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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

NHKニュースウォッチ9における原発トリチウム及び特攻隊報道(前編)

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今回は8月30日(木)に放送されたNHKニュースウォッチ9について書きたいと思います。

昨年、有馬桑子に変わった、このニュースウォッチ9については、昨年からずっと続けられていたモリ・カケ騒動も含めて、そのあまりにも酷い(有り体に言えば左がかった)番組内容を私はずっと糾弾してきました。

それは、私がもう一つのウォッチング対象としているニュース7と比べても、更に言えば、近年のニュースウォッチ9(例えば河野憲治、大越健介)と比べても、明らかに左がかった酷い番組になっているという事です。


そんな訳でさっそく本題に入りたいと思います。

まずはNHKのプロパガンダの定番原発報道から始めます。

ニュースウォッチ9で放送された原発報道は基本的にNHK公式サイトで紹介されている内容と似ておりますので、以下にNHK公式サイトの記事と、番組からスキャンしたピクチャをセットにして紹介します。

福島第一原発 トリチウム水の放出に反対意見多数 公聴会 2018年8月30日 14時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180830/k10011599901000.html

(以下、公式サイトより抜粋して引用)
福島第一原子力発電所にたまり続けている「トリチウム」という放射性物質を含む水の処分をめぐり、国の有識者会議は30日、一般から意見を聞く初めての公聴会を福島県で開き、風評被害を招くなどとして海に放出する処分方法に反対する意見が多くあがりました。

福島第一原発で出る汚染水を処理したあとの水には、取り除くのが難しい「トリチウム」という放射性物質が含まれていて、原発の構内でおよそ92万トンが保管され、増え続けています。

この水の処分について国の有識者会議は、一般から意見を聞く初めての公聴会を開き、初日の30日は福島県富岡町の会場におよそ100人が集まりました。(以下略)

(以下、ニュースウォッチ9の番組画面をスキャンしたピクチャをいくつか紹介)
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もし仮にNHK公式サイトの記事を全文読んだとしても、実際にニュースウォッチ9で放送されたプロパガンダの酷さは分からないと思います。

実はニュースウォッチ9内では、この公式サイトには書かれていない重大な事実についての報道がなされています。

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ニュースウォッチ9のナレーション
『全国の原発では希釈された水が海に放出されています』

(参考用リンク)
池田信夫 blog : トリチウム水を止めているのは福島県漁連だ 2018年08月31日
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52018952.html
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(以下、一部抜粋して引用。赤字は私の編集による)
福島第一原発で1000基近いタンクに貯水されているトリチウム水は92万トン。それを毎日5000人が取水してタンクに貯水する作業をしている。他の原発ではトリチウムを環境基準以下に薄めて流しており、福島だけまったく流さないことには科学的根拠がない。(以下略)
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ひょっとすると、これをご覧になって、
『なんだ、ニュースウォッチ9の事を酷い酷いと言っているが、ニュースウォッチ9はちゃんと事実を報道しているじゃないか』
と感じる方がおられるかも知れません。

そうではありません。

実はこの場面(他の原発ではトリチウムを希釈して放出している事実の報道)というのは、
ほんの一瞬放送されただけで、よほど注意して番組を見ていないと視聴者の脳みそにはほとんど残らない
というぐらいに途中で一瞬放送されただけ」なのです。

実際の番組内容では、後半部分の「漁業者からの不満、反対の意見」が一番時間をかけて番組が主張しており、よほど注意して番組を見ている(私のような)人間は別として、普段なんとなく番組を眺めている大多数の一般国民からすれば、頭に残るのはその「漁業者からの不満、反対の意見」の部分だけなのです。

「他の原発ではトリチウムを希釈して放出している事実の報道」をニュースウォッチ9の中で一瞬だけ放送したのは、私のような人間がNHKの原発報道に対してクレームをつけた場合に、『いいえ、我々もちゃんと事実を報道してますよ』というアリバイ作りの為なのです。

そしてこの事実がなぜ公式サイトの記事では載っていないのか?というと、それはTVのプロパガンダ(洗脳)とは違って、公式サイトにわざわざ記事を見に来る人というのは何かを調べる為に来る人ですから、プロパガンダ(洗脳)の通じる相手ではありませんので「事実を伏せて、それ自体を知らせない」という方法を取っているのだと思います。アリバイは一つあれば十分、という事なのでしょうから。
(※15:30追記:実はNHK公式のニュースサイトとは別に、ニュースウォッチ9の公式サイトの「特集ダイジェスト」でも、この8月30日のトリチウム報道のダイジェストが載せてありました。ここでは一応「全国の原発では、希釈された水が海に放出されています」と書かれてはいます。ただし一般的に考えて、公式ニュースサイトを見に来る人が多少いたとしても(今回の私がそうであったように)このニュースウォッチ9の特集ダイジェストのサイトまで見に来る人はほとんどいないでしょうね)


NHKのプロパガンダというのは、これぐらい巧妙なのです。
長年NHKをウォッチングしている私は、元より承知している事ですけど。



そして何より今回のNHKの原発報道が酷いのは、NHKはこの番組の中でしきりと、
『事実はともかくとして風評被害が心配だから、トリチウムの放出はいかがなものか?』
といった印象操作をしている点です。

私は原発事故後、このブログで何度も、
『NHKこそが風評被害拡散日本一の組織である』
と繰り返し述べてきました。

3年目の今年も同じ事を言います。「風評被害を作り上げたのはNHK」(2014/03/09)

(以下、過去記事より抜粋して引用)
上記にも紹介してある通り、NHKは先日のニュース7「福島の自主避難者が帰る
事が出来ない」
というニュースをこれ見よがしに報道していた。
『福島の人々は今も心理的に放射能を恐れて、故郷に帰還する事が出来ない』と。
要するに、全て原発が悪い、東電が悪いのだ、と。

そのニュース報道を見た私はNHKは不思議な事を言う』と思った。

福島の人々が故郷に帰れない状況こそ、NHK反原発サヨク
の連中
望んできた状況であり、また作り上げた結果でもある。
その逆の結果(=福島に帰る事が出来る結果)になっていれば、
それはあなた達のプロパガンダによる影響力が無くなった、と
いう事を意味する。
(以下略)

https://twitter.com/U40rou/status/1035166674339553280


風評被害を作り上げた当事者であるNHKや反原発サヨクの連中が『風評被害が恐ろしいのでトリチウムの放出は危険だ』と、ぬけぬけと煽っている。

こういうのを世間では「自作自演」と言う。

沖縄の基地問題と構図は全く同じである。

風評被害=なんとなく怖いからやめておこう、という国民的な意識によるのもの。

原発に対する恐怖心が国民から消えてしまっては困る人達がいる。
オスプレイに対する恐怖心が国民から消えてしまっては困る人達がいる。

この両者はずっと恐怖の対象でなければならない、という立場の人達がいる。


そしてこの構図を成り立たせる為には「弱者、被害者」を最大限に利用する。

至極単純で分かりやすい構図である。



こんな見え透いた手口を何年も使い続けるNHKサヨクもロクでもないが、それにまんまとハメられて気がつかない国民のほうも、ネットの無かった時代であればいざ知らず、そろそろNHKやサヨクの「詐欺的手法」に対して声を上げるぐらいの毅然とした姿勢を見せてもらいたいものだと思う。

https://twitter.com/sasakitoshinao/status/1035305928302764032


思ってた以上に原発関連の記事が長くなってしまいましたので、「ニュースウォッチ9の特攻隊報道」については、次回の後編に回します。
【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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