


私は上記で今回の『西郷どん』に対してただひたすら「ゴミ作品」としか書いてないので『では具体的にどこがどうゴミ作品なのか?』という事を本来であれば詳しく指摘しなければならないのでしょうけれども、う~ん、ハッキリ言ってそんな事を指摘する気力も無い、というか「時間の無駄」だとも思ってます。まあ一言で言えば、
2002年以降粗製乱造されている「スイーツ大河」の一つに堕しており、それが女性主人公の作品(『篤姫』『江』『花燃ゆ』等)であればまだしも、まさか“西郷隆盛”主人公で「スイーツ大河」になるとは言語道断である
という話です。
(※つーか、昔散々書いたけど「スイーツ話」を観たけりゃ「朝ドラ」観れば済む話だろう?なぜわざわざ大河でやる必要があるんだよ?って事よ)

なにしろ28年前の『翔ぶが如く』が、これとは逆に「熱い薩摩隼人たち」を描いた男臭い熱血幕末大河であっただけに、この落差はデカ過ぎます。年配の鹿児島県民はあっけにとられて腰が抜けてるんじゃないでしょうか?
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そしてなぜNHKがこういった「スイーツ大河」ばかりを粗製乱造するのかと言えば、その理由も私は3年前にかなり詳しく書きましたので興味のある方は以下の記事を参考になさって下さい。

なぜ大河ドラマは滅びるのか 後編(2015/03/01)

ただし、NHKも多少反省をしているのか、再来年の大河は脚本に池端俊策氏を起用する予定みたいですから、少しは方向転換する気があるのかも知れませんが、私としては『今更何やっても無駄だよ』と思ってますけどね。

2020年 大河ドラマ 制作・主演決定!脚本 池端俊策 & 主演 “明智光秀” 長谷川博己 (2018.04.19)
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=14251

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まあ私としてはジェームス三木先生は別格としても、池端俊策氏への評価は、多少微妙な所もあります。両氏は3年前に「経世済民の男」で共に脚本を書いておりましたので、その時に少しだけ論評を書きました。

経世済民の男「高橋是清」。脚本はジェームス三木(2015/08/30)

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しかしまあ、この両氏であれば「慶喜を守る為とはいえ、主人公である西郷に人殺しをさせる」とか、「大久保に月照殺害の命令を出させる」とか、そんなわざわざ入れる必要もないエピソードなんか入れないでしょうし、ましてや今回の『西郷どん』で散々描かれている女性キャラによる「場違いな自己主張の場面」なんか入れるはずもありません。
(※というか、どう見ても『西郷どん』の脚本家は男性キャラには全く思い入れが無く、女性キャラにはやたらと思い入れたっぷりに持ち上げる描写が多い。男(西郷)が主人公のはずなのに。まあ女性が主人公だったのに「全くろくでもない女性キャラだらけ」だった『花燃ゆ』と比べてどっちが酷いのか?よう分からんけど。とりあえずどっちも「幕末の歴史には全く興味が無い脚本家が書いている」というのは見事に共通してるよな)

そして「スイーツ大河」である『西郷どん』では当たり前の話ですが、『篤姫』とか『花燃ゆ』もそうであったように、大体ストーリーの山場とか重要な場面は「泣き話」(=親族が死んだとか、貧乏・困窮しているだとか、理不尽にいじめられたとか)ばかりなんですよね。

ご存知の方がおられるかも知れませんが、同じ西郷隆盛を主人公にした『翔ぶが如く』のキャッチフレーズは、
『泣こよっかひっ翔べ!』
だったのです。

『翔ぶが如く』Wikiより以下に抜粋。
>『翔ぶが如く』という題は、「泣こよっかひっ翔べ」の言葉に象徴される薩摩隼人の行動力を、司馬がイメージして原作に付けたものである。
(以下略)

女性が主人公だった『篤姫』や『花燃ゆ』ならば、その設定上「泣き話」ばかりになってしまうのもある意味仕方がないとは思うけれども、西郷隆盛が主人公で、しかも28年前に『泣こよっかひっ翔べ!』をキャッチフレーズにしていた同じ西郷大河を作っているというのに、敢えて今回「泣き話」だらけの「スイーツ大河」を作るというのは、一体何考えてんでしょうね?




「明治維新は良かったのか?悪かったのか?」という話をする時は、これまで過去に何度も書いてきましたように、「司馬遼太郎」「司馬史観」の話は避けて通れません。

そしてこれも過去に何度も書いてきましたように、私は、
江戸幕府も、薩長明治新政府も、どちらもポジティブに捉えています

話は全然飛びますけど、百田尚樹氏が日本史の本を書いているようです。

https://twitter.com/hyakutanaoki/status/999513698803707904



https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1000627065467486208


私個人としては、上記のような歴史観の持ち主ですから、話の流れの中で出てきた言葉とはいえ「薩長の史観」という言葉を見るだけでもドキッとしてしまうのです。

https://twitter.com/U40rou/status/1000633269388365825



NHKが2015年には長州吉田松陰を、そして今年2018年には薩摩西郷隆盛を取り上げたというのは、私は偶然ではないと思っています。

それは続・日本人にとって明治維新は良かったのか?悪かったのか?などの記事で取り上げましたように「1990年の『翔ぶが如く』以降、幕末の薩長側の大河ドラマが20数年間全く無い」という事に対する「穴埋め」という要素も多少はあるのかも知れませんが、やはり一番重要なのは、
司馬遼太郎の大河『花神』『翔ぶが如く』に対するアンチテーゼ。更にはその両作品を上書きして消し去りたい
という思惑から来ているのだと思うのです。

もちろん2015年=長州=吉田松陰=『花燃ゆ』も、2018年=薩摩=西郷隆盛=『西郷どん』も、どちらも「まともな大河ドラマではないスイーツ大河」ですから、その上書き足りえたとはとても言えないでしょう。

しかしそれでも『薩長大河だから失敗作に終わったんだ』=「薩長に対するネガキャン」という最低限の目的をNHKは果たせるのだから、多分それで十分なのでしょう。2015年も2018年も、NHKは全く同じ戦略を採用しています。

成功作を狙って作るのは大変だけど、失敗作を狙って作るのはアホでも出来ますからねw

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(終)

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